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NECのRPAソリューション、組織で共有できる新たなライセンス形態を提供開始
NECは、基幹業務向けRPAソリューション「NEC Software Robot Solution」に新たなライセンス体系として「組織内共用ライセンス」を追加した。1つのライセンスを複数メンバーで利用できる。従来よりも手軽にライセンス共有できることで、「手軽にRPAの利用者を増やしたい」といった要望に応えるとしている。
NECは2022年8月31日、RPAソリューション「NEC Software Robot Solution」の新バージョンで、一つのライセンスを複数の利用者で共有できる新たなライセンス形態「組織内共用ライセンス」の提供を開始した。
組織内共用ライセンスで社内展開が容易に
NEC Software Robot Solutionは「誰もが使いやすい」をコンセプトにしたローコード思想のRPAソリューションだ。ユーザーフレンドリーなUIとステップ数の少ない簡単な設定により、プログラミング経験のない利用者でも直観的にRPAを開発できる。
従来、NEC Software Robot Solutionは、RPAを実行する端末ごとにライセンスが必要な「スタンドアロンライセンス」と、実行端末数ではなく同時実行数にひも付く「フローティングライセンス」を提供していた。フローティングライセンスの利用にはライセンス管理サーバの構築が必要だ。実行状況の把握や管理ができるため全社的なライセンス共有に向く半面、利用にはハードルがあった。
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