暑くなると気になるのが、食品の傷みです。お皿にラップをかけて冷蔵庫に置いておくだけでは心もとないですし、お皿の上の空間がデッドスペースになるのも嫌ですよね。
食材を安心して保存しつつ、冷蔵庫の中もすっきりさせるために「保存容器」の使用をおすすめします。ここでは保存容器の選び方とおすすめの保存容器を3つ紹介します。
保存容器の素材には、ガラス、プラスチック、シリコーンなどがあります。
ガラス製のものは酸や塩分に強く、においや色が移りにくいのが特徴です。また、透明のため中身がひと目で分かることで、食べ忘れを防げます。ただ、容器が重く、割れる心配があり、値段が高い傾向にあるのが難点です。
プラスチック製のものは容器が軽く、壊れにくいのがメリットです。安価なものが多い傾向にあります。しかし食材の色やにおいがつきやすく、熱にも弱いため、劣化がしやすいというデメリットがあります。
シリコーン製のものは密閉性が高いことや、耐熱性、耐冷性に優れていることが特徴です。冷凍保存が可能で、電子レンジ使用もできます。おしゃれなものも多いです。
保存容器においてはもちろん密閉性の高さは重要ですが、他にも、電子レンジや冷凍保存に対応しているかも大事なポイントです。
どのように使用したいかを考え、それに沿った製品選びをしましょう。「食材や作り置きを冷凍保存したい」という場合は耐冷温度がマイナス20度くらいの容器を。「保存容器のまま電子レンジで温めたい」「電子レンジ調理に使いたい」という場合は耐熱温度が140度以上のものを選びましょう。
食洗器を使用している人は、食洗器に対応した製品かどうかもチェックすべきです。
複数の保存容器を保管すると、かさばってしまい、場所をとります。収納のしやすさを考えられた製品がおすすめです。
同じメーカーでそろえることで、入れ子にしてコンパクトに保管できるものも多いです。同じメーカーでそろえると、見た目も統一感がでるというメリットもあります。
ニトリの「たためる保存容器」は、2分の1のサイズに折りたたんで保管ができる保存容器です。素材にはシリコーンが使用されています。
電子レンジの使用が可能です。蒸気弁があるため、ふたをしたまま電子レンジで温められます。また、食洗機洗いにも対応しています。
サイズは4種類。たくさん買ってもコンパクトに収納できるので、サイズ違いでまとめ買いしてもよいでしょう。販売価格は最もサイズが大きい1200mlのものでも499円(税込み、以下同)です。
ZipTopシリーズは、米国で生まれたシリコーンバッグです。中に入れるものに合わせて、4種類が展開しています。その中でも作り置きおかずや食材保存に最適なサイズなのが「ディッシュ」です。
ジッパー付きの容器なので、ふたを洗ったり管理したりする必要がありません。柔らかい素材ですが、しっかり自立するので使い勝手も良いです。洗って繰り返し使えます。
電子レンジ、冷凍保存、食洗機に対応しています。食材を混ぜたり、電子レンジ調理に使ったりして保存だけでなく調理にも活躍します。
ランチボックスやスナック菓子入れとしても手軽に活用できます。見た目がスタイリッシュで、食材の保存容器に見えないことから、小物入れとして使う人もいるようです。ZipTopの「ディッシュ」の販売価格は、3点セットなら6820円です。
iwaki「パック&レンジ 7点セット」は、シンプルで清潔感あるデザインのガラス製保存容器です。
耐熱ガラスでつくられています。冷凍、電子レンジ使用、オーブン使用が可能なので、調理道具としても機能します。また、食洗器でも使えるのでお手入れが楽です。
同シリーズはカラーや柄が豊富で、好みに合ったものを選べます。また、サイズは3種あり、単品でも販売しているので、欲しい大きさのものを必要な数だけ買いそろえていくことも可能です。
初めて保存容器をまとめ買いするという人は、この7点セットから始めてみてもよいかもしれません。7点セットの内容は、200mlが4個、500mlが2個、1.2Lが1個です。メーカー直販価格は5500円です。
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