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「eSIM」対応スマホおすすめ3選【2020年最新版】

» 2020年04月06日 14時00分 公開
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 最近、「eSIM(イーシム)」という言葉を耳にする機会が増えてきました。eSIMとは「Embedded SIM」の略で、組み込み式のSIMカードを意味します。

 eSIMでどんなことができるのか、どんな点が便利なのか。eSIMを使えるスマートフォンと料金プランをまとめてみました。

「eSIM(イーシム)」とは

 現在のスマホは一般的に、物理的なSIMカードを挿して利用しますが、eSIM対応スマホの場合はそのSIMカードが必要なく、Webサイト上で手続きすることで通信プランを契約できます。

 eSIM対応スマホの多くは、物理的なSIMカードとeSIMの両方に対応しており、2つのプランを同時に利用できます。例えば、今、契約している携帯電話会社で、データ通信容量が上限に達してしまって通信速度が落ちてしまったとき、通信障害などで利用できなくなったときなどに、eSIMで契約した会社のプランに切り替えてデータ通信をすることができます。

 また、海外に行った際に、現地の携帯電話会社の安価なデータ通信プランを契約して利用することもできます。

 日本では、eSIMサービスのベータ版を提供してきたインターネットイニシアティブ(IIJ)が、正式版「IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロ」を2020年3月19日から開始。データ通信が1GBあたり450円(税別)で利用できます。

eSIM対応スマホはiPhoneシリーズが充実

 eSIM向け通信プランを利用するには、eSIMに対応したスマホが必要です。

eSIM対応スマホはiPhoneシリーズが充実

 日本国内で販売されているスマホで、eSIMに対応したものは、まだ数が多くありません。そんな中、AppleはeSIMの搭載に積極的で、「iPhone XS/XR」以降の「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」(2020年3月末時点)が対応しています。比較的新しいiPhoneを持っているなら、eSIMが使えると思ってよいでしょう。

 なお、eSIMを利用するにはSIMロックが解除されている必要があります。iPhoneであれば、AppleのストアなどでSIMロックフリー版を購入するか、キャリアで購入した端末のSIMロックを解除して利用します。

eSIM対応のAndroidなら「Pixel 4」 eSIMオンリーの「Rakuten Mini」

 AndroidのeSIM対応では、Googleのスマホ「Pixel」シリーズがeSIMに対応しています。

eSIM対応のAndroidなら「Pixel 4」

 日本ではこれまで「Pixel 3/3 XL」と「Pixel 4/4 XL」が販売されてきましたが、このうちPixel 4/4 XLがeSIMに対応しています。Pixel 3/3 XLについては、海外モデルはeSIMに対応していましたが、日本版はFeliCa(おサイフケータイ)を搭載する代わりにeSIMが省かれてしまいました。

 MNOの楽天モバイルが提供しているオリジナルのスマホ「Rakuten Mini」は、手のひらにすっぽり収まるようなコンパクトモデル。SIMカードスロットが省かれており、eSIMのみで運用します。楽天モバイルと契約して利用するのが原則で、他社のeSIMプランを契約しても使えるという報告もありますが自己責任となります。

eSIM対応のデバイス、広がりはこれから

 このほか、タブレットやノートPCでもeSIMに対応しているモデルがありますが、最近発売されたiPadやSurface Pro、ASUS TransBook Miniなどで、こちらもまだ多くありません。

iPad Pro 「iPad Pro」

 eSIM用のプランを提供するキャリアが増えてくれば、eSIM対応スマホも選択肢が増えてくるでしょう。eSIM対応スマホを選んでおくと、いざというときに通信環境を確保できるという安心感があります。

 単体で通信できるAppleWatchのセルラーモデルもeSIM対応機器ですが、親機となるiPhoneと同じ電話番号になるので、ここで紹介したeSIMサービスとは少し異なります。

eSIM対応スマホのおすすめはコレ

 日本で購入できるeSIM対応スマホは、現時点であまり選択肢が多くありませんが、iPhoneは充実しています。iPhone XS/XR以降が対応しているので、ここでお勧めしているモデル以外でも、価格や機能、容量を検討して、気に入ったものを選ぶといいでしょう。

「iPhone 11 Pro」 トリプルカメラを搭載した高性能モデル

 5.8型有機ELディスプレイを搭載したiPhoneのハイエンドモデルです。ディスプレイは非常に高輝度で、日光の下でも見やすくなっています。

「iPhone 11 Pro」 「iPhone 11 Pro」

 一回り大きい「iPhone 11 Pro Max」もありますが、11 Proのほうが持ちやすく軽量で、サイズ以外は同じハイスペックなProモデルです。

 標準(広角)、超広角、望遠の3つのカメラを搭載し、従来モデルでは苦手といわれてきた暗所撮影も強化されるなど、カメラに弱点がなくなりました。

「Google Pixel 4」 AIの力で写真をより美しく

 背面のメインカメラは標準と望遠の2つで、最近のハイスペックスマホに比べると物足りなさがありますが、それを補って余りあるAIの力がPixelにはあります。

「Google Pixel 4」 「Google Pixel 4」

 ポートレートモードを利用したときの背景ボケの処理のうまさ、デジタルズームや夜景モードの美しさに定評があります。フロントに小型のレーダー「soli」が搭載され、画面にタッチせず、ジェスチャーで操作できる「Motion Sense(モーションセンス)」も注目。FeliCaを搭載し、おサイフケータイにも対応しています。

「Rakuten Mini」 SIMカードスロットも省いてしまった超コンパクトモデル

 3.6型の液晶ディスプレイを採用し、重さ約79グラムの超小型Androidスマホ。SIMカードスロットがなく、eSIMのみで利用しますが、一方でFeliCaを搭載し、おサイフケータイに対応しています。

「Rakuten Mini」 「Rakuten Mini」

 ストラップホールを備えており、ネックストラップを付けて首から提げても違和感がないサイズなので、キャッシュレス決済時に便利に使える端末です。画面が小さいので単体でのWeb閲覧には正直向きませんが、MNOの楽天モバイルのエリアでは無制限でデータ通信が可能なので、テザリングで利用するには最適でしょう。

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