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「コンパクトな据え置きBlu-ray Discプレーヤー」おすすめ4選 お手頃モデルから4K対応モデルまで【2020年最新版】

» 2020年08月30日 15時00分 公開
[ITmedia]
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 インターネットによる動画配信サービスが普及しましたが、近くのCDショップなどで購入したりレンタルショップでレンタルしたりできる「Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)」を使って動画を楽しむ人も少なくありません。

 Bu-ray Discを再生する機器としては、Blu-ray Discの再生機能を備えたハードディスク(HDD)レコーダーを使うケースが多い……でしょうが、すでに手持ちのレコーダーがある場合など、「もうレコーダー機能は要らない」ということもあるかと思います。

LG UBK90 レコーダー機能が不要なら「Blu-ray Discプレーヤー」という選択肢も(写真はLGエレクトロニクスの「UBK90」)

 そんな人におすすめなのが、据え置きタイプの「Blu-ray Discプレーヤー」です。この記事では、コンパクトモデルを中心に、購入検討するに当たって考慮すべきポイントと、それを踏まえたおすすめ製品を紹介します。

テレビラックに入る? 「本体サイズ」をチェック

 Blu-ray Discプレーヤーの本体サイズは、思っている以上にバリエーションに富んでいます。買おうとしているプレーヤーがテレビラックなどの収納場所に入るかどうか、寸法は事前にチェックしておくことをおすすめします。

サイズをチェック 買おうとしているプレーヤーが置こうとしている場所に収まるかどうか、事前に必ずチェックしましょう(写真はソニー「BDP-S6700」:テレビは別売です)

高画質がいい? 「UHD BD」「アップスケール」対応をチェック

 Blu-ray Discのメディア(ディスク)には、いろいろと種類があります。基本的に、Blu-ray Discプレーヤーが再生できるのは、映像コンテンツが収録された以下のBlu-ray Discです。

  • BD-ROM(書き込みできないメディア)
  • BD-R(1度だけ書き込めるメディア)
  • BD-RE(繰り返し書き込めるメディア)

 CDショップで売っていたりレンタルショップで貸し出したりしている映像ソフトは、厳密には「映像コンテンツ入りのBD-ROM」です。しかし、4K(3840×2160ピクセル)の映像を収録した「Ultra HD Blu-ray(UHD BD)」については、通常よりも収録できるデータ量を増やした新規格のBD-ROMを利用するため対応するプレーヤーでないと再生できません

 UHD BDに再生に対応するBlu-ray Discプレーヤーは、UHD BD規格のロゴを本体や外箱に印字しているので、すぐに見分けられます。4Kテレビはもちろん、フルHD(1920×1080ピクセル)以下の画面を持つテレビにつなぐこともできますが、映像の解像度はテレビに合わせて低くなります。

UHD BDロゴ UHD BDロゴのあるBD-ROMを再生するには、同じロゴを持つBlu-ray Discプレーヤーが必要です。UHD BDを再生できるプレーヤーは通常のBlu-ray Disc(BD-ROM)も再生できますし、4K以外の解像度を持つテレビにもつなげられます

 一方で、通常のBlu-ray Disc(BD-ROM)に収録される映像の最大解像度はフルHDです。そのため、4Kテレビにつなぐと通常、テレビ側が映像の解像度を引き上げる「アップコンバート」という処理を行います。しかし、このアップコンバートが単純に“引き伸ばし”だと、表示が少しぼやけた感じになってしまうこともあります。

 アップコンバートによる画質の悪化を防ぐ観点から、プレーヤー側で4Kへのアップコンバートを行えるBlu-ray Discプレーヤーも存在します。少し値は張りますが、4Kテレビで通常のBlu-ray Discをキレイに見たいなら、4Kアップコンバート機能付きのBlu-ray Discプレーヤーをチェックしましょう。

 DVDの映像ディスク(DVD-Video)を再生する機会が多い場合は、DVD再生時のアップコンバートについても合わせて確認することもおすすめします(多くの場合はフルHDへのアップコンバートになります)。

アップコンバート 一部のBlu-ray Discプレーヤーは、自身で映像の4Kアップコンバートを行えます。ただし、アップコンバートできる映像に条件を定めている場合があるので、カタログや仕様書などで事前にチェックをしましょう(パナソニック「DMP-BDT180」製品情報より)

活用の幅が広がる 「ネット接続」の有無をチェック

 最近では、Blu-ray Discの映像を再生することだけに特化したプレーヤーが低価格機を中心に増えています。しかし、一部のBlu-ray Discにはインターネットへの接続を前提とした「BD-Live」という機能を使うものがあります。

 インターネットへの接続機能がないBlu-ray Discプレーヤーでも、本編映像は楽しめますが、BD-Liveで提供される追加の映像やゲームといったコンテンツは楽しめません。Blu-ray Discをとことん楽しむなら、インターネット接続機能を備えるプレーヤーをおすすめします。

