「ポータブル電源」は大容量バッテリーとACコンセントを搭載し、野外でも家電を使えるようにする機器です。キャンプや車中泊といったアウトドアアクティビティーやリモートワークなどで活躍してくれます。
防災用品として備えておけば、万が一の際にも心強いもの。ここでは、今売れているポータブル電源とおすすめモデルをAmazonの売れ筋ランキングからピックアップして紹介します。
本記事は、Amazon.co.jpの売れ筋ランキング(2023年7月14日12:00現在)に基づいて制作・集計しています。
Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り(主にライトゲーム)を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。
容量:708Wh
定格出力:500W
元Appleのエンジニアなどが米国で設立した「Jackery」(ジャクリ)はポータブル電源の人気メーカー。ブラックとオレンジのカラーリングが目印です。
「Jackery ポータブル電源 708」は、容量708Whの大容量バッテリーを搭載し、最大500Wの機器に給電が可能なモデル。2〜3日程度の連泊キャンプにも対応できます。
出力は計6ポート。ACコンセント×2(純正弦波)のほか、PD(USB Power Delivery) 60W出力対応のUSB Type-Cポートも装備しています。
ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他デバイスに給電する「パススルー充電」に対応。ただしメーカー公式サイトでは「バススルー充電を常時に利用することをおすすめしません」と説明しています。
Jackery公式価格は8万4500円(税込)。Amazonでは7月17日午後0時時点で約3万ポイントが付与されるとのことです。
容量:256Wh
定格AC出力:300W
モバイルバッテリーや充電器などの人気ブランド「Anker」(アンカー)のエントリーモデルです。容量256Whで1泊程度のキャンプをこなせます。
バッテリー使用による経年劣化が少ない「リン酸鉄リチウムイオン電池」をバッテリーセルに採用。3000回使用後も初期容量の80%以上を維持できるのが特徴で、「普段使いしながらも、災害時などいざという時の備えとして長期間置いておける製品が欲しい」という声に応えたとしています。
2つのACコンセント(純正弦波)と、PD対応USB Type-Cポートを含む計6つの出力を装備しています。サイズは約216×211×144mmとコンパクトで、重量も約3.7kgに抑えられています。耐衝撃性能も備え、高さ50cmからコンクリート床への落下テストもクリアしているとしています。
パススルー充電に対応し、パススルー時にはバッテリーを介さず直接家電製品に電力を供給することで内蔵バッテリーの劣化を抑える仕組みを採用。常時接続しっぱなしで簡易的な無停電電源装置(UPS) として利用できるとしています。
Anker公式価格は2万9900円(税込)です。
容量:256Wh
定格AC出力:300W
ポータブル電源専業メーカー「EcoFlow」(エコフロー)のエントリーモデルです。定格AC出力は300Wですが、「X-Boost」モードをオンにすると最大450Wまで対応可能としています。
リン酸鉄リチウムイオン電池の採用で充放電サイクル3000回を実現しているほか、業界トップクラスという高速充電により、ACコンセントから約60分で満充電が可能としています。専用スマホアプリと連携し、リモートで管理・操作することも可能です。
出力はAC×2、USB Type-C(最大60W)など6ポート。内蔵バッテリーを介さずにACコンセントからデバイスに直接給電するパススルー充電に対応し、停電した場合に30ミリ秒以下で電池給電モードへ自動で切り替わるEPS(Emergency Power Supply)機能も搭載しています。ただし「データサーバーやワークステーションのような完全なUPS機能を必要とするデバイスに使用しないでください」と説明しています。
EcoFlow公式価格は2万9900円(税込)です。
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