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Apple Watchが“ゴツく”なるケースを自腹レビュー! アウトドア映えするラギッドなウォッチに変身!

» 2022年07月22日 17時40分 公開
[小林カサゴFav-Log]
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 アウトドアでも便利に使えるApple Watch。サードパーティーから販売されている“ゴツい”ケースを装着すれば、Apple Watch本体を保護できる上、見た目もアウトドア映えするラギッドなウォッチに変身させてくれます。

 今回は、Apple Watch用のケース&バンド3製品を購入し、実際にその使い勝手などをチェックしてみました。いつものApple Watchをキャンプなどアウトドアでも使いたい人やゴツいウォッチが好きな人の参考になれば幸いです。

写真 釣り場にも映える……!

小林 カサゴ

小林 カサゴ

Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り(主にライトゲーム)を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。

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釣りに使えるゴツいケース&バンドを探す

 筆者は週末に海釣りを楽しんでおり、そのお供にApple Watch(Series 6、44mm)を活用しています。

 普段はG-SHOCKを愛用しており、釣り専用のウォッチを入手することも検討したのですが、基本的に足場の良いところで釣りをするので潮をかぶることもなく、オーバースペックかな……という印象で踏ん切りがつきませんでした。結局、ナイトでも必要な情報が一発で見やすく、アプリからタイドグラフなどもチェックできるApple Watchに落ち着いています。

写真 普段使いはノーマルな本体にサードパーティー製ベルトの組み合わせ。これはこれでいいのですが……

 とはいえ地磯やゴロタ場にも時には足を運びますし、そんな時にApple WatchはG-SHOCKなどと比べてやや頼りなく見えるのは事実。単に気分を変えてみたいという思いもあり、Apple Watchを保護できるケースを探してみることにしました。

 条件は、「フィールドに似合うゴツい感じ」「ケースとバンドが一体化したタイプ」「潮をかぶらないので防水性は不要」──と決め、Amazonで評価の高い商品から検討。3つの商品を購入しました。

Spigen「ラギッド・アーマー プロ」

Spigen「ラギッド・アーマー プロ」 Amazonの商品写真

 ミリタリーグレードをうたうスマートフォンケースでおなじみSpigen(シュピゲン)の「ラギッド・アーマー プロ」(RUGGED ARMOR PRO)は、このジャンルの定番商品でしょう。変形しにくい性質と衝撃吸収性の高いTPU素材でできており、ケースとバンドが一体化したタイプ。装着すればApple Watchを文字通りラギッド(頑丈、ゴツい)に仕立て上げてくれます。

 45/44mm用の購入時の価格は2590円(税込)。カラーは「チャコール・グレー」「ブラック」「ミリタリー・グリーン」の3色から「チャコール・グレー」を選びました。一般的なチャコールグレーというより、ネイビー寄りな印象です。手元のノギスで測ったところ、ケースのサイズは約48(縦)×42(幅)mmでした。

Spigen「ラギッド・アーマー プロ」
Spigen「ラギッド・アーマー プロ」
Spigen「ラギッド・アーマー プロ」
Spigen「ラギッド・アーマー プロ」

 Apple Watchをケースの裏側からはめ込むだけできっちりと固定してくれます。心拍測定などの機能はそのまま使えるし、充電も可能です。Digital Crown(サイドダイヤル)は少し埋もれた形になるのでノーマルより回しづらくなりますが、使用自体に問題はなし。サイドボタンも普通に使えます。個人的にApple Watchで電子マネーの支払いをすることが多く、サイドボタンのダブルクリックを多用するのですが、スムーズに利用できています。

 このタイプのケースに共通しますが、Apple Watchのディスプレイの四方はケースで縁が盛り上がる形になります。それでも、左右スワイプによる文字盤の切り替え、上下スワイプによるコントロールセンターと通知の呼び出しは問題なく行えます。

 筆者の手首周りは約16cmですが、バンドの穴は最小から3〜4つめ。海外の大柄な人に合うようにできているのだろうと思いますが、腕の細い人は調整の余地が少ないかもしれません。逆に手首が太い人でもかなり余裕をもって使えそうなバンド長です。

 質感は“SpigenのスマホケースをそのままApple Watchのケース&バンドにした”という印象。G-SHOCKのウレタンバンドのほどよい装着感と比べるとちょっと固めで、Amazonの海外ユーザーレビュー(英語)には「1日中着用するには向かない」といった声も投稿されています。

 Amazonの日本人によるレビューも「値段の割りに質感がいまいち」という声がちらほら。個人的には「まあアリではないか」といった印象。全体の作りにSpigenらしい安心感があり、日常的に使い倒せる1本だと感じています。

 バンドの装着感が気になる人は、ケースのみの「ラギッド・アーマー」(1590円)を使えば、好みのバンドを合わせられます。こちらには「ローズ・ゴールド」や「ホワイト」などのカラーバリエーションがあり、バンドとのコーディーネートも楽しめそうです。

SUPCASE「Unicorn Beetle Pro」

SUPCASE「Unicorn Beetle Pro」 Amazonの商品写真

 複数のカラーを用意して気分で変えてみたい──ということで、次に選んだのがSUPCASEというブランドの商品。カラフルなケースやスケルトンタイプがラインアップされている中から、オールホワイトな1本を選びました。44mm対応モデルの購入価格は2599円。Spigen製品とほぼ同じです。

