Microsoft、Atom搭載「Surface 3」を499ドルで発売へ
Microsoftが、Windows 10にアップデートできる安価なSurfaceタブレット「Surface 3」を発表した(日本での発売は未発表)。プロセッサはARMベースではなく、Intel Atom x7で、価格はSurface Pro 3より300ドル安い499ドルから。
米Microsoftは3月31日(現地時間)、Windowsタブレット「Surface」シリーズの新モデル「Surface 3」を発表した。26の国と地域(日本は含まれない)で同日予約を開始し、5月5日に出荷する。価格は、Wi-Fiモデルが「Surface Pro 3」の799ドルより300ドル安い499ドルから。LTEサポートモデルも発売の見込みだ。
Microsoftはこれまで、ARMベースの価格が手ごろなタブレット(旧「Surface RT」)の名称を「Surface」、「Surface 2」としてきたが、「Surface 3」のプロセッサは米IntelのAtom x7。ARMベースのSurfaceはWindows 10にアップデートできないと発表しており、今後はエントリーモデルもAtomベースにしていくようだ。Surface 3はWindows 8.1搭載で、今夏公開予定のWindows 10にアップデートできる。
ディスプレイサイズは従来のどのSurfaceとも異なる10.8インチ(1920×1280)なので、既存のSurfaceシリーズのタイプカバーを流用することはできない(キーボードとしては使えるがカバーにはならない)。
重さは622グラムで厚さは8.7ミリ。ストレージ/メモリは64Gバイト/2Gバイトのモデルと、128Gバイト/4Gバイトの2種類ある。後者の価格は599ドル。パッケージにはタイプカバーやスタイラスは含まれていない。
専用タイプカバーは5色あり、価格は129.99ドル。Surface Pen(スタイラス)は4色あり、49.99ドル。こちらはSurface Pro 3でも使える。
機種名 | Surface 3 |
---|---|
OS | Windows 8.1(Windows 10にアップデート可能) |
ディスプレイ | 10.8インチ Super AMOLED(1920×1280) |
CPU | Intel Atom x7(1.6GHzクアッドコア) |
RAM | 2Gバイト/4Gバイト |
ストレージ | 64Gバイト/128Gバイト |
外部メモリ | microSD |
メインカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 350万画素 |
サイズ | 267×187×8.7ミリ |
重さ | 622グラム |
バッテリー持続時間 | 10時間 |
ネットワーク | Wi-Fi、LTEモデルあり |
ポート | フルサイズのUSB 3.0、Mini DisplayPort、Micro USB、ヘッドセット、カバー |
色 | シルバーのみ(別売のタイプカバーとスタイラスは数色) |
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