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Uber、ピッツバーグの公道でFord Fusionベースの自動運転車テスト走行開始
配車サービスのUberが、同社の研究施設の拠点であるピッツバーグで、Ford Fusionベースの自動運転車の公道でのテスト走行を開始したと発表した。(自動運転車の画像あり)
米配車サービスのUberは5月19日(現地時間)、米ペンシルベニア州ピッツバーグの公道で、自動運転車のテスト走行を開始したと発表した。
Uberは昨年、米カーネギーメロン大学との提携により、ピッツバーグの同大学キャンパスの近くにUber Advanced Technologies Center(ATC)を設立し、「安全で信頼できる輸送手段をどこでも誰にでも提供するというUberのミッションを促進するための長期的な技術の開発」に取り組んでいる。
Uberの自動運転車は米Fordの中型セダン「Fusion」のハイブリッドモデルをベースにしており、天面に各種センサーの他、米GoogleのStreetview Carのように地図データ収集のための複数のカメラも搭載している。
Uberの自動運転車はGoogleのトヨタモデルの自動運転車と同様に、自動運転モードでも必ずドライバーが運転席に座っており、いつでもマニュアル運転に切り替えられる。
Uberは、自動運転の取り組みはまだ初期段階であるとし、実用化のロードマップは公表していない。
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