メディア

「除湿機」おすすめ11選【2022年最新版】部屋干しにも1年中活躍。方式の違いや選び方を紹介!

» 2022年06月09日 15時27分 公開
[Fav-Log]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 じめじめの不快感、洗濯物も乾かない──高温多湿が避けられない日本の梅雨〜夏の時期ですが、「除湿機」を使えばさわやかに過ごすことができます。蒸し暑い日も、除湿することでさわやかな空気に。洗濯物の室内干しにも通年活躍してくれます。

 使いどころの多い除湿機ですが、除湿方式の違いなどでさまざまな製品が販売されています。ここでは、それぞれの方式の説明や、目的に応じた製品の選び方などを紹介していきます。除湿機を購入する際の参考にしてください。

除湿機 パナソニック「F-YHVX120」

除湿機:湿気を取り除く方式の違いをチェック

除湿機 出典:写真AC

 除湿機には複数の除湿方式があります。それぞれのメリット、デメリットを理解した上で選びましょう。

コンプレッサー方式

 一般的なエアコンにも使われている「コンプレッサー」(圧縮機)と冷媒を使う方式です。湿った空気を冷やすことで結露させ、水分を取り除きます。

 梅雨時や夏など暑い時期の除湿に強く、消費電力も比較的低いのがメリット。一方、気温が低い冬には除湿能力が低下します。また、動作音が比較的大きく、本体が重くなります。

デシカント方式

 デシカント方式は乾燥剤(ゼオライトなど)とヒーターを使って除湿する方式です。デシカント(desiccant)とは乾燥剤を意味します。乾燥剤に湿気を吸着させ、その水分をヒーターの熱で気化させ、さらに熱交換器で結露させることで水を取り除く仕組みです。

 ヒーターを使うので、温度が低い冬でも除湿能力を発揮できるのが強みです。動作音も静かで、本体は比較的軽量・コンパクトです。ただ、ヒーターを使うので消費電力が大きい傾向にあります。また、室温の上昇が大きいので、暑い季節には向いていません。

ハイブリッド式

 コンプレッサー方式とデシカント方式の両方を組み合わせたのがハイブリッド方式です。暑い時期はコンプレッサーをメインに、寒い時期はデシカントを──という両方式の“いいとこ取り”により、温度と湿度の状況に応じて両方式を組み合わせた最適な除湿を行います。

 気温に左右されずに除湿能力を発揮し、無駄な消費電力(電気代)も抑えられるので、1年を通じて使いたい方に向いています。ただ、両方式を搭載しているので、単一方式の製品より高価な上級モデルが多くなっています。

ペルチェ方式

 半導体素子の一種「ペルチェ素子」による冷却で結露させて水分を取り除きます。安価でコンパクトな除湿機が採用していることが多い方式です。

 除湿能力はそれほど高くありませんが、動作音が静か。小型モデルが多く、狭い室内などで使いやすいのがメリットです。USB&モバイルバッテリーで動作するモデルもあり、クローゼットなどピンポイントな場所に設置して除湿できます。

除湿機:選ぶポイントをチェック

除湿機 出典:写真AC

 除湿方式のほか、チェックしておきたいポイントがあります。

部屋干しが多いなら「衣類乾燥除湿機」

 除湿機能に加え、洗濯物の部屋干しに効果的な「送風機能」も備えたものは「衣類乾燥除湿機」と呼ばれています。

 除湿機の多くは送風機能を備えていますが、衣類乾燥除湿機は強力な送風機能や部屋干しの臭い対策機能など、部屋干しに役立つ機能も備えています。洗濯物の部屋干しをメインに考えているなら、こうしたモデルを検討してみましょう。

部屋に合わせた除湿能力を

 除湿機の能力は、除湿量や除湿可能な部屋の広さで表されます。

 除湿量は「1日6L」などと表され、大きい方が早く乾燥します。対応できる部屋の広さは「木造8畳〜鉄筋16畳」などと表示されており、同じ機種でも木造と鉄筋で異なります。表示をよくチェックして、使いたい部屋の広さに合わせた除湿機を選びましょう。

