梅雨に入り、洗濯物を外に干せない日が増えてきています。部屋干しは生乾き臭の発生や湿気など、いろいろと問題点がありますよね。一方で、乾燥機の購入は費用や設置スペースの問題で諦めている、という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、1〜2万円台で買える「衣類乾燥除湿機」を紹介します。湿気の多い季節に役立つ商品をピックアップしました。「衣類乾燥除湿機」を活用して、じめじめした梅雨を乗り切りましょう。
衣類乾燥除湿機は除湿方式によって、いくつかの種類に分けられます。その中でも、梅雨〜夏の湿気の多い季節におすすめなのが、コンプレッサー方式の衣類乾燥除湿機です。コンプレッサー方式は、除湿機内部に搭載したコンプレッサーで空気を冷やして、水滴に変えて除湿します。
冷却して除湿するため部屋の温度が上がることもほとんどなく、暑い日も快適に使用できます。さらにコンプレッサー方式は、他の種類の除湿機と比べると消費電力が小さいため、電気代を節約できるのもうれしいポイントです。
衣類乾燥除湿機には、除湿した水分を蓄えるタンクが付いています。タンクの容量が大きいと、水を捨てる回数が少なく済むので便利です。極力手間を省きたい人は、タンクの容量が2.5〜3L以上のものを選ぶと良いでしょう。また容量だけでなく、タンクの取り出しやすさや持ちやすさのチェックも大切です。
製品によってはホースをつないで、24時間連続排水が可能なものもあります。外出中に洗濯物を乾かしたい時や長時間使用する時は、連続排水ができると安心ですね。
洗濯物を速く乾かすためには、送風のパワーも重要です。強力な風を出せるか、風力調節ができるかどうかもチェックすると良いでしょう。また風向きが自動で変わるオートルーバー機能が付いていると、洗濯物に満遍なく風を送れます。
タイマー機能が付いていると、必要な時間だけ運転させることができます。余計な電力を使わなくて済むので節約になりますね。さらに、オートオフ機能を搭載している場合、規定の運転時間を過ぎると自動的に電源が落ちるようになっています。万が一電源を切り忘れてしまっても安心です。
アイリスオーヤマの「衣類乾燥除湿機 IJC-H65」は、パワフル送風でしっかりと洗濯物に乾燥風を送ります。除湿量は6.5L/日(60Hz)、5.5L(50Hz)です。
オートルーバー機能を搭載しているため、風向きを変えて、乾かしたい箇所へ集中的に風を送れます。衣類乾燥モード、自動モード、弱モードの、3つの運転モードを搭載。自動モードにすると、人が最も心地よく感じる湿度55%になるように、センサーで検知しながら運転します。弱モードは音を抑えて運転するので、就寝中でも音を気にせず使用できそうです。
タンクの容量は約2.5L。ホースをつないで連続排水も可能です。サイズは、約31.9(幅)×20.4(奥行)×53.5(高さ)cm。販売価格は2万円前後です。
ロウヤの「衣類乾燥除湿機 コンプレッサー方式」は、送風口が2段階フラップになっていて、効率よく風を送る設計になっています。除湿量は6.5L/日(60Hz)です。
スタイリッシュな見た目も特徴的で、暮らしに溶け込むデザインです。湿度に合わせて除湿を調整する機能を搭載しており、「40%」「50%」「60%」「連続」の間で設定して運転できます。タイマーやオートオフ機能も搭載。タンクの容量は約1.8Lで、背面から取り出しやすい作りになっています。サイズは、約29(幅)×19(奥行)×48(高さ)cm。販売価格は1万4000円前後です。
コロナの「衣類乾燥除湿機 CD-P63A2」は、タンクの容量が3.5Lあるため、水を捨てる手間をなるべく掛けたくない人におすすめです。除湿量は6.3L/日(60Hz)です。
コンパクトな見た目ながら、除湿量は他の製品と比べても大きな差はなく、タンクの容量も大きいので手間も省けます。風向きは自由に変えられるので、効率よく洗濯物を乾かせそうです。タイマー機能や通常の除湿モードなども搭載。サイズは、約22(幅)×33(奥行)×51.5(高さ)cm。販売価格は1万9000円前後です。
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