サラダやサンドイッチに欠かすことのできない「マヨネーズ」。食用油、酢と玉子を材料に作られる半固体状ドレッシングです。そんなマヨネーズですが、最近では種類が豊富で、選ぶときに結構迷ってしまいがちです。
この記事では、Amazonや楽天市場といったWeb通販サイトにおける人気ランキングをもとに、おすすめのマヨネーズを紹介します。
この記事では、JAS(日本農林規格)に定めるマヨネーズに加えて、同規格におけるマヨネーズの定義に当てはまらない「マヨネーズ風ドレッシング」もまとめて「マヨネーズ」として扱います。ご了承ください。
先の「おことわり」にもあるように、JASではマヨネーズの定義が以下のように定められています。
半固体状ドレッシングのうち、卵黄又は全卵を使用し、かつ、必須原材料、卵黄、卵白、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、蜂蜜、香辛料、調味料(アミノ酸等)及び香辛料抽出物以外の原材料及び添加物を使用していないものであって、原材料及び添加物に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のもの。
このような厳密な“マヨネーズ”規格に従ったスタンダードな商品を紹介します。
キユーピーのスタンダードなマヨネーズです。1925年に誕生して以来、日本におけるマヨネーズの定番商品であり続けています。
家庭向け商品の容量バリエーションは幅広く、お弁当に入れるのに便利な個別包装の12gパック(10本セット)から大家族にも便利な1kgまで取りそろえています。一番見かける機会が多い商品(標準容量)は450gですが、最近は少し容量が少ないものの、特徴的な「3つ穴キャップ」を備える350g品もよく見かけるようになりました。
味の素のスタンダードなマヨネーズです。採取してから3日以内の国産の鶏卵を、特製のブレンド酢「ピュアセレクトビネガー」などを使ってマヨネーズに仕立てています。
家庭用商品の容量は250g、400g、600g、1kgの4種類を用意しています。一番見かける機会が多い商品(標準容量)は400gです。
埼玉県神川町にある「ななくさの郷」が製造しているマヨネーズで、「100%自然を大切にしている」ことが特徴です。平飼いの健康なニワトリが産んだ卵、化学薬品/化学合成物質不使用を使わず抽出した菜種油、純リンゴ酢を使って作られています。
味付けは「甘口」と「辛口」の2種類があります。容量は共に300gです。
マヨネーズは、単体でも比較的高カロリーな傾向にあります。そのこともあって、最近では「カロリーカット」をうたう製品も増えています。
ただし、カロリーの削減を主に食用植物油脂をカットすることで実現しているため、JAS規格に定めるマヨネーズではなく「半固体状ドレッシング」または「サラダクリーミードレッシング」として売られています。
最近のカロリーカット製品は、味付けや加工法に工夫を凝らすことで本来のマヨネーズに近い味を実現しています。言われないと(規格に定める)マヨネーズではないと気付かないほどです。
キユーピーのマヨネーズ風ドレッシング(サラダクリーミードレッシング)です。その名の通り、先述のキユーピーマヨネーズと比較してカロリーをおよそ2分の1(15g当たり49kcal)に削減したことが特徴です。卵のコクをしっかり感じられるように製法面で工夫を凝らしています。
容量は210g、300g、400gの3種類を用意しています。
キユーピーのマヨネーズ風ドレッシング(半固体状ドレッシング)です。上で紹介したキユーピーハーフからさらにカロリーカットして、キユーピーマヨネーズの約20%に抑えています。植物油の量はキユーピーマヨネーズ比で20%未満ですが、油自体に卵の香りを付けることでマヨネーズの風味に近づけています。容量は310gのみです。
味の素のマヨネーズ風ドレッシング(半固体状ドレッシング)です。ピュアセレクトマヨネーズと比べるとカロリーを65%カットしていますが、味の素の特許製法によって通常のマヨネーズと同じコクを実現しています。採取してから3日以内の国産の鶏卵とブレンド酢を使っているのはピュアセレクトマヨネーズと同様です。
容量は310gのみです。
アマという植物の種「アマニ」から取った「アマニ油」は酸化しやすく、炒め物や揚げ物に使う油には不適です。しかし、比較的低温のものとあえたり食べ物にかけたりして使うと、人間の体内では生成できない必須脂肪酸「オメガ3(アルファリノレン酸)」を効率良く摂取できます。
最近は、このアマニ油を配合したマヨネーズも幾つか登場しています。オメガ3を効率よく摂取したい人にお勧めです。
ニップンのアマニ油入りマヨネーズです。アマニ油入りマヨネーズとしては草分け的な商品で、日本アマニ協会の認定品です。大さじ1杯の分量で、約1.6gのオメガ3を摂取できます。容量は200gです。
キユーピーのアマニ油入りマヨネーズです。製品の比重の約30%がアマニ油で、大さじ1杯の分量で約2.6gのオメガ3を摂取できるようになっています。消費者庁に届け出た「機能性表示食品」でもあります。
容量は200gと300gの2種類を用意しています。
ここまで紹介してきたマヨネーズやマヨネーズ風ドレッシングは、全て卵を使っているため卵アレルギーの人には不適です。
しかし、卵を使わないマヨネーズ風味のドレッシングなら卵アレルギーの人でも安心して使えます。
キユーピーの半固体状ドレッシングです。自社の特許技術をもとに、卵を含む特定原材料(※)を一切使わずにマヨネーズの風味を再現しています。特定原材料以外についても、大豆以外のアレルゲンは使っていないので、大豆アレルギーを持つ人以外は比較的広く使えるドレッシングとなっています。
(※)特定原材料:アレルゲンとして含有の有無を必ず表示しなければならない原材料。卵の他、乳(牛乳)、小麦、そば、落花生(ピーナッツ)、エビ、カニが指定されています
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