ステイホーム期間が長引くと挑戦したくなることの1つが「DIY」ではないでしょうか。DIYと聞くと日曜大工のイメージが強いかと思いますが、愛車を自宅でメンテナンスしたりカスタマイズしてみたいという人も増えています。
車のDIYをする際に必要となるグッズの1つに「ジャッキ」があります。タイヤの履き替えやオイル交換をする際に必要な道具ですが、種類は多様です。
そこで今回は、車のDIYをするために必要な「ジャッキ」のおすすめを紹介します。
ジャッキの用途として基本となるのがタイヤの履き替えですが、2010年代初頭ごろまではスペアタイヤとジャッキを含む簡易的な工具のセットは車両本体に標準装備でした。
しかし近年になってコストカットや軽量化の流れが進んだことにより、スペアタイヤとジャッキの代わりにパンク修理キットを標準装備する車が増えてきています。そのためジャッキを見たり触ったりする機会が少なくなりました。
車両にジャッキが搭載されていないのでジャッキを買いたい、搭載されていても簡易的なので本格的なジャッキが欲しいという人も多いかと思います。
ジャッキには「パンタグラフジャッキ」や「ガレージジャッキ」といったようにさまざまな種類があるので、目的に合わせて選ぶようにしましょう。
ジャッキアップをする時は、補助するグッズも用意した方がより安全です。
車がジャッキから外れて落下するのを防ぐ「リジットラック(ウマ)」や、車が動くのを防ぐ「タイヤ止め」を補助的な役割として使用するようにしましょう。
車載できるジャッキの中でもっともなじみ深いのが、パンタグラフ式のジャッキです。使用しない時はコンパクトにできるので収納場所に困らないのが良い点です。
「メルテック F-72 1t機械式パンタジャッキ」は車載用ということもあり、ネジ式でのジャッキアップとなります。そのため頻繁にDIYをする人というよりは、ジャッキが車載されていない人などが車内保管用に購入するのが良いでしょう。
実売価格は2200円程度なので、メーカー純正品のジャッキよりもお手頃価格となっています。
タイヤの履き替えなどの作業を効率化したいと思っている人におすすめなのが、油圧式のジャッキです。大橋産業の「油圧式フロアジャッキ2.5トン」は、コンパクトながら最大2.5トンまでの車を持ち上げることができる優秀なジャッキです。
コンパクトなので、収納場所があまりない人にもおすすめです。実売価格は8000円前後です。
油圧式ジャッキは持っているけれど、ちょっと力不足を感じている人におすすめなのが、大きいタイプのガレージジャッキです。
アルカン(ARCAN)の「ハイブリッド ジャッキ HJ3000JP」は自動車整備工場などでも使われている3トンタイプのジャッキで、ハイエースなどの商用バンや大型セダンのジャッキアップも可能です。
本体重量は約26.4kg。実売価格は2万2000円ほどと高額な部類となりますが、自宅ガレージで車のメンテナンスを行うのであれば検討しても良いでしょう。
ジャッキアップをする時に使いたいグッズの1つとして紹介したいのが、エーモン工業の「タイヤストッパー 8836」です。1輪ごと、あるいは2輪同時のジャッキアップでも、タイヤ留めがあるのとないのとでは事故が起こる危険性が変わってきます。
タイヤ留めがないと、万が一ジャッキが外れてしまった時に思わぬ事故や怪我をしてしまう可能性があります。輪止めがあればそのリスクを軽減してくれるでしょう。
ジャッキアップするタイヤから、もっとも遠いタイヤの前後にタイヤストッパーを使用しましょう(出典:三菱自動車「クルマの安全ガイド」)。実売価格は1200円前後です。
ニューレイトンの「EM-104 エマーソン ジャッキスタンド 3t(2個入)」もジャッキアップの際になくてはならないグッズの1つ、リジットラック(通称:ウマ)です。
2輪同時にジャッキアップをして作業する際、ジャッキだけで支えている状態だと非常に不安定です。その状態で下回りに潜って作業する場合、ウマで支える必要がありますので、このような製品を活用しましょう。実売価格は、2つセットで4200円前後です。
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