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出そろった「iPhone」シリーズ5機種 あなたにぴったりの1台はどれ?【2020年最新版】

» 2020年11月26日 20時29分 公開
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 2020年に発売された「iPhone」は計5種類。4月に発売された「iPhone SE(第2世代)」に加え、今秋に発売された5G対応の最新iPhone 12シリーズの4モデル「iPhone 12/12 mini/12 Pro/12 Pro Max」も登場しました。それぞれの機種は、どんな人に向いているのでしょうか。

「iPhone 12」シリーズ 「iPhone 12」シリーズ

貴重な指紋センサー付きモデル 「iPhone SE(第2世代)」

 2020年4月に発売された「iPhone SE(第2世代)」は、iPhone 8までのボディをベースにしたモデル。ディスプレイサイズは4.7型で、指紋センサー内蔵のホームボタンを備えている機種です。

「iPhone SE(第2世代)」 「iPhone SE(第2世代)」

 価格は最小構成の64GBモデルが4万4800円(税別、以下同)から。後述の「iPhone 12 mini」よりも3万円も安いのは大きな魅力です。

 ただし、5Gには対応しておらず、背面カメラも広角カメラのみなど、ほかの最新機種に比べると機能面で見劣りします。ですが、最新機能にこだわりがないなら、コストを抑えるには最善の選択肢といえます。

5G対応のコンパクトモデル 「iPhone 12 mini」

 「iPhone 12 mini」は、iPhone 12シリーズで初めて登場した“mini”を冠する小型のiPhoneです。

5.4型ディスプレイの「iPhone 12 mini」(手前)と6.1型でひと回り大きいiPhone 12(奥) 5.4型ディスプレイの「iPhone 12 mini」(手前)と6.1型でひと回り大きいiPhone 12(奥)

 本体サイズは、前述のiPhone SE(第2世代)よりもコンパクトでありながら、5.4型の大画面を搭載。ディスプレイのデザインは、iPhone X以降と共通していて、ほぼフレームレスで画面上部にノッチを備えます。

 価格は64GBモデルの場合7万4800円〜であり、最新の12シリーズとしては、価格が安いのもポイント。それでいて大部分の機能はiPhone 12と共通しているので、これまでサイズ重視でiPhone SE(初代)やiPhone 6/7/8などを利用してきた人にとっては、狙い目の新機種です。

5G対応の標準モデル 「iPhone 12」

 「iPhone 12」は、iPhone 12 miniよりも大きい6.1型ディスプレイを備えた標準モデル。もちろん5G対応です。背面にはデュアルカメラを搭載し、標準撮影のほか、超広角での撮影が可能。Dolby Vision対応のHDRビデオ撮影ができることもトピックです。

「iPhone 12」 「iPhone 12」

 iPhone 12シリーズすべてに共通する特徴として、「MagSafe(マグセーフ)」という規格に対応したワイヤレス充電器やケースを利用できるようになりました。例えば、MagSafe対応の充電器は、iPhone 12シリーズの背面にマグネットでカチッと固定できます。

 後述する「Pro」シリーズと大きく異なる点としては、カメラがトリプルでないこと、また本体の素材なども違います。特に素材については、iPhone 12とiPhone 12 miniは、背面がテカテカ反射するガラスであり、側面部のフレームがアルミニウムです。

 最小のストレージは64GBで、価格は8万5800円から。これまでにiPhone X/XS以降の機種を利用していて、約6型の大画面に慣れた人に向いている端末です。

“Pro”仕様のカメラが欲しいなら 「iPhone 12 Pro」

 「iPhone 12 Pro」も、同じく6.1型のディスプレイを搭載したモデルです。5G対応であることや本体サイズもiPhone 12と共通です。

「iPhone 12 Pro」のカメラ 「iPhone 12 Pro」のカメラ

 ボディ背面の素材にサラサラした質感のマットなガラスを使用しているほか、側面フレームがステンレススチールである点が異なります。

 最も大きな違いは背面カメラで、広角、超広角、さらに望遠を加えたトリプルカメラという仕様。さらに「LiDARスキャナ」というレーザー式のToF(空間距離測定)センサーにより、暗い場所でのAF性能が大幅に向上し、ナイトモードでも美しいポートレートが撮影できます。

 撮影機能も充実していて、Dolby Vision対応のHDRビデオ撮影が最大60fpsで可能なほか、今後のアップデートで「Apple ProRAW」撮影に対応し、撮影後に色味を自在に編集できるRAW撮影が行えるようになります。

 価格は、最小ストレージの128GBモデルで10万6800円から。前述した「iPhone 12」でも128GBモデルを選んだ場合は、9万800円するので、税別相当で1万6000円の差しかありません。

 そのため、仕事や趣味で、望遠カメラを用いた撮影が必要な人、さらにすでに望遠カメラのあるiPhoneを使っている人などは、Proシリーズを選んでおいた方が長期的には満足度が高くなるでしょう。

さらに撮影機能が充実した最上位モデル 「iPhone 12 Pro Max」

 「iPhone 12 Pro Max」は、iPhone 12 Proよりも一回り大きい6.7型ディスプレイを搭載するモデルです。

6.7型ディスプレイの「iPhone 12 Pro Max」(奥)と6.1型でひと回り小さいiPhone 12 Pro(手前) 6.7型ディスプレイの「iPhone 12 Pro Max」(奥)と6.1型でひと回り小さいiPhone 12 Pro(手前)

 従来のiPhone 11 Pro Maxでも6.5型でしたので、ディスプレイはかなり広く感じます。電子書籍や映像コンテン、スマホゲームをプレイすることが多いなら、最適な機種でしょう。しかし、その大きさゆえに、片手操作がしづらいという側面も持ちます。

 カメラはiPhone 12 Proと同じトリプル構成ですが、細かい部分に差があります。まず望遠カメラは、標準カメラを基準にiPhone 12 Proが光学2倍相当であるのに対して、Maxは光学2.5倍と、少し遠くまでズームできる点で優れています。またMaxは、センサーシフト式の光学式手ブレ補正をサポートしており、特に夜間の撮影で強みを発揮します。

 価格は、128GBモデルで11万7800円から。ほかの機種と比べると値が張りますが、前述したコンテンツビューワーやゲーム機としての用途に加え、撮影機材としての活用を想定するなら、検討したい1台です。

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