GitHub、無料ユーザーもプライベートリポジトリを使い放題に
GitHubが、無料ユーザーもプライベートリポジトリを無制限に使えるようにした(共有は3人まで)。料金体系は変わらないが、有料プランの名称も少し変わった。
米Microsoft傘下の開発者向けのソースコード共有サービスGitHubは1月7日(現地時間)、無料ユーザーでもプライベートリポジトリを使えるようにしたと発表した。
これまでは、ソースコードを非公開にできるプライベートリポジトリを使えるのは月額7ドル以上の有料ユーザーのみだった。新プランでは、無料ユーザーでも無制限にプライベートリポジトリを使えるが、共有できるのは3人までだ。
また、有料プランの構成を変えた。従来「Developer」という呼称だった月額7ドルの個人向けプランは「Pro」に、GitHubのみで使うものと自社サーバでのホスティングも可能なものの2つに分かれていた2つのビジネス向けプランが1つになり、「Enterprise」という呼称になった。料金は変更なしだ。
プランがIndividualsとTeamsに分かれたが、月額9ドルの「Team」プランをオープンソースプロジェクトで使う場合は従来通り無料だ。以下は、旧料金プランだ。
ナット・フリードマンCEOは公式ブログで「GitHubは、コーディング、共同作業、そして開発者のグローバルコミュニティとのコミュニケーションに最適な場所だ。今回の変更はGitHubの将来への大きな投資であり、われわれは皆さんが2019年に何を築いていくのかを楽しみにしている」と語った。
ニュース解説番組「NEWS TV」で記事をピックアップ
ITmedia NEWS編集部がYouTubeでお届けするライブ番組「ITmedia NEWS TV」で、この記事を取り上げています。ぜひ視聴・チャンネル登録をお願いします。
関連記事
- Microsoft、GitHubの買収を完了 Xamarinのフリードマン氏がCEOに
Microsoftが6月に発表した75億ドルでのGitHubの買収を完了した。クリス・ワンストラスCEOは退任してテクニカルフェローになり、Xamarin創業者のナット・フリードマン氏が新CEOに就任した。 - 「独立性を重視する」「今まで通り自由に使える」 Microsoftが買収するGitHub
米Microsoftが買収する米GitHubのジェイソン・ワーナーさん(シニアバイス・プレジデント)は「これまでとほぼ変わらない。独立性を重視する」と強調する。 - GitHub Developer Program、無料アカウントでも参加可能に
GitHubが、これまで有料アカウントユーザーにのみ提供してきた「GitHub Developer Program」を、無料アカウントユーザーにも提供する。 - GitHub、日本は「米国に次ぐ第2の市場」 オープンソースコミュニティと企業をつなぐハブに
GitHub Japanは、新カントリーマネージャーに藤田純氏が就任したことを発表した。日本は今後も米国に次ぐ「世界第2位のマーケット」として注力していく。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.