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なぜDDRはRAID機器障害からのデータ復旧が早いのか? 依頼の約8割を48時間以内で復旧する“4つの強み”とは1秒でも早く重要なデータを復旧するために

企業が保有するデータはビジネスの根幹を支える最重要資産だ。クラウド利用が進む一方、機密性の高い重要データや基幹システムは依然としてRAID機器で運用されることが多い。そのRAID機器に障害が発生し、アクセスが遮断されたら――。ビジネスの現場で、重要なデータを迅速・確実に取り戻すための「正解」をデータ復旧のプロフェッショナルに聞いた。

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RAID機器の障害にいち早く対応するためには

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デジタルデータソリューションの新名晴貴氏(データリカバリー事業部エンジニアグループ グループ長)

 ビジネスの根幹を支えるデータにある日突然アクセスできなくなる――。これは決して人ごとではなく、データを保管するハードウェアの経年劣化や操作ミス、ゴールデンウイークや年末年始などの長期休暇明けの通電タイミングなどで起こり得る現実的なリスクだ。「RAID」機器に障害が発生すると、社内システムや業務がストップし、金銭的な損失や信頼の失墜を招く恐れがある。

 データ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」(DDR)を提供するデジタルデータソリューションの新名晴貴氏(エンジニアグループ グループ長)は次のように話す。

 「RAID機器に障害が発生すると、必要なファイルを使えなかったり業務システムが止まったりするため、どれだけ早く業務を再開できるかが重要になります。技術力の高い私たちのような専門事業者にいち早く依頼することが、データを取り戻す一番の近道となります」

 デジタルデータリカバリーは、国内データ復旧市場で2007年から17年連続で高い売り上げ実績を積み上げており、92.6%の復旧件数割合(一部復旧を含む、2025年9月実績、同社調べ)を保持している。2011年1月1日以降のRAID機器故障の相談件数は、1万4900件以上に上る(同社調べ)。

 データ消失の危機に直面した際、多くの現場で陥りがちなのが自力での解決だ。エラーランプの点灯やエラーメッセージに対して再起動を安易に繰り返したり、不十分な知識でリビルド(再構築)を試みたりするのは、かえって障害を悪化させて復旧の可能性を著しく低下させる。

 外付けHDDやノートPCに内蔵されているSSDのように単体の記憶媒体に比べ、RAID機器の復旧は極めて困難だ。データの配置やドライブ間の関係性を正確に把握し、高度な復旧計画を立てる必要がある。ファイルシステムの異常といった「論理障害」と、経年劣化や部品故障などの「物理障害」が併発しているケースも多く、これを見極めるには高度な専門性と豊富な経験が不可欠だ。

データ復旧が早い業者を見極めるための「4つの評価軸」

 迅速かつ確実にデータを取り戻すには「体制」「技術力」「設備」「出張診断」の4点に注目すべきだと、デジタルデータソリューションの田中康貴氏は説明する。デジタルデータリカバリーはこの4点に強みがあり、RAID機器の迅速なデータ復旧を支えている。

体制:24時間365日対応で「一気通貫」のスピード

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デジタルデータソリューションの田中康貴氏(データリカバリー事業部エンジニアグループ フィジカルチーム チーム長)

 「体制」に関しては、24時間365日対応している必要がある。障害は時間帯を問わず発生し、初動が遅れるほど状態悪化やデータ消失のリスクが高まるため、いつでも即座に対応できる体制が求められる。デジタルデータリカバリーは復旧までのタイムロスを最小限に抑えるため、受け付けから初期診断、復旧作業、納品まで自社内で完結している。深夜や休日でも24時間365日受け付け対応を行っており、営業、エンジニア、物流をワンフロア体制としてスムーズに情報を伝達することによって最短で当日、多くは48時間以内で復旧を完了している。工程を一元管理することで、連携ロスや輸送リスクを抑え、安全性とスピードの両立を実現している。

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「データ復旧サービスの流れ」。初期診断後の見積もりまでは無料で、追加料金も発生しない(提供:デジタルデータソリューション)《クリックで拡大》
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データ復旧までのタイムロスを最小限に抑えるため、ワンフロアで効率良く情報伝達・復旧作業を実施している(提供:デジタルデータソリューション)

技術力:復旧件数割合92.6%(一部復旧を含む)を支える豊富な経験とノウハウ

 データ復旧業者の「技術力」を見極めるためには、復旧実績や復旧事例の数が重要だ。デジタルデータリカバリーは1万4900件以上のRAID機器故障の相談があり、これまでの作業実績を蓄積した独自のデータベースと高度なスキルを持つデータ復旧専門エンジニアが案件ごとに的確に判断する。最適なチーム構成で効率良く復旧作業を進めることで、一部復旧を含む復旧件数割合は92.6%(完全復旧52.0%、一部復旧40.6%:データ復旧件数割合=データ復旧件数÷データ復旧依頼件数。2025年9月実績)と安定した実績を示している。ソフトウェアに頼るだけでなく、エンジニアがバイナリデータを直接見て障害原因を特定することもあり、複雑なRAID構成でも復旧できる幅を広げている。

設備:無菌手術室と同レベルのクリーンルームと膨大なドナー在庫

 「設備」に関しては、クリーンルームなどの専用施設や交換部品のストックの有無が重要だ。必要な設備と部品が社内にそろっていることが、迅速な復旧につながる。クリーンルームがなければ、精緻な記憶媒体の物理的な修理が困難になり、部品のストックがなければ、部品手配に数日かかるなど、復旧時間が長くなってしまう。デジタルデータリカバリーは、わずかなチリも許されないHDD内部の開封作業を行うため、無菌手術室と同レベルの専用施設を完備。メーカーや型番、製造年が多様なHDD在庫(ドナー)を常時7000台以上ストックして、部品調達による数日間の停滞も防いでいる。

