メディア

コスパの高さは折り紙付き 人気の国産ブランドスマホ「Xperia 10 V」を5つのポイントでおさらい(1/2 ページ)

» 2023年09月05日 12時55分 公開
[井上晃Fav-Log]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 そろそろスマートフォンを買い替えたいと思いながらも一括10万円を超えるようなハイエンドモデルには手が出ないという場合、6〜7万円で入手できるミッドレンジモデルが狙い目です

 ここでは、今シーズンの人気モデルである「Xperia 10 V」について、概要やポイントをおさらいしていきましょう

スマホ Xperia 10 V(出典:ソニー

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway

→著者のプロフィールと記事一覧

「Xperia 10 V」とは

 「Xperia 10 V(エクスペリア テン マークファイブ)」は、ソニーが2023年5月に発表したミッドレンジのスマートフォン。2022年の夏モデル「Xperia 10 IV」の後継機です。

スマホ Xperia 10 V(出典:ソニー

 Xperia 10 Vは、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要4キャリアなどで取り扱われているほか、8月4日からはオープンマーケット向けのSIMフリーモデルも提供されています

 大手キャリアにおける端末価格は、6万円台後半〜7万円後半(税込、以下同)といったところ。ソニー公式オンラインストアでは一括だと6万7100円です。

 ドコモオンラインショップの「売れ筋ランキング」や、POSデータを元にしたランキングなどでも中〜上位で見かけるような堅実な一台です。

主なスペックについて

 ソニー公式オンラインストアの表記を元にXperia 10 Vの主な仕様についてチェックしてみます。

 まずディスプレイには、約6.1インチ・フルHD+の有機ELディスプレイを搭載します。端末サイズは約68(幅)×155(高さ)×8.3(厚さ)mm。重さは約159gで、画面サイズを考えれば軽い部類です。カラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、セージグリーン、ラベンダーの4種類。

 ユニークなのは、画面のアスペクト比が21:9の縦長であることや、耐落下性と耐擦傷性の強いガラス「Corning Gorilla Glass Victus」が採用されていることなど。一方、リフレッシュレートが60Hzに限られるのは価格相応といったところでしょう。

スマホ 背面にはトリプルカメラを搭載(出典:ソニー

 続いて、背面カメラは、超広角(800万画素)、広角(4800万画素)、望遠(800万画素)という3眼構成です。広角レンズについては、旧世代モデルから約1.6倍大型化したイメージセンサーを搭載。4画素を1画素として扱うピクセルビニングの仕組みも採用。さらに、光学式手ブレ補正機能も備えます。

 そして性能を左右するチップセットには、Snapdragon 695 5G Mobile Platformを採用。メモリは6GB、ストレージは128GBを備えます。また、外部メモリは最大1TBのmicroSDXCをサポートします。バッテリー容量は5000mAhで、仕様上の連続映像再生時間は約34時間あります。

 そのほか、IPX5/IPX8の防水、IP6Xの防塵性能や、おサイフケータイ、指紋認証などもサポートしています。このように、仕様面は充実している印象です。

ライバル機種との差別化ポイント

 Xperia 10 Vはミッドレンジモデルでありながらも、カメラやオーディオの仕様が充実しています。カメラについては先述した通りですので、ここではオーディオについて補足しておきましょう。

スマホ フロントステレオスピーカーを搭載し、立体音響もサポート(出典:ソニー

 3.5mmのイヤフォンジャックを備えているほか、フロントステレオスピーカーを備えており、バランスの良い音響を意識しています。内蔵スピーカーの音圧は前世台モデルから約20%向上しています

 また、ハイレゾ音源に対応したワイヤレス伝送技術「LDAC」をサポートすることや、ソニー独自のAI技術を用いた「DSEE Ultimate」への対応によってストリーミングサービスの音源をハイレゾ相当の高音質に引き上げられること、立体音響の360 Reality Audioをサポートすることなどもポイントです。