水を捨てる労力を減らしたいなら、排水方式も確認

 空気から取り除いた水は、除湿機のタンクにたまります。タンクがいっぱいになったら、本体から取り外して水を捨てることになります。タンクが大容量なほうが、水を捨てる頻度を減らせるので楽です。

 本体の背面に取り付けたホースから排水できるモデルもあります。排水を風呂場などに流すようにしておけば、タンク容量を気にすることなく運転しっぱなしにすることも可能になり、長めの外出時に部屋干しする場合でも安心です。

本体サイズや重さもチェック

 使いたい場所に置けるサイズかどうか確認しましょう。除湿能力が大きいモデルは本体サイズも大きくなります。コンプレッサー方式は小型のものでもそれなりに重量があるので、部屋ごとに運んで使いたい場合は要チェック。本体を持ちやすいハンドルを備えたモデルもあります。

除湿機:コンプレッサー方式のおすすめモデルはコレ!

シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-N71

除湿能力:7.1L/日(60Hz)、6.3L/日(50Hz)

 シャープのコンパクトな衣類乾燥除湿機。部屋干し臭を抑制するという「プラズマクラスター」機能を搭載するほか、床や足元をすっきりさせる下向き送風機能を備えています。排水タンク容量は約2.5L。背面にホースをつないで連続排水できる機構もあります。

コロナ 衣類乾燥除湿機 CD-P63A2

除湿能力:6.3L/日(60Hz)、5.6L/日(50Hz)

 コロナのコンパクトなモデル。風向きを上方向から水平方向までルーバーで自由に調節できる送風機能を備えています。排水タンクは3.5Lの大容量。22(幅)×33(奥行き)×51.5(高さ)cmとコンパクトな上、持ち運びに便利なハンドル付き。

アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65

除湿能力:6.5L/日(60Hz)、5.5L/日(50Hz)

 アイリスオーヤマが販売するコンプレッサー方式のスタンダードなモデル。風向きを自動的に変えてくれるオートルーバー機能を備えており、スイング角度は3段階に調整可能。乾かしたい場所に集中してスイング送風できます。排水タンク容量は約2.5L。319(幅)×204(奥行き)×535(高さ)mmとスリムで、持ち運びに便利なハンドルも備えています。

山善 衣類乾燥除湿機 YDC-C601

除湿能力:6.0L/日(60Hz)、5.0L/日(50Hz)

 日用品や家電などを手がける「山善」のスタンダードなモデル。3段階に調節できる送風機能や約2Lの排水タンク、持ち運びに便利なハンドルなど、必要十分な機能を備えたコスパの高いモデルです。

アイリスオーヤマ 除湿機 IJC-J56

除湿能力:5.7L/日(60Hz)、5.6L/日(50Hz)

 アイリスオーヤマのシンプルな除湿機。約25(幅)×23(奥行き)×約38.3(高さ)cmとコンパクトで、押し入れやクローゼットでの使用にも向いています。約2Lの排水タンクのほか、ホースをつないで連続排水が可能な機構を備えています。

シロカ 除湿機能付きポータブルクーラー

除湿能力:4.4L/日

 デザイン性の高い家電で知られるシロカ(siroca)が2022年5月に発売した新製品。コンプレッサー式のスポットクーラーですが、1日4.4Lの除湿機能も備えています。

 本体サイズは22(幅)×22(奥行き)×41.4(高さ)cm、重さは6.5kgと軽量コンパクトなのが特徴。室温からマイナス7度の冷風を出す能力があり、脱衣所などに持ち運んで冷風を得られます。

除湿機:デシカント方式のおすすめモデルはコレ!

アイリスオーヤマ サーキュレーター衣類乾燥除湿機 IJD-I50

除湿能力:5L/日

 デシカント方式のスタンダードなモデル。本体上部にサーキュレーター(首振り機能付き)を搭載しており、衣類乾燥に力を発揮します。排水タンクは2.5L。

パナソニック 衣類乾燥除湿機 F-YZVX60

除湿能力:5.6L/日(60Hz)、5.4L/日(50Hz)

 パナソニックのデシカント方式の除湿機です。部屋干しのにおいをすばやく抑制するという「ナノイー」を搭載。狭い空間の部屋干しでも風を届きやすくする「ワイド送風」機能を備えています。重さが6.0kgと比較的軽量で、本体のハンドルを使えば持ち運びが容易。排水タンクは約2Lです。

トヨトミ デシカント式除湿器 TD-Z80J

除湿能力:8L/日

 冷暖房器具メーカー「トヨトミ」の衣類乾燥除湿機。オートルーバーやワイド&スポット送風機能を搭載し、目的に応じて効率のよい除湿が行えます。排水タンクは約2.2L。

除湿機:ハイブリッド方式のおすすめモデルはコレ!

