日本有数の雪国である北陸地方。地域を代表する味覚として、冬の日本海で獲れる“海の幸”がよく知られています。
もちろんそれだけではなく「加賀百万石」の城下町・金沢は、古くから和菓子づくりが盛んで、足しげく通うスイーツ好きもいるほどです。
今回はそんな北陸の名物をご紹介します。
北陸地方は通常、富山、石川、福井の3県を指します。北陸を代表する都市が、石川県の県庁所在地である金沢市です。
江戸時代には102万石の石高を誇る加賀藩(通称:加賀百万石)の城下町として発展し、日本中からたくさんの人々が集まりました。文化人も多かったため、お茶とともに和菓子の文化もつくられていきました。今では京都、松江(島根県)と並び、「日本三大和菓子処」として有名です。
実際、人口当たりの和菓子店の件数でも、京都に次いで、金沢が全国2位となっています。
北陸で獲れる海の幸は、愛好家もうなるほど。とりわけ人気なのが、冬から春にかけての魚介類でしょう。
冬は「氷見の寒ブリ」で知られるブリや、「越前ガニ」と呼ばれるズワイガニに加えて、アンコウ、タラなど、鍋物にぴったりな魚が水揚げされます。
春になると、ホタルイカや、「富山湾の白い宝石」ことシロエビなど、お酒のつまみに最適な食材が市場に並びます。
北陸生まれのユニークな飲食店は意外と多いのです。例えば、金沢カレーブームの火付け役となった「ゴーゴーカレー」は、初めて訪れるとそのボリュームに驚かされます。
また、福井から全国に店舗展開している「やきとりの名門 秋吉」は、来店したお客さんを「社長」と呼んでいます。
そのほかにも、ソースカツ丼の発祥と言われる「ヨーロッパ軒」や、国内外に進出している富山ブラックラーメンの「麺家いろは」など、枚挙にいとまがありません。
1934年創業、金沢を代表する和菓子屋・中田屋の「きんつば」は、北海道産の厳選した大納言小豆を寒天でコーティングし、小麦粉の生地をつけて薄焼きした一品です。
上品な味わいはお茶菓子との相性が抜群です。販売価格は10個入りで1890円(税込、以下同)。
金沢カレーの代表格「ゴーゴーカレー」を自宅でも堪能できるレトルトカレーがこちら。ゴーゴーカレーの特徴は、何と言ってもその濃厚な味わいにあると言っても良いでしょう。
国産の野菜や肉などを5時間かけてじっくりと煮込み、その後、55時間も寝かして旨みを熟成させて作ります。さらにカツやキャベツの千切りをトッピングすれば完璧です。販売価格は155グラム・2パックで650円前後です。
富山を代表する食材で、春の風物詩と言えるのが「ホタルイカ」。この食感や風味は一度食べたらクセになるため、春の到来を待ちわびる人も少なくないでしょう。
こちらの商品は金沢のすしチェーン「金沢まいもん寿司」が販売。生食も可能だそうです。Amazonでの販売価格は約600グラム(150グラムを4パック)で3980円です。
富山のお土産品として高い人気を誇るのが「しろえびせんべい」です。富山湾で獲れるシロエビと、富山県産100パーセントのうるち米、立山連峰山麓から流れ込む雪解け水を原料に使用したおせんべいです。
薄焼きでほのかな塩味があり、何枚でも食べられてしまうほど口当たりが良いのが特徴です。Amazonでの販売価格は18袋(1袋2枚入り)で1296円です。
福井を代表するそばが「越前そば」。そば殻まで挽き込んでそば粉とするため、通常のそばよりも風味が強く、黒っぽい色合いになるのが特徴です。
麺は太くて歯ごたえも良く、大根おろしを使って食べるのが一般的です。渡辺米穀の越前そばは、販売価格が3袋(1袋200グラム)で1590円。年越しそばにいかがでしょうか?
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