どうしてそうなった……と思わずツッコミたくなる要素が満載の「バカゲー」。シュールな設定やわけの分からないゲーム性が特徴で、その不思議な世界観に魅了されたり、げらげらと笑い転げたりしたことがある人も少なくないはずです。
今回は「ニンテンドースイッチで遊べるおすすめのバカゲー」をピックアップしました。あわせて、ニンテンドースイッチのソフトのトップ10を紹介します。気になったタイトルをプレイし、バカゲーならではの独特な面白さをぜひ味わってみてください。
本記事は、Amazon.co.jpの売れ筋ランキング(2023年6月20日10:00現在)に基づいてランキングを集計しています
フリーライターとして、家電、家具、アニメ等の記事を担当。大学時代から小説や脚本などの創作活動にはまり、脚本では『第33回シナリオS1グランプリ』にて奨励賞を受賞、小説では『自殺が存在しない国』(幻冬舎)を出版。なんでも書ける物書きの万事屋みたいなものを目指して活動中。最近はボクシングをやりはじめ、体重が8kg近く落ちて少し動きやすくなってきました。好きなのものは、アニメ、映画、小説、ボクシング、人間観察。好きな数字は「0」。Twitter:@kirimachannel
あらゆるものを巻き込んで塊を大きくしていくだけの不思議なゲーム「塊魂」。2005年に発売されたソフトのリマスター版としてよみがえったのが本作「みんな大好き塊魂アンコール+王様プチメモリー」です。以前より美しい映像で楽しめるのはもちろん、新規要素が追加されており、シリーズファンも初心者も誰でも楽しめる1本となっています。
ゲーム性はいたってシンプルで、塊を転がしながらものをくっつけていき、塊が決められた大きさに到達すればゲームクリアです。自分の塊より大きなものを巻き込むことはできず、最初はクリップやお菓子など小さなものから徐々にくっつけていき、人や動物、自動車、建物など……塊が大きくなればなるほど巻き込めるものは増えていきます。そして、完成した塊は夜空に浮かべ、美しい星としてキラキラと輝きを放つようになります。
ものにあふれた汚い部屋からものがなくなり、喧噪に満ちたごみごみした街からものがなくなり、あらゆるものがリセットされていく独特な気持ちよさが味わえます。断捨離的なスッキリする感覚や、世界を破壊していく爽快感も感じられるでしょう。家や街を破壊した後に星を創り出すという”破壊と創造”を一挙に楽しむことができる、まさに神々の遊びとも言える作品です。
本作には王様の過去を体験できる”王様プチメモリー”も収録されています。若者時代の王様を操作して、5つの課題をクリアしていくモードです。大王様から厳しく指導を受ける若かりし日の王様の姿を見れば、王様への印象が少し変わるかもしれません。
その他、転がし中の王子たちの写真を撮る”セルフィ―機能”や塊魂のシュールなBGMが楽しめる”楽曲セレクト機能”などを搭載。気になった人はGoogle検索でぜひ「塊魂」と入力・検索してみてください。画面上に塊が登場して、面白いことが起きますよ。
主人公の鹿を操作して街でゆったり過ごしたり暴れ回ったりする「ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator 鹿フル装備エディション」。タイトルには"ごく普通の鹿"とありますが、本作に出てくる鹿は明らかに異常です。
ウサイン・ボルトもびっくりの超速の2足歩行で走り出したり、角の代わりに頭に拳銃を装備して乱射したりと、およそ鹿とは思えないエキセントリックな動きを披露します。近くの人間に角を付けて仲間に引き入れ、鹿化した人間を連れ回して大名行列のように街を練り歩くことも可能です。
ただし、あまりにも暴挙が過ぎると警察が出動し、厳しい追跡を受けることになります。モフモフの羊警察に警棒で殴られ、パトカーを背負ったシロクマ警察になぎ倒され、スナイパーライフルを持ったウサギ警察に頭を打ち抜かれ、悲惨な最期を迎えることもしばしば。まさに鹿版の「グランド・セフト・オート」とも言える作品です。
警察との壮絶なバトルを楽しむのも良いですし、鹿化人間と一緒に街を走り回ったり、ダンスを踊ったりしながらスローライフを味わうのも一興です。街中には馬もいるので、馬に鹿がまたがって”馬鹿”として活動することもでき、まさにバカゲーここにあり! と言えるような1本となっています。
ニッポンの土地を舞台にクレイジーマラソンレースを繰り広げる「ニッポンマラソン」。外国人から見た日本に対する間違った認識がテーマの1つとなっており、日本人ならおいおいと思わずツッコミたくなる要素が満載です。
市街地や寺院など外国人が想像する日本っぽいけど日本ではない”ニッポン”を駆け回りながら、最大4人プレイでレースを楽しめます。画面上に表示される日本語は自動翻訳で作ったような謎の表記を採用しており、例えばスタートの開始合図として「ベギン、勇敢な、走る、行く」というおかしな日本語が表示されます。
そもそも、みんなでレースが楽しめるこのモードは”先頭モード”と表記されており、誤字がそのまま放置されています。文字だけ見てもツッコミたくなるポイントが多く、笑わずにはいられないでしょう。
プレイアブルキャラクターも個性的で、ロブスターの鎧をまとったJ・ダーウィンや頭に角を生やした少女ニシボリ・エリザベス、セーラー服に身を包むおじいさんのゼンベイ・ゼンベエ、結婚相談所を立ち上げたい二足歩行の犬スヌグル・マエストロなど、ひと癖もふた癖もあるキャラクターばかり。
この奇妙な出で立ちのキャラクターがドラム缶や柴犬などの障害物を乗り越えていく姿はシュールそのものです。また、レース中のアクションで点数が稼げることもあるので、ふざけたアクションで加点を狙うという楽しみ方もあります。みんなでプレイすれば、げらげらと笑いながら楽しめること間違いなしの1本と言えるでしょう。
その他、毎年開催されるニッポンマラソンをテーマにした”ストーリーモード”や走る以外の要素が楽しめる”パーティーモード”も収録されています。ストーリーは予想以上に作り込まれているため、感動のあまり涙を流すことがあるかもしれません。パーティーモードにはショッピングカートに乗って、巨大なボウリングのピンを倒すというゲームも用意されています。
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