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アウトドアショップ店員が選ぶ! 高コスパ「フリースウェア」4選 冬の低山ハイキングにおすすめ【2023年1月版】

» 2023年01月24日 11時00分 公開
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 寒い冬でもハイキングを楽しみたいなら、フリースウェアを着るのがおすすめです。登山用に開発されたモデルは軽量で暖かく、汗抜けもよいため、登山を快適にしてくれます。とはいえ、市販されているフリースウェアは非常に多く、1つのブランドをとってもたくさんの種類があり、迷ってしまいますよね。

フリースウェア マーモット「ホイットニーマイクロフリースジャケット」(出典:Amazon

 そこで今回は、アウトドアショップ店員である筆者が、フリースウェアの失敗しない選び方や、コスパの高いおすすめのアイテムを紹介します

おかだあきほ

おかだあきほ

フリーランスライター兼アウトドアショップスタッフ。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。勤務するアウトドアショップのお客さまから寄せられるお悩みや自身の山体験を生かし、リアルで深い内容を発信! リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。

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フリースウェア:季節や重視したい機能によって厚さを選ぶ

 フリースウェアは、生地の厚さによって保温性が異なります。「薄手」「中厚手」「厚手」の大きく3つに分けられることが多く、低山(標高1000m程度まで)ハイキングでは次のように使い分けるのがおすすめです。

  • 薄手:春〜秋のハイキング

    (標高の高い場所は夏でも肌寒いことがあるため、ザックの中に入れておくのがおすすめ)

  • 中厚手:秋・冬のハイキング
  • 厚手:冬のハイキング

 冬に着るフリースウェアを選ぶときにはまず、何を重視したいか考えましょう。保温性を重視するなら厚手のものを選ぶのがおすすめです。1年を通して活躍する機会が比較的多く、かさばらないものを選ぶなら中厚手のものを選ぶと失敗がありません。

フリースウェア:ムレにくいモデルがおすすめ

 登山用のフリースウェアは、ムレにくいものを選びましょう。たくさん汗をかくと、服の中に熱がこもりやすくなります。汗や熱が発散されないと、汗冷えにつながり、体力を消耗してしまうため注意が必要です。そのため、ただ暖かいだけではなく、速乾性や透湿性、吸湿性に優れたモデルがおすすめ。最近はモンベル(mont-bell)の「クリマプラス」や「シャミース」、ポーラテック社の「PowerStrech(パワーストレッチ)素材」など、ムレにくい機能素材のフリースが多数販売されているのでチェックしてみましょう。

フリースウェア モンベル「クリマプラス100 ジャケット」(出典:Amazon

 一方、一般的なファッションブランドが販売しているものなど、登山用でないフリースは、保温性が高くても、ムレてしまうことがあるため、登山ではなるべく使用を控えることをおすすめします。

フリースウェア:ストレッチ性があり動きやすいものがおすすめ

 フリースウェアを選ぶ際には、ストレッチ性もチェックしましょう。伸びにくい素材を使っていたり、自分の体に合っていないフリースウェアを選んだりしてしまうと、上半身の動きを妨げ、ストレスになることが多いです。体の動きに追従するようなしなやかなモデルを選ぶと、長時間快適に行動し続けられるため、選ぶ際に意識してみましょう。

フリースウェア ザ・ノース・フェイス「ジップインバーサミッドジャケット」(出典:Amazon

 サイズ選びも重要です。選ぶ際は、大きすぎず、小さすぎない「ちょうど良い」サイズを選ぶことを心がけましょう。フリースは「ミッドレイヤー」といって、肌着やTシャツ、ネルシャツの上から保温着として着ることが多いウェアです。さらに風や雨が強い日は、その上からレインジャケットを着ることも想定されるため「重ね着しやすさ」がとても重要です。ショップで試着するか、オンラインで購入する場合は、サイズ詳細をきちんと確認してから購入しましょう。

冬の低山ハイキングにおすすめの「フリースウェア」はコレ!

