定番ウォッチ「G-SHOCK」(カシオ計算機)は幅広いデザインのモデルがそろっていることも人気の理由ですが、力強くゴツいルックスのモデルは“タフネス”というG-SHOCKのアイデンティティを際立たせる存在です。
スタイリッシュでクールなモデルもいいけれど、やっぱりゴツいのが好き! というファンも多いのがG-SHOCK。フィールドで存分に使い倒すのもよし、タウンユースでオーバースペックなミスマッチ感を楽しむのもよし。ここでは、G-SHOCKの現行モデルの中からゴツいモデルをピックアップして紹介します。
Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り(主にライトゲーム)を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。
陸海空のプロのために作られた「MASTER OF G」のうち、がれきや土砂が散乱するような環境での使用を想定した「MUD MASTER」(マッドマスター)シリーズ。「GWG-2000」は、方位、気圧・高度、温度を計測できるトリプルセンサーに電波ソーラー、サファイアガラスを装備した最上位モデルです。
ケースサイズは61.2(縦)×54.4(横)×16.1(厚さ)mmとビッグですが、重さは106gと見た目より軽い印象。カーボンコアガード構造でモジュールを保護し、過酷な環境でもボタン類をガードする防塵・防泥構造はマッドマスターならでは。ボタンのローレット加工や、重機をイメージしたテクスチャーが施されたバンドなど、ゴツい見た目のインパクトはG-SHOCK最強クラスです。
実売8万円前後からとG-SHOCKとしては高価なモデルでもあり、現場のプロ以外にはかなりオーバースペック気味ですが、とにかく“ゴツさこそ正義”という人なら相棒に選びたい1本です。
MASTER OF Gのうち、空で活躍するパイロットのための「GRAVITY MASTER」(グラビティマスター)シリーズ。「GR-B200」は、トリプルセンサーに歩数計測が可能なクワッドセンサーを搭載したモデルです。
カーボンコアガード構造により、耐衝撃構造に加えて耐振動構造も強化。ベゼルにはカーボンファイバーをインサートした樹脂を採用しています。3時側の3つのボタンはヘリコプターの操縦桿をモチーフにデザインしたもの。文字板など随所にレッドを配色し、空からの救助活動に携わるエアレスキュー隊のスピリットを重ね合わせています。
ケースサイズは63(縦)×54.1(横)×18.3(厚さ)mmと大きいものの、重さは80gに抑えられています。電池式(電池寿命約2年)で、電波時計機能はありませんが、モバイルリンク(Bluetoothによるスマホ連携機能)で時刻を正確に合わせてくれます。実売価格は3万円台前半からとなっています。
「MASTER OF G」シリーズのうち、過酷な自然に立ち向かうサバイバル向けの「RANGEMAN」(レンジマン)。「GW-9400」は、高度と気圧、方位、温度を測定できるトリプルセンサーを搭載し、過酷な環境での活動をサポートしてくれるモデルです。
ケースサイズは55.2(縦)×53.5(横)×18.2(厚さ)mmと大柄ですが、重さは93gに抑えられています。信頼感ある樹脂ボディにシンプルで的確なデジタル表示、カーボンファイバーを樹脂にインサートした強靱なバンド、ボタンをガードするステンレス製パイプなど、野外で頼れるギア感の高い1本です。
電波ソーラー&トリプルセンサー搭載で実売3万円台後半からとコスパも良く、アウトドア派の実用モデルとしておすすめです。
メタルと樹脂を融合した造形美・構造美を追究する上位ライン「MT-G」シリーズ。「MTG-B3000」は、カーボン強化樹脂ケースでモジュールを保護し、外側をメタルパーツで覆う「デュアルコアガード構造」をさらに進化させ、ケースサイズを51.9(縦)×50.9(横)×12.1(厚さ)mmに小型化・薄型化しています。
何工程ものプレスや切削、研磨を駆使して立体的で複雑な形状に成型したというメタルパーツは、ゴツさだけでなく精悍な品の良さも醸しだし、見ていて飽きません。MT-Gということもあって実売価格は10万円前後からと、G-SHOCKとしては高価なモデルではありますが、ゴツいメタルモデルが好きなら万難を排して1本は手に入れたい憧れのモデルです。
55(縦)×51.2(横)×16.9(厚さ)mmのビッグケースを採用したGA-100シリーズ。ボタンガードやベゼルの凹凸がいかにもゴツく、幅広の樹脂バンドもタフさを演出しています。
カラーバリエーションも豊富。実売1万円台の手ごろなモデルが多いので、ゴツいG-SHOCKの入門機としてもおすすめです。
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