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世界のソーシャルソフトとコラボレーション市場、2023年までに2倍成長 活用のカギは従業員――ガートナー予測
ガートナーは、ソーシャルソフトウェアとコラボレーションの世界市場は、2023年までに現在の約倍の48億ドル規模に成長すると予測。企業のデジタルジャーニーの成否は、そうしたコラボレーションで形成されるデジタルワークプレースの活用いかんによるという。
ガートナー ジャパン(以下、ガートナー)は2019年10月8日、ワークプレース向けソーシャルソフトウェアとコラボレーションの世界市場が2018年の27億ドル(推定)から、2023年までに48億ドル規模に拡大するとの予測を発表した。
この予測は、米国、欧州、アジア太平洋の地域で2019年3月から4月にかけて、従業員数100人以上の企業や組織でデジタルテクノロジーを使用する業務に就く正社員を対象に実施した調査結果を基にしたもの。調査では、7261人から有効回答を得た。
2023年までに60%のプロバイダーがコラボレーション市場に参入
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