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クリーンルームで物理障害を取り除き、在庫している部品を使うことで素早く交換できる(提供:デジタルデータソリューション)
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メーカーや型番、製造年が多様なHDD在庫を常時7000台以上ストック。部品調達によるタイムロスを防いでいる(提供:デジタルデータソリューション)

法人向け出張診断:現地での「即日診断」による早期の復旧作業着手

 法人向けの「出張診断」では、持ち込みや郵送が難しい大型のサーバやストレージなどの機器にも対応する。デジタルデータリカバリーは、首都圏であれば現場経験が豊富なエンジニアが最短2時間で現地に向かい、その場で初期診断、可能な場合は復旧まで実施する。初期診断および見積もりは無料(契約に至らない場合も出張費なし)で、セキュリティ上の懸念がある場合もその場で機密保持誓約書を締結して対応する。

困難な状況を打破した3つの事例

 新名氏と田中氏は、幾つかデータ復旧の事例を紹介した。

 「RAID 5は理論上、3本以上あるHDDのうち1本に障害が発生しても正常に稼働するはずです。しかし、実際には1本のHDDの破損でRAID 5が正常に動作しなくなることもあり、物理障害とファイルシステム異常が重なってOSも起動しなくなったという事例もあります」と新名氏は話す。

 「実際の現場では、3本のHDDのうち1本が認識されず、残る2本でもデータを読み出せない状態に陥っていました。さらに3本全てを接続すると、PC自体が立ち上がらない状況です。原因は単純な故障ではなく、『壊れている部分』と『データの仕組みの崩れ』が同時に起きていました。このようなケースは、どこから手を付けるかを誤ると復旧が長引いたり、データを取り出せなくなったりすることもあります。エンジニアはまずデータの仕組みを整え、その後にディスクの状態を踏まえて復旧を進める判断を行い、1日で復旧に成功しました。こうした複雑な判断と作業を一度に進められる点は、専門設備と経験がそろっているからこそ可能な対応です」(新名氏)

 「RAID 5が障害を起こし、ユーザーが再起動したことでOSが起動しなくなってしまった事例もあります。このケースでは、3本のHDDのうち1本が物理的に故障していただけでなく、その状態で復旧を試みたことでデータの並び方自体が崩れていました。見た目は『残り2本で何とかできそう』に見えても、実際にはそのままではデータを読み出せない状態です。エンジニアはまず壊れたディスクのデータを安全に取り出し、残りのディスクも含めて負荷をかけない環境を作成しました。その上で崩れたデータの並びを一つずつ整えながら復旧を進めました。こうした作業は一般的な方法では対応が難しく、専用の設備と経験がなければ長期間を要することもありますが、この事例では2日で復旧を完了しています」(新名氏)

 田中氏は「秋田県のお客さまから連絡があり、その日のうちに出張診断しなければと判断したこともあります」と振り返る。

 「この事例では、非常に重要なデータが入った大型サーバで障害が発生しており、機器が大きくそのまま送ることも難しい状況でした。そこでエンジニアが当日中に現地へ向かい、その場で状態を確認。結果として、機械本体の不具合に加え、ディスクの故障とデータの崩れが同時に起きていることが分かりました。現地で全体像を把握できたことで、その後の復旧方法をすぐに決定し、作業に着手しています。ディスクのデータを一つずつ安全にコピーし、データの並びを再構築していく必要がある難しい作業でしたが、一貫して対応できる体制があったことで復旧まで進めることができました。こうした大規模で複雑なケースは、初動が遅れると対応が長引きやすく、専門的な判断と設備が求められる事例です」(田中氏)

 顧客に合わせて柔軟に対応することもデジタルデータリカバリーの特徴だ。「このようなご依頼は、土日に営業をしている業者でなくてはそもそも対応ができません。お客さまのご要望にいち早くこたえるために、当社で24時間365日ご相談いただける体制をとっています」(新名氏)

「何もせずに専門の事業者に連絡する」ことが最善の策

 RAID機器などに障害が発生した場合、どのように対処すればよいのか。田中氏は「まずは電源を切って、何もせずに私たちにご連絡ください。プロのデータ復旧アドバイザーが対応しますので、障害が発生している機器のモデルや使用年数、状況などをできるだけ詳しく教えてください。ほんとうに小さなことでも構わないのでたくさんの情報を頂ければ、復旧の可能性が高まります。できる限り早く、何もせずに私たちに連絡することがデータの早期復旧につながります」と語った。

 新名氏も「HDDやRAID機器の障害が発生すると、エラー番号を検索して自分で解決しようとしたり、復旧ソフトウェアを探したりすることが多いと思います。しかし、私たちのようなデータ復旧の専門事業者が存在することも、しっかりと覚えておいてください。そうすれば、万が一の事態が発生しても高い確率でデータを取り戻せるはずです。むやみに自力対応を進めると状態の悪化や上書きによって復旧できたはずのデータを失うリスクが高まります。早く復旧するにはむやみに操作を続けるのではなく、初期段階で専門事業者に相談することが重要です」と訴えた。

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「RAID機器の故障時にやってはいけない4つのポイント」。何もせずにデジタルデータリカバリーに連絡すると復旧の可能性が高まる(提供:デジタルデータソリューション)《クリックで拡大》

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提供:デジタルデータソリューション株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2026年6月10日

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