テレビ番組の“見逃し配信”が当たり前になってきましたが、オンエアした番組を確実に残しておけるのが「ハードディスク(HDD)レコーダー」です。
4K放送対応や多番組同時録画、スマートフォン対応など、進化を続けるHDDレコーダーの最新おすすめモデルをご紹介します。
最近のテレビはその多くが録画機能を備え、HDDを接続すれば録画できます。一方、テレビとは別に、チューナー内蔵のHDDレコーダーで録画する方法もあります。
テレビにHDDを接続する方法では、テレビを買い替えると録画番組が見られなくなる可能性があります。これは著作権保護の関係で、テレビを買い替えても再生できる規格もありますが、一部の機種に限られます。
HDDレコーダーで録画すれば、テレビを買い替えてもレコーダーをつなぎかえるだけで過去の録画をいつでも楽しめます。加えてBlu-rayディスクやDVDのドライブを備えたレコーダーでは、HDDに録画した番組を光学ディスクにバックアップすることも可能です。
一度見たら見返すことのない番組はテレビに接続したHDDに、何度も見返したい番組はHDDレコーダーにといったように、状況に応じて使い分けるのが賢い録画ライフと言えるでしょう。
リーズナブルな価格とシンプルな構成でおなじみの「フナイ(FUNAI)」ブランドのHDDレコーダー。約388時間の地上デジタル放送を保存できる大容量3TBのハードディスクを内蔵3し、チューナー搭載で3番組同時録画が可能です。
設定した条件で自動録画する「おまかせ録画」や、よく録る番組やお好みの番組をAIが分析・学習して録画する「AI録画」などの機能も搭載しています。
価格は5万円前後。HDD容量は3TB。2TBモデルの「FBR-HT2030」のほか、2チューナーモデルもラインアップされています。
パナソニックの「おうちクラウド4Kディーガ DMR-4S202」は、白くコンパクトなボディが目を引くHDDレコーダーです。
スマホとの連携機能を強化し、スマホからディーガ本体の設置設定を行ったり、録画番組や音楽をスマホに持ち出すことも。
「ドラマ・アニメお録りおき」機能で録画予約しなくても、指定した時間帯のドラマ・アニメをすべて自動で録画してくれるので新番組の初回見逃しも防げます。
実勢価格は7万8000円前後。チューナー数は3基、HDD容量は2TB。1TBモデルの「DMR-4S102」もラインアップしています。
レグザブルーレイ「DBR-T2010」は、“東芝”ブランドのテレビやレコーダーを手掛けるTVS REGZA(ティーヴィーエス レグザ)の新モデル。
これまでのレグザブルーレイシリーズからデザインを一新し、電源ボタンを正面に配置したほか、スリムなデザインが採用されています。
キーワードの登録による「おまかせ録画」、空き時間にあわせて視聴時間から再生モードを選べる時短視聴、スマホを使った外出先での視聴機能「スマホdeレグザ」などの機能も搭載しています。
実勢価格は6万5000円前後。こちらの3チューナー・2TBモデルのほか、1TBモデル、2チューナーモデルも用意されています。
シャープの「AQUOS 4B-C40DT3」は、4K放送を4K画質のまま2番組同時に長時間モードで録画できるレコーダーです。
もちろん地上波などのハイビジョン番組も高画質かつ長時間モードで録画。ダビングする際の画質劣化も抑えられるので、お気に入りの番組を高画質のまま1枚のブルーレイディスクにまとめて残せます。
実勢価格は10万円前後。4K放送2番組を含む3番組同時録画が可能で、HDD容量は4TB。このHDD容量4TBモデルのほか、3TB、2TBのモデルもあり、2チューナーモデルは3TB、2TB、1TBがラインアップされています。
「BDZ-FBT6100」はソニーの最新ブルーレイディスクレコーダー。最長1カ月前から新作のドラマ・アニメを一覧表示でき、見たい番組を選んで録画できる「先行予約機能」が目玉です。
4K放送の録画データを録画後に自動圧縮する「4K放送長時間録画モード」を搭載。また全モデルにおいて、外付けHDDは最大8TBまで対応、内蔵HDDとあわせて最大2万タイトル録画できます。
実勢価格は15万円前後。3チューナーモデルは6TBのほか、4TB、2TBのモデルを用意。2チューナーモデルは2TB、1TBのモデルがラインアップされています。
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