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Microsoft、LinkedInの買収完了 Outlookとの連係など8つの計画を披露
Microsoftが262億ドルのLinkedIn買収を完了したと発表した。LinkedInは独立子会社として存続する。サティア・ナデラCEOは、LinkedInとWindows、Outlook、Officeなどとの連係など、8つの計画を自身のLinkedInブログで紹介した。
米Microsoftは12月8日(現地時間)、米LinkedInの買収を完了したと発表した。LinkedInは独立子会社としてジェフ・ワイナーCEOが経営する。
Microsoftは6月にLinkedInを約262億ドルで買収すると発表した。
ワイナー氏はLinkedInの公式ブログで、「今後もわれわれのミッションもユーザー体験も変わることはない。ユーザー第一であることも、プライバシーとセキュリティを重視することも変わらない」と語った。
Microsoftのサティア・ナデラCEOは自身のLinkedInブログで、6月からの数カ月で両社で検討したサービス統合シナリオから、以下の8つの構想を紹介した。
- LinkedInのユーザープロフィールおよびネットワークとOutlookおよびOfficeとの連係
- LinkedInの通知のWindowsの「アクション センター」での表示
- Wordで作成する履歴書をLinkedInのプロフィールの更新に利用できるようにする
- Microsoftの多様なサービスでの広告コンテンツの表示
- LinkedIn Lookup(社内の人材検索機能)とMicrosoftのActive DirectoryおよびOffice 365の連係
- オンライン学習サービス「LinkedIn Learning」のOffice 365およびWindowsエコシステムでの提供
- MSN.comとその他のMicrosoftのコンテンツでのビジネスニュースデスクの開発
- LinkedInの見込み客開拓ツール「Sales Navigator」とMicrosoftのERP+CRMサービス「Dynamics 365」の双方でのソーシャルセリングの再定義
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