BD-Liveロゴ BD-Liveに対応するBlu-ray Discやプレーヤーには、このロゴが付与されます。このロゴがあるBlu-ray Discにはインターネットに接続しないと楽しめないコンテンツがあるので注意しましょう

 別の部屋にあるレコーダーに保存した番組を再生する機能を備えるもの、「YouTube」「Netflix」「Hulu」といったインターネット動画配信サービスに対応するものなど、BD-Live以外にもネット接続機能を活用するプレーヤーもあります。

、インターネット接続の方法として、Wi-Fi(無線LAN)にも対応するプレーヤーなら、設置場所の近くにルーターがなくても便利に使えます。

UP970 LGエレクトロニクスの「UP970」は、有線LANに加えてWi-Fiよるネット接続に対応。YouTubeやNetflixの動画も再生できます

おすすめのBlu-ray Discプレーヤーはこれ!

 ここまで説明したことを踏まえて、おすすめのBlu-ray Discプレーヤーを4つ紹介します。

DBP-S500(東芝映像ソリューション)

 東芝映像ソリューションのコンパクトなBlu-ray Discプレーヤーです。Blu-ray Discの再生に特化することで手頃な価格を実現しています。税込みの実売価格は1万円弱です。

 1080p/24fpsで収録された映像をそのまま出力する機能を備え(※1)、映画コンテンツなどを余計な変換を挟まずに楽しめることが特徴です。Blu-ray Discのマルチチャンネル音声をHDMI出力する機能も備えています。

 ネット接続機能は備えないためBD-Liveは再生できませんが、本編映像に別の映像を重ねられる「BONUSVIEW(ボーナスビュー)」の再生には対応しています。本体のUSB端子を使って、USBメモリやSDメモリーカード(※2)に保存したAVCHD動画、MP3音声やJPEG静止画を再生することもできます。

(※1)出力先における対応も必要です。出力先が非対応の場合は、1080p/60fpsに変換して出力されます
(※2)別途SDメモリーカードリーダーが必要です。SDXC規格のメモリーカードには対応しません

DBP-S500

BDP-S1500(ソニー)

 ソニーのコンパクトなBlu-ray Discプレーヤーです。ネット接続に対応するものとしては手頃で、税込みの実売価格は1万1000円程度です。

 ネット接続をすることでBD-Liveを再生できる他(※3)、YouTube、Hulu、Netflixや「PlayStation Video」を視聴できます。BonusViewの表示にも対応します。DVD映像のフルHDアップコンバート機能もあります。

 本体のUSB端子を使って、USBメモリやUSB HDDに保存した主要な動画・音声・静止画ファイルを再生することもできます(※4)。

 なお、このモデルにはWi-FiとBluetoothを使った通信に対応し、「Amazon Prime Video」の再生機能やBlu-ray Discコンテンツの4Kアップコンバート機能を備える「BDP-S6700」という上位機種もあります。税込みの実売価格は2万円弱です。

(※3)本体に空き容量のあるUSBメモリを接続する必要があります
(※4)アニメーション付きのGIF/PNGファイルは再生できません

BDP-S1500

DMP-BDT180(パナソニック)

 パナソニックのコンパクトなBlu-ray Discプレーヤーです。税込みの実売価格は1万4000円程度です。

 ネット接続をすることでBD-Liveを再生できる他(※5)、YouTubeやNetflixを視聴できます。ハードディスクレコーダーに保存した録画番組も再生できます(メーカーで保証しているのは自社製の「DIGA(ディーガ)」のみ)。BonusViewの表示にも対応します。

 Blu-ray Discの4Kアップコンバート再生やDVD映像のフルHDアップコンバート機能もあります。本体のUSB端子を使って、USBメモリやUSB HDDに保存した主要な動画・音声・静止画ファイルを再生することもできます。

 なお、このモデルにはUHD BDの再生やUSBメモリや自宅ネットワーク上にあるハイレゾ音源の再生に対応した代わりに、インターネット動画視聴機能を省略した「DP-UB45」という関連モデルもあります。税込みの実売価格は2万1000円程度と、UHD BD再生に対応するプレーヤーとしては手頃です。

(※5)本体に1GB以上の空き容量のあるUSBメモリを接続する必要があります

DMP-BDT180

BP250(LGエレクトロニクス)

 LGエレクトロニクスのコンパクトなBlu-ray Discプレーヤーです。Blu-ray Discの再生に特化することで手頃な価格を実現しています。税込みの実売価格は8000円程度です。

本体のUSB端子を使って、USBメモリやUSB HDDに保存したAVCHD動画、MP3音声やJPEG静止画を再生することもできます。HDMIケーブルが付属するので、買い足すモノが不要なのも魅力です。

BP250

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