ソフトバンクは3月17日から、4G/5G両対応の新プラン「メリハリ無制限」を開始します。
同プランの概要について、5つのポイントでチェックしていきましょう。
ソフトバンクのメリハリ無制限は、その名の通り月々の通信容量を“無制限”としたプランで、スマートフォンで大容量通信を利用するならぴったりのプランです。
従来の料金プラン「メリハリプラン」は月50GBまででした。メリハリ無制限は容量をアップし、さらに料金体系をシンプルかつ割安にリニューアルしています。なお、メリハリ無制限の提供開始に合わせて、従来プランの新規申し込み受付は終了します。
一点、メリハリ無制限が通信し放題と言いつつも、「テザリング(インターネット共有)」および「データシェア」で利用する場合には、1カ月に合計30GBまでという制限が存在することには注意が必要です。
ノートパソコンをテザリングして利用するような想定の場合、上限を超えると低速になるので気をつけましょう。なお、テザリングオプションは無料で利用できます。
メリハリ無制限の月額料金は割引前で6580円(税別、以下同)です。従来料金(メリハリプラン)が月額8480円でしたから、1500円程度安くなりました。
また、通信量が月間3GB以下の場合に自動で1500円値下げされるのも特徴です。その場合の月額料金は5080円と、使わない月は安く“メリハリ”のある料金プランという分けです。
こうした通信容量が少ない場合の値下げは、NTTドコモやauが今春から提供する無制限プランでも取り入れられています。
メリハリ無制限の通話料金は30円/20秒の従量制です。そして、音声通話をよく使うユーザー向けに「準定額オプション+」「定額オプション+」という2つの定額オプションがあります。
準定額オプション+は、月800円で1回5分以内の国内通話が無料で行えるというもの。超過すると20円/30秒の通話料が発生します。
もう1つの定額オプション+は月1800円で国内通話がし放題になるオプションです。
メリハリ無制限プランで利用できる主な割引サービスに「おうち割 光セット」と「新みんな家族割」があります。特に家族で契約する場合、これらをうまく活用すればより低コストで利用できるでしょう。
おうち割 光セットは、光回線など指定のインターネットサービスに別途加入していると、月1000円の割り引きが受けられるもの。なお、固定回線が「SoftBank 光」の場合は、月500円〜の指定オプション加入が必要です。
新みんな家族割は、加入した家族の人数に応じて月額料金を割り引きする仕組みです。従来の「みんな家族割+(プラス)」の名称を変更のうえ、内容を改定して提供されます。具体的には、2人家族なら-600円、3人以上で-1100円の割り引きが毎月行われます。
さらにメリハリ無制限は「SoftBank学割(学割2021 特典)」も利用できます。ユーザーが22歳以下の場合、月3580円の割り引きが6カ月間行われます。月のデータ使用量が3GB以下なら、さらに2080円の値下げも行われます。
学割の受付期間は5月31日まで。家族割やセット割と組み合わせて、さらにコストを下げることもできます。ユーザーが対象に含まれる場合には、ぜひチェックしてみましょう。
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