Y!mobile(ワイモバイル)は、スマートフォン向けの通信プランとして、5Gにも対応する「シンプルS/M/L」を提供しています。
同プランは2021年2月にスタートしたのち、内容が徐々に改定されてきました。2022年3月現在の料金体系や割り引きなど、概要について改めてチェックしていきましょう。
ワイモバイルのシンプルプランは、月々のデータ容量によって3種類の料金があり、月に3GBまで通信できる「シンプルS」は2178円(税込、以下同)、15GBまでの「シンプルM」が3278円、25GBまでの「シンプルL」は4158円です。
いずれのプランも、月間のデータ容量を増やす「データ増量オプション」が、月額550円で利用できます。この有料オプションに加入すると、シンプルSなら+2GBで合計5GBに。シンプルMは+5GBで月20GBに、シンプルLも+5GBで月30GBに増量されます。提供当初よりもオプション利用時に追加される容量が増え、お得になりました。
追加チャージの価格は550円で0.5GBなので、毎月微妙にデータ容量が足りなくなるという場合には、データ増量オプションに加入した方がお得になります。また、同オプションに初めて加入した場合、加入翌月から1年間のみオプション料金が無料になる「データ増量無料キャンペーン2」が適用されます。
スマホ向けの通信プランは、多くの場合、通信量の上限を超えると通信速度が制限されます。
ワイモバイルのシンプルSは容量超過後の通信速度は最大300kbps。しかし、シンプルM/Lは、容量超過後も最大1Mbpsで通信が可能です。制限時にも最低限の通信機能を利用できる点で安心できます。
ただし、シェアプランで利用する子回線の場合には、親回線のプランにかかわらず、高速データ通信容量超過後の通信速度は128Kbpsとなるので気をつけましょう。
ワイモバイルのシンプルS/M/Lプランは提供当初、余った通信容量を翌月へ繰り越すことはできませんでした。
しかし、2021年8月から繰り越しができるようになりました。例えば、3月中に使い切れなかった通信量分は、翌4月分の通信量として加算されます。
なお、繰り越した通信量の有効期限は、翌月末まで。つまり、3月に使い切れなかった通信量分は、5月まで繰り越すことはできません。
繰り越しに対応したことで、毎月使用する通信量が変動するような人でも、選択しやすいプランになったと言えます。
シンプルS/M/Lプランは、標準では通話し放題のオプションが付いていません。国内通話料金は22円/30秒の完全従量制です。
電話する機会が多い人向けのオプションとして、1回10分以内の国内通話が無料になる「だれとでも定額」(月額770円)と、通話時間・回数ともに無制限で国内通話がかけ放題になる「スーパーだれとでも定額(S)」(月額1870円)が用意されています。
通話頻度が高い場合には、こうしたオプションサービスの契約を検討すると良いでしょう。
シンプルS/M/Lは、ワイモバイルの「家族割引サービス」または「おうち割 光セット(A)」のどちらかと組み合わせられます。両方を適用させることはできません。
家族割引サービスは、家族などで複数回線を契約する場合に、2回線目以降の料金に適用される割引です。シンプルS/M/Lでは毎月1188円の値引きが受けられ、主回線を除いた最大9つまでの副回線を指定できます。
おうち割 光セット(A)は、ソフトバンクの「SoftBank Air」または固定回線の「SoftBank 光」を契約していると、ワイモバイルのシンプルS/M/Lが毎月1188円割り引きになるサービスです。
家族で利用すると主回線を含め、対照回線の契約数分だけ安くなります。ただし、「SoftBank 光」と組み合わせる場合には、光回線側の契約に月550円の指定オプションを追加する必要があります。
また5月末までキャンペーンとして実施されている「ワイモバ親子割」にも加入できます。ワイモバ親子割が適用されると、5歳以上18歳以下のユーザーでは、最大13カ月間シンプルM/Lの料金から1100円が割引かれます。また、家族割引サービスに加入している2回線目以降には、毎月1188円の割引が継続されます。
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