熱中症対策として水分補給が欠かせない季節になりました。リモートワークの機会が増え、家庭内での水の需要はますます増えるばかりです。しかし、市販のペットボトルの飲料水では、保管の場所を取りますし、都度購入するのも面倒です。
そこで今回は、安心して飲める飲料水を家庭で手軽にたっぷり作れる、ポット型浄水器のおすすめ製品をご紹介します。
ポット型浄水器は、水道水をろ過しておいしい水にしてくれる製品です。「浄水部」という部分にいったん水をためてろ過するため、製品の詳細には「全容量」と「浄水部容量」の2つが記載されるのが一般的です。
ろ過するためのフィルターは定期的に交換する必要があるので、フィルターの価格にも気を付けましょう。
水がたっぷり入れば入るほど、満タン時には重くなりますので、持ちやすさや水の注ぎやすさ・補充しやすさも重要なポイントです。また、ろ過後に保存する場合は冷蔵する必要がありますので、自宅の冷蔵庫に入るのかどうか、製品の寸法にも気を付けましょう。
ドイツに本社を置く浄水器メーカー「ブリタ」のポット型浄水器。「アルーナ」は、丈夫ですっきりとしたデザインの大容量モデルで、全容量3.5L(リットル)、ろ過水容量1.75Lとなっています。
微細なメッシュ構造により砂などの細かな粒子をキャッチ。強力なイオン交換樹脂で、水アカの付着を防止し、水をまろやかにします。ヤシ殻からできたマイクロカーボンパールで、塩素やその他の嫌な臭いのもととなる物質を除去、ピュアでフレッシュな味わいの水を実現します。カラーはホワイトとブルーの2色が用意されています。
炭素繊維の開発・販売で世界首位を誇る国内メーカー、東レのポット型浄水器「トレビーノ」。「PT306SV」は、冷蔵庫のすき間にぴったりなコンパクトモデルです。
JIS規格12項目をクリアした高除去タイプで、体に大切なカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を損なうことなくおいしい水を実現。高速ろ過/時短浄水カートリッジ搭載で、使いたいときにサッと浄水でき、待ち時間や残量を気にせずに使えます。全容量は1.2L、浄水部容量は0.8Lとなっています。
国内最大級の大手総合化学メーカーである三菱ケミカルの浄水器ブランド「クリンスイ」のポット型浄水器。指で押すと開くフラップ式の給水口なので、フタを外さずに水を注げます。
活性炭とセラミック、さらに中空糸膜採用で微細な雑菌や赤サビまでしっかり除去。クリンスイ独自の中空糸膜フィルターは、「家庭用品品質表示法」に定められた除去対象17物質のほか、浄水器協会で定められた除去対象2物質も除去します。浄水部容量は0.9Lとなっています。
イタリアのポット型浄水器ブランド「LAICA(ライカ)」のおしゃれな製品。国内では北九州市に本社を置くヒロ・コーポレーションが販売しています。デザイン性に優れたイタリア製品らしいスタイリッシュな形状は、食卓に彩を添えてくれます。
ミネラル分はそのままのバランスで透過し、主要除去対象物質14種を取り除いてくれます。カラーはホワイト、ブルー、レッド、ミント(GREEN)の4色が用意されています。容量は全容量2.3L、浄水部容量1.2Lです。
定番のポット型浄水器ブランド「ブリタ」の最上位モデル。「スマートライト」のLEDでカートリッジの交換時期が分かるので、カートリッジを適正に交換でき、いつでもおいしい水が飲めます。
高性能浄水フィルターは、総ろ過水量150Lに加え、15項目除去、除草剤、農薬、医薬品など特定の微量不純物も低減。イオン交換樹脂の働きで、水アカや銅、鉛なども除去。また、マイクロカーボンパールと活性炭により、塩素や塩素化合物など、水の味を損なう可能性のある物質も除去してくれます。カラーはブルーとライムの2色。ろ過水容量は1.26L、全容量は2.4Lとなっています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.