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東洋製罐、製品マスター管理システムをローコード開発で刷新 工数・工期を3分の1に
東洋製罐は、ローコード開発基盤「OutSystems」とアジャイル方式を採用し、製品マスター管理システムを構築。スクラッチ開発と比べて2〜3倍の開発生産性向上を実現した。
TISとOutSystemsジャパンは2022年4月13日、東洋製罐がローコード開発基盤「OutSystems」を活用して、アジャイル開発で製品マスター管理システムを刷新したと発表した。
東洋製罐グループホールディングス(以下、東洋製罐GHD)は、金属、プラスチック、紙、ガラスなど、各種素材の包装容器メーカー。国内外100社のグループ会社を支える経営基盤の強化に向け、コア業務についてはグループ共有のERP(統合基幹情報システム)を再構築し、グループ各社の固有業務機能を共通アーキテクチャに基づくシステム開発で補完する新たな情報システムの構築を計画している。これにより、グループ経営に必要な情報の一元化と、事業環境変化への柔軟な対応を両立する狙いもあるという。
OutSystemsでマスター管理システムの刷新を効率化 その方法は
今回、その取り組みの一つとして、OutSystemsのローコード開発基盤を用いて製品マスター管理システムを再構築した。
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