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2月8日朝からMicrosoft Teamsに不具合発生 Microsoft 365にも影響
2023年2月8日の朝からMicrosoft Teamsに不具合が発生しており、一時的に会議に参加できない状態になっていた可能性が報告された。その他、Microsoft 365にも不具合が発生しているとみられる。
Microsoftは2023年2月8日、同社のTwitterアカウントで早朝にかけて「Microsoft Teams」(以下、Teams)に不具合が発生し、一時的に会議に参加できない状態になっていたと報告した。同社は「Microsoft 365」をはじめとした他のサービスにも影響が出ていると伝えている。
Teamsにおける不具合発生タイムラインは?
Microsoftが同社のTwitterアカウントで報告した主な不具合報告は以下の通りだ。
- 2023年2月8日 8時38分:アジア太平洋(APAC)地域でホストされているTeamsサービスおよび機能へのユーザーアクセスに問題が発生して調査を開始している
- 2023年2月8日 9時01分:ユーザーがTeamsの会議に参加できない可能性があることが判明。影響を軽減するために影響を受けるインフラからトラフィックを遠ざける処置を実行した
- 2023年2月8日 9時59分:トラフィックのリルーティングを実施し、Teamsの起動とサインインがほぼ回復したことを確認した。サービスが完全に回復するまで引き続き作業を実施する
- 2023年2月8日 12時06分:Microsoft 365のさまざまなサービスがTeamsの不具合と同じ原因の影響を受けていることが判明した
- 2023年2月8日 12時10分:影響を受けているサービスの回復に取り組んでいる
Microsoftはこのところ立て続けに関連サービスの不具合を起こしている。2023年2月7日には「Microsoft Outlook」(以下、Outlook)の不具合によって、数時間にわたりOutlookが使いにくい状況に陥った。この事象はアプリケーションの不具合が原因だったのではないかと指摘されている。
同社は2023年1月25日にも「Microsoft Azure」、Teams、Outlook、「Microsoft Sharepoint」などに関する大規模な障害を起こしている。この障害はルーターの設定変更に起因するネットワークの不具合が原因とされており、数時間から1日ほどサービスが使えない、または不調な状態になった。
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