年末年始が近づき、親戚や友達と集まって、焼き肉を楽しみたいと考えている方もいるでしょう。そんなときに便利なのが「無煙ロースター」です。煙を最小限に抑える仕組みを採用しているので、お家の中でも快適に肉や魚を焼くことができます。
煙の発生を低減してくれるので、食材を焼いた後でも、臭いやべたつきを抑えることができます。今回は、そんな無煙ロースターの選び方とおすすめの製品を紹介します。
フリーライターとして、家電、家具、アニメ等の記事を担当。大学時代から小説や脚本などの創作活動にはまり、脚本では『第33回シナリオS1グランプリ』にて奨励賞を受賞、小説では『自殺が存在しない国』(幻冬舎)を出版。なんでも書ける物書きの万事屋みたいなものを目指して活動中。最近はボクシングをやりはじめ、体重が8kg近く落ちて少し動きやすくなってきました。好きなのものは、アニメ、映画、小説、ボクシング、人間観察。好きな数字は「0」。Twitter:@kirimachannel
無煙ロースターは、加熱方式において「電気ヒーター式」「赤外線式」「直火式」の3種類に分けられます。室内で焼き肉を楽しむなら、電気ヒーター式か赤外線式がおすすめです。
どちらもコンセントから給電する方式を採用していることがほとんどなので、コンセントのある室内での利用が基本となります。また、カセットボンベを使うこともないので、ガスの臭いやガス漏れの心配もなく、お部屋の中でも安心して利用できるでしょう。
お庭やベランダでバーベキューするなど、屋外での利用を想定しているなら、ガス式がおすすめです。ガス式は、カセットボンベをセットしておけば、電源がなくても使用できます。高火力なので短時間で調理できるのもうれしいポイントです。
ただし、カセットボンベを交換するランニングコストが掛かる点と、ガス独特の臭いが出てしまう点はデメリットと言えるでしょう。
お肉をふっくらジューシーに仕上げたいなど、焼き上がりの質にこだわる場合は、「赤外線式」がおすすめです。
赤外線式は、赤外線を照射して食材を加熱するのが特徴です。上部から照射される赤外線と放射熱で温まった下部のプレートの両面から、じっくりと食材に熱を通していきます。食材の表面だけでなく、内側までしっかり熱を通すことができます。
ただし、赤外線式は、上部にヒーターがあるので、その分、他のタイプよりもサイズが大きく場所を取ります。収納スペースが確保できるか、事前に確認しておきましょう。
最近では下部にヒーターを搭載しているタイプもあるので、コンパクトに使いたい方は、そちらをチェックしてみましょう。
クリスマスや年末年始等の機会に、みんなで集まって焼き肉を楽しみたいなら、プレートのサイズが大きいモデルを選びましょう。横幅が40cm以上あれば、家族や友達が4人くらい集まっても問題なく使えるでしょう。
中には、横幅が50cm以上のさらに大きいモデルも存在します。食べる量が多い場合や、4人以上での利用を考えている場合におすすめです。
また、赤外線式に多いのが、円形のプレートを搭載したモデル。円形タイプだと、どの角度からもお肉を置いたり取ったりしやすいので、パーティーにピッタリです。
ちなみに、焼き肉だけでなく、たこ焼きパーティーもしたいという場合は、付属のプレートもチェックしておきましょう。
たこ焼きプレートをはじめ、肉や魚、野菜などの食材に網目を付けられる網焼きプレートなど、製品ごとにさまざまなプレートが用意されています。利用シーンに合うプレートが付属しているか、事前に確認しておくと良いでしょう。
パナビアの「シーノカーボングリル」は、上部にカーボンヒーター、下部に熱源ヒーターを搭載したモデル。上下から食材を挟み込むように加熱するため、素早く焼き上げることができます。
遠赤外線で調理するタイプなので、食材の中までしっかり熱を通すことができ、ふっくらジューシーな仕上がりを実現できます。側面のダイヤルで、80〜260度まで細かく温度調節でき、加えて最長90分までタイマーをセットすることも可能です。
本体サイズは約44(幅)×約29(高さ)×約28(奥行き)cmで、比較的大きめなので、複数人で焼き肉を楽しむ際にも使えます。プレートにはフッ素加工が施されているため、食材のこびりつきを防ぎ、お掃除の際は汚れをサッと洗い流すことができます。
象印マホービンの「ホットプレート やきやき EA-GV35AM-TD」は、付属プレートが充実しているモデル。煙を抑える穴開き焼き肉プレートをはじめ、平面プレートや大たこ焼きプレートなどが付いており、状況に応じて使い分けることができます。
本体サイズは約54(幅)×約12(高さ)×約37.5(奥行き)cmで、ハーフプレート以外については、プレートのサイズも横幅が40cm以上と大きめです。複数人で焼き肉を食べたり、最大30個焼ける大たこ焼きプレートで、たこ焼き作りを楽しんだりできます。
プレートに「トリプルチタンセラミックコート」を使用しているので、耐久性が高く、表面に食材がこびりつきにくくなっています。付属の樹脂製収納ホルダーを使えば、すべてのプレートをまとめて、コンパクトに収納できます。
山善の「煙の少ない焼肉グリル XGRILL PREMIUM」は、吸煙ファン付きの無煙ロースター。煙の発生と油はねを防止する「Xカット構造」の特殊プレートと、「吸煙ファン機能」により煙の発生を最小限に抑えます。室内でも快適に焼き肉が楽しめます。
付属の「匠のたこ焼きプレート」は、一般的なたこ焼き器よりも深い調理穴を採用しており、しっかりとした大きめのたこ焼きが作れます。家族や友達と集まって、たこ焼きパーティーをするのにピッタリです。
温度設定は、140/170/200/230度、保温の中から選択できます。本体サイズは約51.5(幅)×約14.5(高さ)×約29(奥行き)cmのモデルです。
長谷園の「微煙陶炉 やきやきさん」は、蓄熱力に優れた伊賀の粘土で作られた製品。陶板の遠赤外線効果により、上質な焼き上がりを実現。食材を載せる陶板には傾斜が付いており、余分な油は周りの溝に落ちていくので、お肉がヘルシーに焼き上がります。
本体サイズは約32(幅)×約10.5(高さ)×約32(奥行き)cmとなっており、3〜5人用として使用できます。円形タイプの製品なので、どの角度からも食材を載せたり取ったりしやすくなっています。使用するには、カセットコンロ等が必要になります。
ザイグルの「ザイグルサークル炙輪 ハーフフラットプレートセット」は、円形のプレートが付いているモデル。直径約40cmのプレートを採用しており、4人でも問題なく焼き肉を楽しむことができます。
溝付きプレートを使うことで、余分な油を下部の油受けに落とすことができ、お肉もヘルシーに焼き上げることが可能です。付属のフラットプレートを使用して、炒めものやご飯ものを調理することもできます。
上部にカーボンヒーターを搭載しており、赤外線を照射して食材をふっくらジューシーに仕上げます。プレートの表面にはフッ素加工が施されているので、使用後のお手入れも簡単です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.