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「地酒(日本酒)」おすすめ5選 フルーティーで口当たりが良いなど飲みやすい銘柄をピックアップ【2021年最新版】

» 2021年07月08日 22時25分 公開
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 “日本酒ブーム”と言われるほど女性や若い世代を中心とした日本酒ファンが増え、日本酒専門のバーなど、これまでとは違ったスタイルで日本酒を楽しむ機会も増えています。

「風の森」シリーズ 「風の森」シリーズ(出典:油長酒造

 そんな中で注目を集めるのが日本各地の蔵元が手掛ける「地酒(日本酒)」です。中にはプレミア価格がつく人気の銘柄もありますが、比較的手頃ながらその個性や品質をしっかり楽しめる酒が数多くあります。

地酒と日本酒の違いは?

 「日本酒」と広く呼ばれているものは、基本的に「清酒」を指します。酒税法の定義では、米と米こうじ、水を原料として発酵させ、濾したものが清酒です。

地酒と日本酒の違いは?

 では、「地酒」とは何でしょうか。「地酒=日本酒」という認識で問題ありませんが、その名の通り、特定の地域で製造される日本酒を地酒といいます。つまり、大手酒造メーカーが大量生産し、全国に流通している日本酒は地酒と呼ばれないのが一般的です。

 ちなみに、日本酒の酒蔵の数は、全国で1400以上。銘柄は1万種類を超えると言われています。

日本酒ブームの立役者

 現在の日本酒ブームの火付け役といえるのが、山口県岩国市の旭酒造が製造する「獺祭」ではないでしょうか。限りなく米を磨いた最高品質の日本酒を造り上げ、ワイングラスで飲むといった高級イメージを確立したことで、国内外から爆発的な人気を得ました。

旭酒造「獺祭 純米大吟醸45」 旭酒造「獺祭 純米大吟醸45」(出典:Amazon

 日本酒造りの工程において米の表面を削る精米が不可欠で、その削った割合を示すのが「精米歩合」です。例えば、吟醸酒の精米歩合は60%以下と定められています。つまり、米を4割以上磨くということです。

 表面を削るほど雑味が消え、香りが高くなるため、旭酒造はこの点にこだわりました。原則として精米歩合50%以下の酒しか造らず、1992年には精米歩合23%の獺祭を完成させました。今でこそ精米歩合の低い銘柄はいくつも出てきていますが、獺祭がそのトレンドを作ったといっても過言ではありません。

冷酒に合うおつまみ

 夏本番となるこれからの季節には、よく冷えた日本酒を飲んで暑さをしのぎたいですよね。そんな冷酒にはどんなおつまみが合うのでしょうか。

冷酒に合うおつまみ

 まず、日本酒は大きく4つに分類できるといいます。香りの高い「薫酒」(大吟醸酒、吟醸酒など)、淡麗辛口で軽快な飲み口の「爽酒」(本醸造酒、生酒など)、熟成された重厚な香りの「熟酒」(長期熟成酒、古酒など)、旨味が強くてコクのある「醇酒」(純米酒など)です。

 冷酒で飲むなら、爽酒や薫酒がおすすめとされています。さらにそこから味わいや風味は分かれていくため、一概にこの料理がベストマッチとは言い切れませんが、お刺身やカルパッチョ、塩辛などの魚介類は総じてどんな冷酒にもピッタリと言えるでしょう。

 もちろん、ほかにもいろいろな食材を試してみて、自分好みのペアリングを見つけるのも楽しいはずです。

おすすめの地酒はこれ!

「獺祭 純米大吟醸45」(旭酒造)

 今や国内外で大ヒットしている獺祭を地酒とするのに異論があるかもしれませんが、銘柄の由来は、旭酒造の所在地(山口県岩国市周東町)の「獺越(おそごえ)」から一字を取っていることから、地域に根ざしたお酒(地酒)であることは間違いありません。

旭酒造「獺祭 純米大吟醸45」 旭酒造「獺祭 純米大吟醸45」(出典:Amazon

 獺祭の定番であり、Amazonの売れ筋でもトップなのが純米大吟醸45。フルーティーで口当たりが良く、日本酒が苦手だという人にも好まれています。

 晩酌はもちろん、手土産や贈り物にも喜ばれるのでは。さまざまなシーンで活躍する地酒といえるでしょう。1800ミリリットル入りで価格は3300円(税込、以下同)です。

「久保田 萬寿」(朝日酒造)

 日本有数の酒どころ、新潟県の長岡市から生まれた名酒が「久保田 萬寿」です。1986年の発売以来、多くの人たちに飲み継がれてきました。

朝日酒造「久保田 萬寿」 朝日酒造「久保田 萬寿」(出典:Amazon

 純米大吟醸の久保田 萬寿は、深みのある味わいと香りの調和が特徴で、それを実現するための工夫も。具体的には、火入れの際に日本酒の温度を上げた後、すぐに急冷し、貯蔵温度を通常よりも5度下げているそうです。

 価格は720ミリリットルで4300円程度(送料込み)です。

「にいだしぜんしゅ 純米吟醸」(仁井田本家)

 農薬や化学肥料をいっさい使わずに栽培するという自然米100%にこだわる仁井田本家は、福島県郡山市田村町に酒蔵を構えます。

仁井田本家「にいだしぜんしゅ 純米吟醸」 仁井田本家「にいだしぜんしゅ 純米吟醸」(出典:Amazon

 「にいだしぜんしゅ 純米吟醸」は、阿武隈山系の伏流水を使って伝統の四段仕込みで醸造し丁寧に熟成させた地酒。琥珀色の美しさと、とろりとしたコクが飲む者をひきつけます。

 価格は720ミリリットルで2300円程度(送料込み)です。

「風の森 秋津穂 507」(油長酒造)

 奈良県御所市の油長酒造が製造・販売する人気シリーズ「風の森」。豊富な商品ラインアップを収集しようとする熱心なファンもいるほどです。

油長酒造「風の森 秋津穂 507」 油長酒造「風の森 秋津穂 507」(出典:Amazon

 その中でもスタンダードな商品の一つが、純米大吟醸の「風の森 秋津穂 507」です。地元・奈良の契約栽培米「秋津穂」を使用。洋梨のような香りと、爽やかな酸味、生酒特有の「とろみ」の触感がクセになります。

 価格は720ミリリットルで1650円程度です。

「くどき上手 純米吟醸」(亀の井酒造)

 創業は1875年。山形県鶴岡市にある老舗酒蔵、亀の井酒造の「くどき上手」は、今では地域を代表する地酒とまで呼ばれています。酒の名前と、ラベルに描かれたイラストが何とも印象的です。

亀の井酒造「くどき上手 純米吟醸」 亀の井酒造「くどき上手 純米吟醸」(出典:Amazon

 人気の理由は日本酒ビギナーでも飲みやすい酒質と言われ、華やかでフルーティーな香りが際立ちます。

 価格は1800ミリリットルで3000円前後です。

日本酒最新人気ランキング

 ショッピングサイトではどんな日本酒が人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみましょう。

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