スマートウォッチはスマートフォンの通知を確認できたり、電子マネー決済やヘルスモニタリング機能が搭載されていたりするなど、さまざまな機能を搭載しています。さらにおしゃれなデザインのものが増えており、ファッションアイテムの1つとして身に着けている人もいるかもしれません。
今回は、一見アナログ時計のようなデザインでありながら、スマートウォッチの機能が使える「ハイブリッドスマートウォッチ」を紹介します。デザイン性が高いウォッチなので、プレゼントや自分へのご褒美にもおすすめです。
Fav-Log編集部員として雑誌・書籍や生活家電、キッチン用品などを担当。大学卒業後はテクノロジー関連の専門誌の記者や経済系メディアの記者・編集者として働く一方で、私生活では何とか2児の母をやっています。10年以上クラシックバレエをやりながら、チアダンス部に所属するなど踊り続けてきましたが、いまはチアダンスを習う子供の応援が趣味。また読書も趣味で、好きなジャンルはハードボイルド。大沢在昌作品は見逃しません。愛車はホンダ・フリード。
ハイブリッドスマートウォッチとは、アナログ時計でありながら、スマートウォッチのようにも使うことができる腕時計のことです。機能はモデルにより異なりますが、心拍数や歩数、カロリー、ストレス、睡眠などのヘルスモニタリング機能から、ウォーキングやランニングなどの運動計測ができるモデルもあります。
アナログ時計を普段から着けている人は取り入れやすく、1回の充電で長時間使用できるモデルが多くなっています。また最近では、ミルスペックに準拠したアウトドア向けのスマートウォッチの中に、ハイブリッドモデルが増えてきています。少し価格が高くなりますが、スポーツやアウトドアを楽しむ人はチェックしてみてください。
2月9日に発売されたばかりの、ガーミン(Garmin)の新作ハイブリッドスマートウォッチ「vivomove Trend(ヴィヴォムーブ トレンド)」は要チェックです。女性向けのウォッチですが、ブラックは男性も身に着けやすいデザインとなっています。
このモデルは、ガーミン製品で初めてワイヤレス充電規格「Qi(チー)」に対応した点が大きな特徴といえます。Qi規格に対応したワイヤレス充電器を別途用意する必要がありますが、ケーブルに接続せずに置くだけで充電できるのがうれしいですね。
また、ガーミンといえばロングバッテリーが特徴ですが、vivomove Trendはスマートウォッチモードで約5日間持ちます。さらに、バッテリー残量が低下すると自動で時計モードに移行して、さらに約1日間稼働するのもうれしいポイント。充電のわずらわしさから解放されそうです。
ヘルスモニタリング機能は心拍数や呼吸数、歩数などのベーシック機能に加え、血中酸素トラッキングや体のエネルギー状態を数値化するガーミン独自の指標「Body Battery」、ストレススコア、睡眠スコア、消費カロリー、フィットネス年齢、週間運動量なども計測可能。さらに、「Garmin Pay」や「Suica」のタッチ決済に対応しており、LINEやメールなどの通知もしてくれるので、生活を便利にしてくれるでしょう。
カラーは4種類で、公式通販サイトでの販売価格は4万9800円(税込、以下同)です。
とにかくデザインがかっこ良く、どんなシーンにも着けやすいのがフォッシル(FOSSIL)の「Gen 6 Wellness Edition」です。OSとしてGoogleが開発した「Wear OS」を搭載しているので、GoogleマップやGoogle Payが使用できるのが便利です。
機能面は、心拍数や睡眠の質、血中酸素レベルなどの計測が可能で、一部の運動については自動検出もできます。ランニングアプリ「adidas Runtastic」や「Nike Run Club」にも対応しています。さらに、「Spotify」や「YouTube Music」にも対応しているので、音楽のダウンロードや再生などの操作をウォッチ上でできるのもうれしい点です。
公式通販サイトでの販売価格は4万2350円です。
ガーミンの「Instinct Crossover(インスティンクト クロスオーバー)」は、ミルスペック準拠テスト(耐熱、耐衝撃、耐水)をクリアしており、4システム測位(GPS、GLONASS、Galileo、みちびき)に対応しているアウトドア向けウォッチなので、スポーツやアウトドアを趣味にしている人におすすめです。
ヘルスモニタリング機能は心拍数や歩数、ストレスレベル、体のエネルギー残量を可視化するガーミン独自の「Body Battery」、血中酸素トラッキング、睡眠などを計測します。さらに、事故・転倒検出機能を搭載しているので、万が一のときも安心です。
機種は、ソーラーバッテリー搭載の「Instinct Crossover Dual Power」が2種、暗視ゴーグルとの互換性やステルスモードなどのミリタリー機能を備えた「Instinct Crossover Dual Power Tactical Edition」、そしてオンラインショップ限定販売のノンソーラーモデル「Instinct Crossover」の全4種です。
Instinct Crossoverももちろんロングバッテリーで、ソーラー充電機能を搭載しているモデルなら、スマートウォッチモードで約28日間+42日間(ソーラー充電5万ルクスの条件での使用を想定)。ノンソーラーモデルでも約28日間持ちます。
公式通販サイトでの販売価格は、ミリタリー仕様のスペシャルモデル「Instinct Crossover Dual Power Tactical Edition」が9万9000円、ソーラー充電機能を搭載していない「Instinct Crossover」が8万3000円、「Instinct Crossover Dual Power」が9万3000円となっています。
「Amazfit T-Rex 2」も、ミルスペックに準拠したハイブリッドスマートウォッチです。こちらもスポーツやアウトドアを楽しむ人におすすめのスマートウォッチとなります。また、公式通販サイトでの販売価格は4万3780円と5万円以内なので手を出しやすいウォッチといえます。
5つの衛星測位システム(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)に対応しているので、正確で速い測位ができて、電波を受信しにくい環境でも使えるのが非常に便利です。
また、ミルスペック準拠テストを15種類クリアしているので耐久性が非常に高く、マイナス30度の極寒の地でもボタン操作ができるタフさが魅力。バッテリーも約24日間持ちます。
さらにAndroidスマートフォンのみですが、ウォッチ本体からLINE返信や着信通知へのSMS返信が可能なのもうれしいポイントです。返信できるのは、アプリであらかじめ登録した定型文となります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.