アウトドアファッションの素材としてよく使われているゴアテックス(GORE-TEX)。ゴアテックスは、アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が販売している素材の商標名で、防水透湿性を持っているのが特徴です。
今回は、ゴアテックスが使われているレインウェアを紹介します。タウンユースできるものから、キャンプや登山、釣りなどのアウトドアシーンで活躍するものまで、幅広い製品を集めました。
ゴアテックスは、防水性と湿気を逃がす透湿性を兼ね備えた素材です。相反する性質を持つゴアテックスは画期的な素材として重宝され、広く流通しています。
ゴアテックスが使われているレインウェアは、雨が降っている中で汗をかいても蒸れることがなく、服の中を快適に保ってくれます。通勤通学からアウトドアまで、幅広く活躍する素材です。
ゴアテックスには「メンブレン」が関係しています。メンブレンは水滴の2万分の1程度の非常に小さな穴が空いている生地で、水蒸気は通ることができますが水滴は通ることができない性質を持っています。
ゴアテックスは、表地、メンブレン、裏地というように3枚の生地を貼り合わせた構造になっています。表地はメンブレンの保護や、生地の厚みを増やして摩耗に強くする役割などを担っています。裏地は着心地を良くする役割があります。
特にアウトドアシーンで着用する場合には、防風性や収納力・携帯性をチェックしておくとよいでしょう。防風性を高めるには、フードや裾にドローコードが付いているものがおすすめ。フィット感を調整でき、外からの風の侵入を防いでくれます。
ジッパー付きのポケットがあれば小物を入れることができ、アクティブなシーンでも中身を落とす心配がありません。また、小さくたためる仕様のウェアは持ち運びしやすく、ハイキングなどでも携帯しやすいです。
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)の「マウンテンライトデニムジャケット(NP12032)」は、防風性に優れた「GORE-TEX INFINIUM PRODUCTS」を採用したレインジャケットです。デニムデザインなのでデイリー使いしやすく、タウンユースメインで使いたいという人にもおすすめ。インディゴロープ染色加工を施しており、インディゴ染め特有の経年変化を楽しめます。
両胸に大きなジッパーポケットを配置していて、貴重品などを収納可能。冷気や風の侵入を防ぐ裾部分のアジャスタードローコードや、防水性を高めるダブルフラップ仕様のフロントを備えています。
フォックスファイヤー(Foxfire)の「クレストクライマー ジャケット(7411032)」は、軽量で透湿性が高い「GORE-TEX Active ファブリクス」を採用したレインジャケット。しなやかな着心地が特徴で、アクティブに動くシーンで活躍します。
左右にジッパー付きのポケットを備えていて、貴重品などを収納できます。スタッフバッグ付きで、コンパクトにたたむことができるので、持ち運びにも適しています。
「GORE-TEX エクスプローラーレインジャケット(RA-01JT)」は、釣り具メーカー・シマノ(SHIMANO)のレインジャケット。軽く柔らかい着心地で、動きやすいスリムシルエット設計となっています。
釣りをするときに腕を動かしやすいように、アップスウィングパターンを採用。また、抵抗が少なくスムーズな開閉ができる止水ファスナー、雨や風の浸入を防ぐ2重袖口、裾を絞れるアジャストなどを搭載することで、防水性を高めています。
ダイワ(DAIWA)の「レインウェア(DR-1221A)」は、メイン生地にゴアテックス3層素材を採用したレインスーツ。サイドからの雨水流入を防ぐ、雨返し構造になっています。
腕や背中に立体裁断を施すことで、重ね着しても動きやすくなっています。また、裾のドローコードや2重袖口、止水ファスナーを搭載し、防水性を高めています。そのほか、フードのバタつきと頭の蒸れを軽減するフードべンチレーションや、ブーツの着脱がしやすいブーツカットファスナーなど、多彩な機能を備えています。
ザ・ノース・フェイスの「クラウドパンツ(NPW12103)」は、コンパクトで軽量な「GORE-TEX PACLITE」を採用したレインパンツ。シャープなシルエットと、動きやすさを両立したデザインになっています。
インナーパンツとの摩擦を少なくすることで、足を持ち上げやすくなっています。また、足を上げても裾が上がりにくい仕様です。裾のファスナーは、靴を履いた状態でも着脱しやすく設計されています。さらにスタッフサック付きなので、持ち運びにも適しています。
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