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Facebook、中間選挙投票日前夜に115件の問題アカウントを削除
Facebookは中間選挙投票日前日、“連携して虚偽の行動をする”Facebookアカウント30件とInstagramアカウント85件をブロックしたと発表した。
米Facebookは米中間選挙投票日前日の11月5日(現地時間)、“連携して虚偽の行動をする”アカウント115件を4日の日曜日にブロックしたと発表した。
内訳は、Facebookアカウントが30件とInstagramアカウントが85件。これらのFacebookアカウントによるFacebookページはフランス語あるいはロシア語だったが、Instagramアカウントのほとんどは英語で、いずれもセレブの話題や政治的議論をテーマとしたものだった。
ブロックの経緯は、4日夕方に警察から外国企業につながるとみられるオンライン行動について連絡を受け、社内でも調査して確認したという。まだ調査の初期段階ではあるが、投票日前ということで発表に踏み切った。今後の調査でこれらのアカウントの出自などが明らかになれば、あらためて報告するとしている。
同社は2016年の米大統領選の結果にFacebookでの虚偽情報拡散が影響したとして批判されて以来、対策に取り組んでいると折に触れて発表している。
10月には、米中間選挙に向けて「War Room(作戦司令室)」を立ち上げ、リアルタイムで不審な投稿をチェックしていると動画付きで紹介した。
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