「ポータブル電源」は大容量バッテリーとACコンセントを搭載し、野外でも家電を使えるようにする機器です。キャンプや車中泊といったアウトドアアクティビティーやリモートワークなどで活躍してくれます。
防災用品として備えておけば、万が一の際にも心強いもの。ここでは、今売れているポータブル電源とおすすめモデルをAmazonの売れ筋ランキングからピックアップして紹介します。
本記事は、Amazon.co.jpの売れ筋ランキング(2023年9月13日11:00現在)に基づいて制作・集計しています。
Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り(主にライトゲーム)を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。
容量:288Wh
定格出力:300W
ポータブル電源の人気ブランド「Jackery」(ジャクリ)から登場した、容量288Whというエントリークラスの最新モデルです。スマートフォンなら約14回の充電が可能で、かつリュックにも入るコンパクトなサイズ(約230×155×167mm、約3.75kg)になっており、防災用品としても活躍してくれます。
「毎日使用しても10年以上使える」(3000回の充放電サイクル)という、長寿命なリン酸鉄リチウムイオン充電池を採用。家庭で家電とコンセントの間に接続しておけば、停電時に20ms(0.020秒)以内に電力供給を切り替えるEPS(Emergency Power Supply)機能も備えています。
出力ポートはACコンセント×1のほか、USB Type-C(100W対応)などを搭載。専用スマホアプリからの操作が可能など、最新モデルらしい機能性です。本体を充電できるソーラーパネルもセットになった「Jackery Solar Generator 300 Plus 40W Mini」もラインアップされています。
価格は3万9800円(税込)ですが、公式オンラインショップなどでは9月30日まで15%オフの3万3830円(税込)で販売されています。
容量:633Wh
定格AC出力:600W
日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」の再生バッテリーを利用したポータブル電源です。日産とJVCケンウッド、フォーアールエナジーが共同開発し、9月から日産の店舗で販売が始まりました。
リーフの車載バッテリーは使用後でも高い残存性能と安全性を保っており、再利用しても安心して使えるとしています。中古バッテリーを再利用することで製造時のCO2発生を抑えられるメリットもあります。
ポータブル電源としては容量633Wh、合計出力600W(ハイパワー時900W、瞬間最大1200W)のミドルクラス。出力ポートとしてACコンセント×2やUSB Type-C×2などを備えています。約2000回の繰り返し充電ができ、自己放電が少なく長期保管が可能(1年後に84%残存)。さらに動作可能な温度範囲が-20度〜60度と広いため、エンジンを切った夏・冬の車内などでも使いやすくなっています。
希望小売価格は17万500円(税込)。JVCケンウッドからも年内に発売される予定です(型番:IPB-01G、オープン価格)。
容量:512Wh
定格AC出力:500W
モバイルバッテリーや充電器などの人気ブランド「Anker」(アンカー)の500Whクラスのモデルです。
経年劣化が少ないリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、3000回使用後も初期容量の80%以上を維持。出力ポートはACコンセント×4口やUSB Type-C(最大60W)などを備えています。高さ50cmからのコンクリート床への落下テストをクリアしたという耐衝撃性能でアウトドアでも安心です。
パススルー充電に対応し、パススルー時にはバッテリーを介さず直接家電製品に電力を供給することで内蔵バッテリーの劣化を抑える仕組みを採用。常時接続しっぱなしで簡易的な無停電電源装置(UPS)として利用できるとしています。
Anker公式価格は6万4900円(税込)です。
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