モンベル「クリマプラス100 ジャケット」

 モンベルの独自素材「クリマプラス100」を使用した、軽量な中厚手フリースジャケット。登山レベルを問わず人気の高いモデルです。クリマプラス100は、保温性とストレッチ性を併せ持ち、薄手ながら動きやすいのが特徴。また通気性にも優れており、汗や熱を素早く逃し、体内をドライに保つことで、汗冷えを防いでくれます。

フリースウェア モンベル「クリマプラス100 ジャケット」(出典:Amazon

 袖口にはサムホールがついており、親指を通して着用することで手首や手の甲を温めることができます。胸ポケット付きのため、家の鍵や小銭、バスやケーブルカーのチケットなど、ちょっとしたものを入れておくのに便利。

 1万円以下で購入でき、すっきりしたデザインは着回ししやすいため、初めてフリースウェアを購入する人にもおすすめです。カラーバリエーションも豊富で、お気に入りを見つけやすいのもうれしいポイントです。

ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)「マウンテンバーサマイクロジャケット」

 ザ・ノース・フェイスの代表的なフリースジャケット。メンズのLサイズでわずか255gと軽量ながら、優れた保温性を持つモデルです。リサイクル素材のマイクロフリースを使用しているため、繊細でやわらかな肌触りが心地よいのが特徴。肩部分は耐久性の高いナイロンを使用しており、バックパックの摩擦によるウェアの擦り切れを防止できます。

フリースウェア ザ・ノース・フェイス「マウンテンバーサマイクロジャケット」(出典:Amazon

 デザインは、やや着丈が短めでスタイリッシュ。登山ファッションはもちろん、デニムやチノパンなど、普段着にもうまく合わせられます。丸めてコンパクトに収納できるため、「登山中に着るかわからないけれど、寒さ対策として念のため持っていきたい」というシーンにも使いやすい一着です。

マーモット(Marmot)「ホイットニーマイクロフリースジャケット」

 マーモットはアメリカ・カリフォルニア生まれのアウトドアブランドで、比較的購入しやすい価格ながら、機能性とデザイン性に優れたウェアが男女ともに人気です。

 「ホイットニーマイクロフリースジャケット」は、中肉厚のマイクロフリース。ウェア上部とひじ部分はナイロン素材を採用しています。ザックとの擦り切れや腕部分の起毛素材の消耗を防げるため、長く着られます。両脇のほか、両胸にもポケットがあるため、収納力は抜群。手袋やスマホ、カイロなどを入れておくのに便利です。

フリースウェア マーモット「ホイットニーマイクロフリースジャケット」(出典:Amazon

 ややゆったりめのシルエットのため、下に厚手のベースレイヤーやネルシャツなどを着込んでいても羽織りやすく、やぼったい印象になりません。90年代のヘリテージモデル「ホイットニージャケット」を現代版にアップデートしたモデルということで、やや懐かしくもスタイリッシュな配色がおしゃれです。

ミレー(MILLET)「アブレージョンフリースジャケット」

 リサイクル素材を使用した、肌触りが滑らかで着心地がよいフリースジャケット。襟が高めに設計されているため、冷たい風や雪の侵入を防ぎ、保温性を高めます。フロントジッパーは下からも開けることができ、ベンチレーション(換気)の役割を果たします。行動中に暑いと感じたら下部を少し開けて熱気を逃し、寒いと感じたら閉めて保温性を高める、というように、細かい体温調節がしやすいのが魅力です。

フリースウェア ミレー「アブレージョンフリースジャケット」(出典:Amazon

 落ち着いた色合いかつシンプルなデザインのため、登山はもちろん、タウンユースでも活躍します。胸の大きなポケットは、スマホも入れることができて便利。また、やや細身のため、上にハードシェルなどを重ね着してもゴワつかないのもポイントです。

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