「梅干し」は日本人にとってなじみ深い食品です。スーパーで頻繁に買っている人も多いはず。ただ、「行きつけのスーパーにある同じ梅干しを買ってばかり」になりがちではないでしょうか。
梅干しには変わったものや、高級ブランドなどがあります。いろいろ試してみると、食卓が楽しくなりますよ。ここでは、梅干しの選び方や食べ方、通販で買えるおすすめの梅干しを紹介します。
梅の産地として有名なのは、和歌山県です。日本国内の梅の収穫量を都道府県別にみると、全体の約6割を和歌山県が占めています(出典:農林水産省)。収穫量が和歌山県の次に多いのが群馬県、福井県です。
和歌山県を代表する品種は、最高級梅である「南高梅(なんこうばい・なんこううめ)」。大粒であり、皮が薄く肉厚、そして香りがいいのが特徴です。
また、梅のブランドは他にも、関東地方の「白加賀(しろかが・しらかが)」、福井県の「紅映(べにさし)」などがあります。
梅干しを選ぼうとすると、「かつお梅」や「はちみつ梅」といった「調味梅干し」もいろいろあり、どれを選べばいいのか迷ってしまいますね。
簡単な選び方として、昔ながらの酸っぱい梅干しが好みであれば、調味をしていない白干梅を。甘くて食べやすい梅干しが好みであれば、はちみつ梅を。出汁の味わいも楽しみたいなら、かつお梅を選ぶといいでしょう。
記事の後半で紹介しますが、梅干しにはキムチ梅や燻製梅という変わったものもあります。いつもとは違う梅干しが食べたいなら、変わり種もぜひ味わってみてください。
梅干しはご飯にのせて食べるイメージが強いですが、他にも梅干しをおいしく味わう食べ方はあります。
お酒のおつまみとして味わったり、焼酎に入れたり。きゅうりの梅肉和えや、梅かつおといったように、他の食材と合わせて一品つくることもできます。夏らしくさっぱりした食卓をつくれるでしょう。
また、梅干しには疲労回復効果や美容効果があると言われています。夏バテ予防やアンチエイジングに活躍する梅干しを、おやつやおつまみとして、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
おいしい梅が育つ和歌山県石神地区の梅干し屋、石神邑(いしがみむら)。100%紀州産にこだわった選りすぐりの梅干しを販売しています。
石神邑は昔ながらの梅干しから、「みかん梅」などの少し変わった調味梅干しまで幅広くつくっており、そんな石神邑の梅干しを8種も食べられるお試しセットがあります。
紙のかわいいバッグに、一種類ずつ包装されて入っています。石神邑の神髄たるうす塩味梅干や、昔ながらの製法でつくられた白干梅、かつお味梅干やしそ漬梅干といった風味豊かな調味梅干し。そして甘みがあって食べやすい「蜜っこ」やみかん梅など、名店のさまざまな梅干しを堪能できます。1種類最大5粒入ったお試しセット、メーカー直販価格は1350円(税込、以下同)です。
テレビ、雑誌、SNSで注目されているトノハタの「アイス梅」。凍らせて食べる、シャリシャリした食感の梅干しです。
酸っぱすぎないフルーティーな甘さが特徴なので、これ一粒でおやつとして楽しめます。一粒だけを夏の暑い日の帰宅後に食べたり、お風呂上りに食べたりするのも良し、酎ハイやカクテルに入れるも良し。クエン酸の補給もできるので、夏バテ予防にぴったりです。
アイス化に最適な梅を開発し、使用しています。普通の梅を冷凍庫で凍らせるだけでは出せないおいしさ。販売価格は12粒入りなら2500円前後で、24粒入りなら4000円前後。ギフト用のものも展開されています。
テレビで話題になり、ファミリーマートのおにぎりとして商品化もされたふみこ農園の「梅キムチ」。最高品質といわれる紀州南高のはちみつ梅と、本場韓国キムチ専門店がタッグを組んだ日韓共同開発商品です。
真っ赤な見た目とは裏腹に辛さはひかえめ。はちみつ梅の甘さと本格キムチのピリ辛さがクセになります。ご飯のお供にするのもいいですが、豆腐にのせて冷ややっこにしたり、れんこんのはさみ揚げにしたりと楽しみ方いろいろです。
Amazon売上ランキングのキムチランキングで1位を獲得した実績があります。メーカー直販価格は3240円です。
BambooCutの「ウメボシカルタ」は、日本全国から厳選した珍しくておいしい梅干しを1粒ずつカプセルに入れたもの。東京スカイツリーの麓にある「立ち喰い梅干し屋」のお土産として販売されている品です。
ユニークで遊び心のあるデザイン。カプセルのフタに書かれた文字は、入っている梅干しの名称の頭文字になっています。フタを開けると裏面にコミカルなイラストが描かれています。家族で楽しむのも、プレゼントとして贈るのもおすすめです。
梅干しの種類は「すっぱい梅」「燻製梅」「こんぶ梅」「キムチ梅」など。人気6種の食べ比べができる6個セットは、販売価格3000円前後です。
梅干しの最高ランクである「A級」から、さらにいい梅を選りすぐり、その「特A級」の最高級梅だけを詰めた「極(きわみ)」。1つ1つ個包装されており、まるで高級和菓子のような包みです。贈り物としても喜ばれるでしょう。
勝喜梅は創業以来、紀州南高梅にこだわり、そのなかでもとりわけ品質の高い梅だけを厳選して仕入れてきた企業です。こだわり抜かれた、大粒で肉厚な高級南高梅を、やさしい甘さのはちみつで仕上げています。
販売価格は6包入りで2000円前後。他に、12包入り、20包入りもあります。また、同シリーズに、はちみつを使用しない「甘仕立て【極】(きわみ)」という品もあります。
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