アウトドアファッションの素材としてよく使われているゴアテックス(GORE-TEX)。ゴアテックスとは、アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が販売している素材の商標名で、防水性と透湿性を持っているのが特徴です。
今回は、雨の日の街歩きやアウトドアで使えるゴアテックスジャケットを紹介します。ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)や、L.L.Bean(エルエルビーン)などの人気アウトドアブランドからピックアップしました。
ゴアテックスは、水を通さない防水性と湿気を逃がす透湿性を兼ね備えた素材です。相反する性質を持つゴアテックスは画期的な素材として重宝され、広く流通しています。
ゴアテックスが使われているジャケットは、雨が降っている中で汗をかいても蒸れることがなく、服の中を快適に保ってくれます。雨の日の街歩きはもちろん、ハイキングやレジャーシーンなどでも活躍する高機能な素材です。
ゴアテックスには「メンブレン」が大きく関係しています。メンブレンは水滴の2万分の1程度の非常に小さな穴が空いている生地で、水蒸気は通ることができますが水滴は通ることができない性質を持っています。
ゴアテックスは、表地、メンブレン、裏地というように3枚の生地を貼り合わせた構造になっています。表地はメンブレンの保護や、生地の厚みを増やして摩耗に強くする役割などを担っています。裏地は着心地を良くする役割があります。
特にアウトドアシーンでゴアテックスジャケットを着用する場合には、防風性や収納力・携帯性をチェックしておくとよいでしょう。防風性を高めるにはフードや裾にドローコードが付いているものがおすすめ。フィット感を調整でき、外からの風の侵入を防いでくれます。
ジッパー付きのポケットがあれば小物を入れることができ、アクティブなシーンでも中身を落とす心配がありません。また、小さくたためる仕様のジャケットは持ち運びしやすく、ハイキングなどでも携帯しやすいです。
サロモン(Salomon)の「シェルジャケット」(LC1606300)は、軽量で優れた保護性能と通気性を備えたシェルジャケット。体を動かしやすく、アクティブなシーンで活躍します。
防水性ジッパーを採用しており、ジッパーを閉じることで完全防水になります。また、ドローコードで裾を調整することで、風の侵入を防ぐことも可能。サイズ展開はS〜XL。Amazonでの販売価格は2万1000円前後です。
ミレー(MILLET)の「防水透湿ジャケット ティフォン ウォーム」(MIV01554)は、軽量でストレッチ性の高いゴアテックスジャケット。登山に必要な耐水圧と耐久撥水性を備えていて、悪天候でも服の中を快適に保ちます。
両サイドにはジッパー付きのポケットが付いていて、小物の収納に役立ちます。また、コンパクトに折りたためる仕様なので持ち運びにも便利です。サイズ展開はXS〜XL。公式ストアでの販売価格は2万2330円(税込、以下同)です。
バートン(Burton)の「Multipath ジャケット」(W21JP-220821)は、通常のゴアテックス素材より軽量で透湿性に優れた「GORE-TEX Infinium」を採用したジャケット。取り外し可能なスリング付きバッグが付いていて、小物類の収納に便利です。
左胸と両サイドに計3つのジッパー付きポケットが備わっていて、収納力があります。また、ジャケットをたたんで収納できるポーチが付いていて、コンパクトに持ち運びができます。公式ストアでの販売価格は1万5840円です。
ザ・ノース・フェイスの「マウンテンライトジャケット」(NP11834)は、ゴアテックス2層構造を採用したジャケットです。表地には70デニールナイロンを使用し、耐久性を高めています。
やや長めの着丈にすることで保温性を確保しています。また、フロントはダブルフラップ仕様になっていて雨水の侵入を防ぎます。公式ストアでの販売価格は3万9600円です。
L.L.Beanの「パスファインダー・ゴアテックス・シェル・ジャケット」(TC510333)は、ゴアテックス3層構造を採用した、L.L.Beanの中で最も機能性に優れたジャケットです。
フードと裾はドローコード入りで、雨や風をしっかり防ぎます。また、脇の下には通気コントロール用のジッパーが備わっていて、体の熱を逃がします。左胸に防水ジッパー付きのポケット、両サイドにフラップポケットが付いていて収納力も十分。カラーはブラック、ダークテラコッタ、オーシャンブルーの3色展開。公式ストアでの販売価格は4万2900円です。
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