アウトドアファッションの素材としてよく使われているゴアテックス(GORE-TEX)。ゴアテックスとは、アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が販売している素材の商標名で、防水性と透湿性を持っているのが特徴です。
今回は優れた機能性を持つゴアテックスが使われているスニーカーを紹介します。アウトドアシーンはもちろん、デイリーでも活躍するものを集めました。
ゴアテックスは、雨や雪などを通さない防水性と湿気を逃がす透湿性を兼ね備えた素材です。相反する性質を持つゴアテックスは画期的な素材として重宝され、広く流通しています。
ゴアテックスが使われているスニーカーは、雨が降っている中で汗をかいても蒸れることがなく、靴の中を快適に保ってくれます。ハイキングやレジャーシーンなどで幅広く活躍する素材です。
ゴアテックスには「メンブレン」が大きく関係しています。メンブレンは水滴の2万分の1程度の非常に小さな穴が空いている生地で、水蒸気は通ることができますが水滴は通ることができない性質を持っています。
ゴアテックスは、表地、メンブレン、裏地というように3枚の生地を貼り合わせた構造になっています。表地はメンブレンの保護や、生地の厚みを増やして摩耗に強くする役割などを担っています。裏地は着心地を良くする役割があります。
ゴアテックススニーカーは、雨が降っていて足場が悪い時に使用する機会が多いため、歩きやすさにも着目して選ぶと安心です。軽量でクッション性のあるソールを使用しているスニーカーは、着地のときの衝撃を緩和し、快適な歩行をサポートしてくれるのでおすすめです。
また、ハイキングなどのアウトドアシーンで使用するときには、悪天候や岩場にも耐えられる、丈夫な素材を使用したトレイル用のスニーカーを選ぶとよいでしょう。
メレル(MERRELL)の「ハイキングシューズ Chameleon8 Storm」は、アウトドアシーンで人気の「カメレオン ストーム」シリーズをアップデートした第8世代モデルで、アウトドアスポーツをする方に特におすすめです。最新のゴム製アウトソール「Vibram XSトレック エボ」を新たに採用し、ラグ(靴底の突起)も新形状に変更することでグリップ力を高めています。
アッパーには、ゴアテックス素材と撥水性・耐久性に優れたメッシュ素材を採用しています。また、つま先からかかと部分までポリウレタン素材のプレートで包み込むように覆うことで、岩などの障害物から足を保護し安定性を確保しています。実売価格は1万5000〜1万8000円前後です。
コンバース(CONVERSE)の「オールスター 100 ゴアテックス サイドゴア MN OX」は、「オールスター100」にゴアテックス素材を使用したモデル。撥水加工を施したリップストップ素材や、側面のゴアテックスロゴが特徴です。
すっきりとしたデザインで、きれいめファッションにも合わせやすいです。カラーはオリーブとブラックの2色展開。実売価格は1万7000円前後です。
ニューバランス(new balance)の「ウォーキングシューズ MW880G」は、男性用モデル「MW880」のゴアテックス仕様で、雨が降っても快適な履き心地です。アウトソールは、歩行の際にバランスを保てるように配置されたウォーキングストライクパス構造になっていて、左右へのブレを防いでくれます。
抜群のクッション性と安定性を持つミッドソールを使用しています。アウトドアや旅行、デイリーユースまで幅広く活躍するデザインも魅力。実売価格は1万1000〜1万8000円前後です。
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)の「ベロシティ ニット NF51998」は、表に縫い目のないスタイリッシュなデザインで、デイリー使いしやすいです。ランニングとトレーニング向けに開発された、ノースフェイスのスポーツシューズ「Ultra Velocity」と同じ靴底の構造を採用することで、衝撃吸収性と安定性を高めています。
アッパーのストレッチニットにゴアテックス素材を直接接着することで、高い防水透湿性と快適な履き心地を実現しています。実売価格は1万2000〜2万円前後です。
ホカオネオネは、抜群の履き心地を提供する分厚いミッドソールが特徴的な、フランス生まれのシューズブランド。「KAHA LOW GTX 1118586-CGGS」は、ホカオネオネの人気ハイキングシューズ「カハ GTX」のスペックを受け継いだ、ローカットデザインのスニーカーです。
ゴアテックス素材による高い防水透湿性と、分厚いミッドソールによる高いクッション性を兼ね備えています。ハイキングシーンはもちろん、タウンユースもしやすいスタイリッシュなデザインも魅力。実売価格は2万5000円前後です。
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