「スクショ貼り付けでTwitter投稿」が危険な理由:半径300メートルのIT(1/2 ページ)
本連載をまとめた「デジタルの作法」がベストセラーになりました。この記事に“証拠のスクショ”もあります――と、まずは記事をご確認くださいませ。
大変です。こんなニュースが飛び出しました。この連載を書籍化した「デジタルの作法」がベストセラーになったという記事が、ITmedia エンタープライズに掲載されました。この“スクリーンショット”が証拠です!
――と、自分でやっていて情けなくなりましたが、こんなニュースはITmedia エンタープライズが取り上げる訳がないですね。もちろん、こんな記事は存在しません。私が3分くらいで、HTMLを書き換え、スクリーンショットとして作り出したウソ記事です。ちなみにこの連載を書籍化した「デジタルの作法」はきちんと発売されていますので、ぜひこの記事の通り手にとっていただけるとうれしいです(苦笑)。
「スクリーンショットだとページビューにならない」という大人の理由は通用するか
さて、この“スクリーンショット”。特にTwitterを使う若い方々の間では、いまやURLを送るよりも、面白いと思った部分をキャプチャして、スクリーンショットの画像を送るという「文化」があるようです。
スクリーンショットだけで情報の共有、流通を行うと、それこそ元のページにアクセスすることなく、情報を得ることができます。このコラムが掲載されているアイティメディアは、どのくらい記事が読まれたかという「ページビュー」が指標になっており、スポンサーが付くようになるので、「記事は画像で伝わるけれど、元のページビューとして計上されない」ことは大問題になります。これは以前少し話題になった、iOS 9による「コンテンツブロッカー」機能を使った、広告を表示させない仕組みの問題と同様かと思います。
しかし――それはあくまで「大人の理由」。スクリーンショットがスマートフォンの機能として存在する以上、それを止めることはできません。なので、この大人の理由に対しては、「スクリーンショットでの情報流通は推奨しません」としかいいようがないのが実情です。できればURLも一緒に――といいたいですが、ひょっとしたらもはやURLなんていうのは、スマホネイティブ世代は気にしないものなのかも、とも思いました。
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