いよいよ夏本番。暑い季節に、室内の温度差を解消したり、クーラーとの併用で冷房効率を上げたり、よどんだ空気を外に排出したりと大活躍するのがサーキュレーターです。エアコンの温度を高めに設定しても涼しさを保てるため、節電効果も期待できます。
サーキュレーターという言葉には「循環装置」という意味があります。拡散した風を起こす扇風機に対して、サーキュレーターは、空気を循環させることが目的の、直線的で強い風を起こします。今回は、手軽に買える5000円以下のサーキュレーターを紹介します。
サーキュレーターを選ぶ際には、送風力や風向きの可動範囲をチェックしましょう。サーキュレーターの送風力は「適用畳数:○畳」などの形で表されます。適用畳数が部屋よりも少し大きいものを選ぶとより効果的に空気を循環させられます。
また、首振り機能が付いているタイプや、風向きを上下・左右に調節できるタイプを選べば、より幅広いシーンで活躍します。
長く使う上で、サーキュレーターが発生させる音の大きさも重要です。静かな場所で使う場合は、どうしても稼働音が気になってしまいますよね。
サーキュレーターから出る音は一般的に「○dB(デシベル)」と表記されます。「50dB」は換気扇や家庭用クーラーの室外機、「40dB」は図書館、「30dB」はささやき声と同程度とされているため、製品を選ぶ際の目安にするとよいかもしれません。
サーキュレーターには、直流方式のDCモーターを搭載したタイプと、交流方式のACモーターを搭載したタイプがあります。ACモータータイプはシンプルな機能のものが多く、比較的安価で購入できます。
一方、細かく風量を調節できて、かつACモーターよりも静かなのはDCモーターです。また、DCモーターは消費電力が小さい点もメリットです。
アイリスオーヤマの「PCF-MKM15N」はマカロンのようなフォルムが特徴的なサーキュレーター。「スパイラルグリル」という特殊な形状を採用しており、風をより遠くまで届けることができます。
風量調整は3段階、手動で縦方向に360度の角度調節が可能です。運転音は「弱」にした場合35dBと静かです。適用畳数は8畳。前面のカバーを外して簡単に掃除できるのもうれしいですね。Amazonでの販売価格は2300円前後です。
山善の「AAS-KW15」は、静音モード搭載のサーキュレーターです。静音モード時は24dBなので、睡眠中に使っても気になりません。
左右で合計50度の首振りが可能、手動で正面〜真上まで4段階の角度調整もできます。風量切り替えは3段階。適用畳数は10畳程度です。Amazonでの販売価格は3200円前後です。
ニトリの「FSV-M2DN_WH」は左右自動首振り機能を搭載したサーキュレーター。どんな部屋にも合うシンプルなデザインが魅力です。
角度は手動で上下6段階に調節できます。風量切り替えは用途に合わせて3段階で可能です。カラーはホワイトとブラックの2色。楽天市場での販売価格は3990円(税込、以下同)です。
アドアプスの「xr-ifu03」はアロマ機能を搭載したサーキュレーター。本体中央部のセンターバッジを外し、フェルトにアロマオイルをしみ込ませると、部屋の空気を循環させると同時に良い香りも楽しめます。
左右自動で最大70度の首振り、上下は最大90度の角度調節が可能です。高さは2段階、風量は3段階で調節できます。Amazonでの販売価格は3910円です。
iimono117の「サーキュレーター」は360度スイング機能を搭載したサーキュレーターです。あらゆる角度に風を送り、部屋全体の空気を循環させることができます。
稼働音は37.7dB程度です。最大8時間のタイマー機能と、なにも操作せず10時間経過すると自動で停止するオートオフ機能を搭載しているため、切り忘れの心配がありません。Amazonでの販売価格は4980円です。
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