 カメラ・オーディオ以外ではデザインもポイント。カラーバリエーションが別売の完全ワイヤレスイヤホンの「WF-C700N」と揃っていることや、別売のキックスタンド付き保護ケース(Style Cover with Stand for Xperia 10 V)など用意されているなど、ミッドレンジ帯モデルでありながら周辺機器展開が充実していることが見逃せません

シリーズ内での位置づけ

 Xperiaシリーズでは、端末名の数字が1/5/10と大きくなるほどスペックを抑えたモデルになるため、Xperia 10 Vはラインアップの中では最も廉価なモデルに相当します。最新の技術を搭載した上位モデル(Xperia 1 VやXperia 5 V)と比べれば、仕様・機能で見劣りする部分は当然あるでしょう。

 「Xperia 10 V」は、ラインアップの中では最廉価モデルとはいえ、エントリー帯の安かろう悪かろうな端末ではありません。むしろ多くのユーザーにとって、普段使いにほぼ心配がないと思える仕様を備えています。4大キャリアやオープンマーケット向けに広い販路で展開されつつ、周辺機器展開も充実しており、ボリュームゾーンを狙った堅実なミッドレンジモデルと言って良いでしょう

どんな人におすすめか

 Xperia 10 Vは一括6〜7万円台で入手できるミッドレンジモデルであり、防水・おサイフ・生体認証などをしっかり備えた端末です。ディスプレイサイズは6.1インチと大きく、一度に表示できる情報量は多いですが、端末の横幅はややスリムなので片手でもグリップしやすいでしょう。こうした特徴を踏まえると、最新機能には興味がないものの、スマートフォンとして当たり前に望む機能は押さえておきたい――という人が検討してみると良い端末だと思います

スマホ 別売のキックスタンド付き保護ケース「Style Cover with Stand for Xperia 10 V」(出典:ソニー

 機能面で注目しておきたいのはカメラとサウンドです。背面の3眼カメラを使えば、さまざまな構図・シーンで写真を撮影できますし、標準カメラについては画質もなかなか良い印象です。

 また、動画コンテンツの視聴、楽曲視聴、ゲームプレイなどにおいては、有線・無線・内蔵スピーカーなど、さまざまなスタイルでサウンドを楽しめます。プロセッサーの性能もミッドレンジ相当なので、カジュアルにゲームを楽しむうえで処理性能が心配になることはほとんどないでしょう。


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  1. ワークマンの「機能的なサンダル」3選 2000円前後で買える、アウトドアでも活躍する優秀アイテム
  2. 【付録】ファン必見 かわいい&癒される「トムとジェリー」の“ライト”登場 自動オフタイマー搭載
  3. 今売れている「レコードプレーヤー」トップ10&おすすめ3選 初心者も使いやすいBluetooth搭載モデルをピックアップ!【2024年5月版】
  4. 「G-SHOCKのアナログモデル」おすすめ&ランキング タフネス&唯一無二のデザインが魅力!【2024年5月版】
  5. 今売れている「マルチツール」おすすめ&ランキング キャンプやDIYに活躍する便利アイテム【2024年5月版】
  6. 今売れている「大人用自転車ヘルメット」トップ10&おすすめ 1位は普段着に合わせやすいバイザー付きモデル【2024年5月版】
  7. 今売れている「マウンテンパーカー」トップ10&おすすめ 軽くて防水性の高いモデルに注目!【2024年5月版】
  8. 今売れている「乾麺そば」ランキング10選 生そばのような風味と食感の商品に注目!【2024年5月版】
  9. 今売れている「電波ソーラー腕時計」トップ10&おすすめ 1位はシチズンアテッサのオールブラックチタン製モデル【2024年5月版】
  10. 今売れている「ドライブレコーダー」おすすめ&ランキング 前後2カメラやデジタルミラー型など、人気モデルをチェック【2024年5月版】