 Amazonの商品説明画像で見た爽やかなホワイトが気に入って選んだものの、実際に届いた商品は色温度低めな(クリーム色寄りな)ホワイトでちょっと残念。ノギスで測ったケースサイズは約53(縦)×43(幅)mmでした。

SUPCASE「Unicorn Beetle Pro」
SUPCASE「Unicorn Beetle Pro」
SUPCASE「Unicorn Beetle Pro」
SUPCASE「Unicorn Beetle Pro」

 Apple Watch本体のセットは裏からのはめ込み式で容易。心拍測定や充電なども問題なし。こちらもDigital Crownが少し埋もれた形になって回しずらくなりますが、不自由というほどではありません。サイドボタンはダブルクリックなど問題なく使えます。左右スワイプによる文字盤切り替えと上下スワイプによる機能呼び出しも問題ありません。

 バンドの穴は筆者の手首(周囲16cm)で最小から4番目でジャスト。Spigen製品よりは太いほうの余裕が少なくなっています。

 装着感は固さを感じ、個人的にはSpigenのほうが好み。質感も、少なくともこのホワイトモデルに関してはSpigenのほうが上だと感じます。

 好みのホワイトではなかったのが残念ですが、カラーバリエーションが豊富なのは魅力。スケルトンはちょっと気になってます。

amBand「Moving Fortress Classic」

amBand「Moving Fortress Classic」 Amazonの商品写真

 今回の自腹購入で最も勇気が必要だったのがこのamBandの製品。ステンレス製のケースにウレタンバンド(脱着不可)がセットされているのですが、メタル素材を使っているだけに、Amazonでの販売価格は44mmモデル、45mmモデルそれぞれ5499円と、今回取り上げたほかの製品の倍以上です。

 カラーはシルバーとブラックがあるのですが、値段が値段だけに、かなり迷いました。シルバーはもし安っぽい仕上げだったらピカピカ感が目立つし、となれば無難なのはブラック。でもせっかくの金属製ケースなのだから、金属らしさを強調したシルバーのほうが……などとしばらく思案した結果、最終的に「やはりここはメタルっぽいほうに賭けよう」とシルバーを選びました。

 製品名の「Moving Fortress Classic」(ムービングフォートレスクラシック)がプリントされた紙パッケージを爆撃機みたいな名前だなと思いつつ開けると、なんとなく既視感のある六角形の缶ケースが現れ、ケース&バンドが丁寧に収められていました。

 実際の製品は思った以上の質感で安心。ベゼルやサイドなどにヘアライン加工が施されることでピカピカ感が抑えられ、ほどよく落ち着いた仕上がりになっていると感じます。

 ノギスで測ったベゼルのサイズは約47(縦)×40(幅)mm。ケース全体はそこから一回り大きいサイズ感で、メタルの輝きと合わせてかなりの存在感です。

amBand「Moving Fortress Classic」
amBand「Moving Fortress Classic」
amBand「Moving Fortress Classic」
amBand「Moving Fortress Classic」
amBand「Moving Fortress Classic」

 ケースの内側はラバー張りになっており、メタルケースとはいえApple Watchのはめ込みはスムーズ。心拍測定や充電にも問題はありませんが、自宅で使っている充電スタンドにはケースが干渉してセットできませんでした(ほかの2商品は可能でした)。

 Digital Crownの使い勝手はほかのケースと同等ですが、ケースに施された微妙な角度のおかげで回しやすく感じます。サイドボタンはちょっと重めになり、ダブルクリックもしっかり力を入れる必要があります。左右と上下のスワイプは問題なしです。

 バンドの穴は筆者の手首(周囲16cm)で最小から4番目でジャスト。バンドの質感や感触は今回レビューした3製品の中では一番だと感じます。

 メタル製とあってちょっと重くなるのが欠点ではあるものの、ゴツさのアピール度と存在感は最大級。サードパーティー製品としては勇気のいる価格ですが、Apple Watchをかなりドレスアップしてくれます。

まとめ

写真

 今までApple Watch本体をノーマルで使い続けてきましたが、ケース&バンドを変えることで雰囲気をチェンジできるのは思った以上に楽しいものでした。Apple Watch本体の保護にも役立つので、早速釣行のおともとして、その時の気分に合わせて選んで使っています。

 ちなみに次世代のApple Watchには見た目もゴツい「Pro」モデルが登場するとうわさされていますが、値段もプロ級になってしまうという説があるので、気軽に使えるサードパーティー製品は今後も重宝するのではないかと思っています。

 レビューしながら感じたのは、本体はシルバー系を選んでおくと後付けのケースに合わせやすいかも──ということ。特にメタルケースにはシルバーがマッチするだろうなと思います。ただまあ、Apple Watchのシルバーステンレススチールモデルはちょっとお高いので、うーむ……。

レビューで紹介した商品はこちら

 購入時にはApple Watchのサイズを確認しましょう。

Spigen「ラギッド・アーマー プロ」「ラギッド・アーマー」

SUPCASE「Unicorn Beetle Pro」

amBand「Moving Fortress Classic」

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