9月13日に発表された「iPhone 15」シリーズは、端子にUSB Type-Cが採用されました。さまざまな機器で使用できる端子なのでケーブルを減らすことが期待できますが、W(ワット)数が低い充電器だと1つでは電力が足りず、充電器が複数必要になって結局あまり荷物を減らせないかもしれません。
ここでは、iPhone 15シリーズにおすすめのワット数が高くてポートも複数備えたさまざまな機器と使える「USB Type-C充電器」3選を紹介します。
iPhone 15シリーズのパッケージには「USB-Type-C 充電ケーブル(1m)」は同梱されていますが、充電器(電源アダプター)は入っていません。
この機会に新しい充電器を用意したいところですが、iPhone 15シリーズ用の充電器を選ぶ際に注意したい点があります。
それは充電器の対応ワット数やUSB PowerDelivery(PD:パワーデリバリー)に対応しているかです。iPhone 15シリーズを急速充電するには、USB PowerDelivery(PD:パワーデリバリー)に対応した20W以上の電源アダプターを使用する必要があります。
条件を満たした充電器を使えば、約30分でバッテリーを最大50%まで高速充電できます。
またType-C充電器のさまざまな機器に対応するというメリットを生かすのであれば、Type-C採用のMacBookやWindowsノートパソコンを充電できようにワット数の高いモデルがおすすめです。さらにiPhoneとそれらのノートパソコンを同時に充電すること考えるのであれば、60Wを超える電力のモデルだと安定して充電できます。
「CIO NovaPort TRIO 65W」は、コンパクトなサイズながら、65Wの高出力、3つの充電用ポートを備えた窒化ガリウム充電器です。
充電用のポートはUSB Type-Cポート2つとUSB Type-Aポート1つを搭載。デバイスに合わせて電力を自動で調整する独自技術NovaIntelligenceを搭載し、同時充電時も素早く充電ができます。
表面素材にはシボ加工が施されており、傷がつきにくくなっているのも毎日持ち歩く充電器としてはうれしいポイントです。
実売価格は約6600円(税込、以下同)から。
サイズ:約59(縦)×43(横)×28(厚さ)mm
重さ:92g
「STABILIST RH-PD65W」は、65Wの高出力、3つの充電用ポートを備えつつも、3000円ほどの実売価格で購入できるコスパが魅力の窒化ガリウム充電器です。
充電用のポートはUSB Type-Cポート2つとUSB Type-Aポート1つを搭載。デバイスに合わせて電力を自動で最適化する機能を搭載し、同時充電時も可能な限り高速で充電ができます。
内部のコンデンサに日本メーカー(太陽誘電)の部品を使用し、PSE認証を取得するなど安全性にも配慮して作られています。
実売価格は約3000円から。
サイズ:約60(縦)×60(横)×28(厚さ)mm
重さ:134g
多摩電子工業の「65W AC charger」は、コンパクトなサイズにPD対応のUSB Type-Cポート1つとUSB Type-Aポート1つを搭載した、まとまった構成が魅力の商品です。
USB Type-CポートとUSB Type-Aポートの同時使用時は、最大45Wと18Wの出力が可能。ノートパソコンとスマートフォンなどを同時に急速充電できます。
AC100V〜240Vの入力に対応し、海外旅行でも使える汎用性も魅力です。
実売価格は約2400円から。
サイズ:約53(縦)×53(横)×30(厚さ)mm
重さ:102g
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.