パナソニック 衣類乾燥除湿機 F-YHVX120

除湿能力:12.5L/日(60Hz)、11.5L/日(50Hz)

 パナソニックの上位モデル。コンプレッサー方式とデシカント方式の両方を搭載するハイブリッド方式により、季節や天気に関係なく、1年中安定して除湿と衣類乾燥が行えます。2kgの洗濯物なら約75分で乾燥するというスピードも売り。衣類を除菌し、部屋干し臭を抑えるという「ナノイー X」も搭載しています。排水タンク容量は約3.2Lです。

シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-PH140

除湿能力:13L/日(60Hz)、11L/日(50Hz)

 シャープのハイパワーモデル。コンプレッサー方式とデシカント方式を組み合わせるハイブリッド方式により、1年を通じて高い除湿能力を発揮。2kgの洗濯物なら約64分で乾くとしています。衣類の部屋干し臭や汗臭を消臭するという「プラズマクラスター」機能も搭載。排水タンクは約3.6Lです。

除湿機のメーカー

シャープ

 大手家電メーカーのシャープは、ハイブリッド方式とコンプレッサー方式の衣類乾燥除湿機をラインアップ。コンプレッサー方式はコンパクトなモデルからハイパワーモデルまでカバーしています。部屋干し臭などを抑えるという「プラズマクラスター」も売りの1つです。

パナソニック

パナソニックの除湿機

 大手家電メーカーのパナソニックは、ハイブリッド方式とデシカント方式の衣類乾燥除湿機をそろえています。ハイブリッドはコンパクト、スタンダード、大容量の3モデルから選べます。衣類の除菌や部屋干し臭の抑制に効果があるという「ナノイーX」も搭載しています。

コロナ

 コロナは冷暖房機器や住宅設備機器の大手メーカー。衣類乾燥除湿機はコンプレッサー方式の3シリーズを展開しています。除湿機能も備える冷房機器「スポットクーラー」も販売しています。

アイリスオーヤマ

 家電製品を含む幅広い製品を販売しているアイリスオーヤマ。同社の除湿機はコスパの良さからAmazonの売れ筋ランキングで上位の常連となっています。

除湿機 最新ランキング

 ショッピングサイトではどんな除湿機が人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみてください。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  1. 今売れている「メッセンジャーバッグ」おすすめ3選&ランキング ノースフェイスやマムートなど【2024年3月版】
  2. 【ワークマン】1000円以下の「春トップス」3選 オーバーサイズの“冷感シャツ”が優秀! 売り切れ前に要チェック【後編】
  3. 【付録レビュー】旅のプロ・JTB監修の「ショルダーバッグ」はコロンと小ぶりなのに収納力が優秀 サコッシュに変身するポーチも搭載
  4. 【買って良かった】もう財布は一生これでいいかも モンベルの「トレールワレット」が今の時代にぴったりだった
  5. 人気ランキング上位の「オーブントースター」おすすめ3選 トーストにこだわったタイガー製品や庫内が広いパナソニック製品など【2024年3月版】
  6. おしゃれな「オールブラックトレッキングシューズ」おすすめ4選 元アウトドア店員が厳選!【2024年3月版】
  7. 今売れている「ゴアテックスのアウトドアジャケット」おすすめ&ランキング 春先の天候急変にも対応できる防水・防風性【2024年3月版】
  8. 「電波ソーラーG-SHOCK」おすすめ&ランキング 無敵の実用ウォッチ! 人気モデルをチェック【2024年3月版】
  9. カシオ、シチズン、セイコーだけじゃない! 人気ブランド「ソーラー腕時計」おすすめ4選【2024年3月版】
  10. ワークマンの“滑りにくい上品シューズ”を履いてみた 雨の日に使える仕事用スニーカーは要チェック