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機械式腕時計の老舗・日本が誇る「オリエント」の腕時計おすすめ5選【2023年9月版】

» 2023年09月22日 12時30分 公開
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 10月は異動などがある秋の新生活シーズン。気分も新たに腕時計を新調するのにもってこいの時期かもしれません。海外ブランドの製品にもひかれますが、ビジネスシーンにも使える実用的なものを探すなら、国産ブランドの製品にも注目したいところです。

オリエント RN-AP0002S オリエント RN-AP0002S(出典:Amazon

 ここでは、世界的に人気の、日本の腕時計ブランド「オリエント」の注目製品を紹介します。

物欲紳士

物欲紳士

物欲系ブロガー。理系出身で首都圏在住。「物欲紳士ブログ」にて、ミドル世代メンズの視点から「長く使える愛用品との出会い」をテーマに記事を執筆中。趣味は「良いモノ」集め、カメラと写真、クルマとドライブ、旅行、革細工などのモノ作り。

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機械式腕時計の老舗ブランド

 オリエント時計は、1901年に東京で創業した日本の老舗腕時計メーカー。戦後に民生向けの腕時計製品の製造販売を事業の中心とし、現在に至ります。

オリエント RK-AY0101S オリエント RK-AY0101S(出典:Amazon

 オリエント製品の特徴は、「機械式ムーブメントへのこだわり」「品質と価格のバランスの良さ」です。機械式ムーブメントについては、1971年(昭和46年)から続く「46系」と呼ばれる基幹ムーブメントが有名です。基本設計を継承しつつ進化を続け、現行モデルにも多く搭載されているムーブメントです。さらに品質・スペックに対して良好なコストパフォーマンスを維持している点も、同社の製品が世界中のファンから愛されている理由だと言えるでしょう。

 ここからは、そんなオリエントの機械式腕時計の中から、売れ筋&注目のモデルを5本セレクトし、その魅力を紹介します!

クラシカルなスタイルが光るコスパ系ウォッチ バンビーノ RN-AP0002S

 「バンビーノ」とは、イタリア語で「少年」を意味します。元来はオリエントが海外市場向けに製造販売し、海外の若者層にヒットしたシリーズです。本機も含め、現在では一部の製品が国内展開されています。

オリエント RN-AP0002S オリエント RN-AP0002S(出典:Amazon

 「RN-AP0002S」は、そんな「バンビーノ」シリーズの定番モデルです。6時位置の小窓に秒針が配された「スモールセコンド」と呼ばれる形式。中心部が盛り上がったボックス型の風防(文字盤前面のガラス体)と、周辺に向けてなだらかに盛り下がった「ボンベ型」と呼ばれる文字盤。全体的にクラシカルなスタイルが特徴の1本です。一方でケース径は40.5mmとやや大きめで、サイズ感は現代的。アラビア数字のインデックス(時指標)と相まって、クラシック一辺倒ではない点も見どころです。

裏ぶたはシースルーバック仕様 裏ぶたはシースルーバック仕様(出典:Amazon

 ビジネスからきれいめなカジュアルスタイルまで、幅広い守備範囲をこなせる1本です。日本製の機械式(自動巻)モデルながら、実売価格で2万円台からというコスパの良さも嬉しいところ。ケースの材質はステンレスです。

独特なスタイルが目をひく防水ウォッチ ネオクラシックスポーツ RN-AA0E06B

 腕時計に、周囲と被らないオリジナリティを求めたい人には、ヴィンテージテイストが魅力的な1本を紹介します。

オリエント RN-AA0E06B オリエント RN-AA0E06B(出典:Amazon

 「RN-AA0E06B」は、60年代〜70年代のオリエント製品に見られた機構を再現した1本。本機は防水仕様(20気圧防水)の製品ですが、4時位置に配された竜頭(りゅうず)を回転させることで、文字盤の外周に配されたリング体(内装リング、分表示を記載)が回転する機構を備えています。これは一般的なダイバーズウォッチに見られる「回転ベゼル」と同様、分積算計の役割を果たす機構です。現行製品ではあまり見かけなくなった機構を再現しているわけです。

 ケースの素材はステンレスですが、表面はブロンズ色に処理が施されています。ブラウンのレザーストラップとの組み合わせは、ヴィンテージ感のあるカラーリング。波型にカットされたベゼルも、絶妙な存在感でおしゃれです。

 駆動部には、機械式(自動巻)のムーブメントを採用。デイデイト表示(曜日表示付きカレンダー)を備えた実用性の高さも見どころです。日本製で、ケース径は43.5mmです。

優しさや温もりを感じる定番モデル オリエントスター ヘリテイジゴシック RK-AW0004S

 「老舗ブランドらしい1本」を探している人には、1950年代からの歴史を誇る基幹ブランド「オリエントスター」の定番モデルを紹介します。

オリエント RK-AW0004S オリエント RK-AW0004S(出典:Amazon

 「RK-AW0004S」は、オリエントらしい"優しさ”のある基本デザインに、現代的なセンスを加えた1本です。シンプルな白文字盤に、繊細さのあるリーフ形状の時分秒針。適度に丸みを帯びたケースの造形からも"温もり”が感じられます。「チャビーフォント」と呼ばれるインデックス上のアラビア数字は、同社の歴代モデルで採用されてきた書体を修正したもの。さらにケース径約39mmという"大きすぎず小さすぎず”なサイズ感は、使い勝手も良好です。全体的には、単なる懐古趣味に留まらない現代性があり、スーツはもちろん、ビジネスカジュアル的な装いにもマッチしてくれるでしょう。

オリエント RK-AW0004S オリエント RK-AW0004S(出典:Amazon

 駆動部には、オリエントが誇る46系ムーブメントの進化形となる自動巻ムーブメント(Cal. F6G42)を搭載。12時下位置のメーターから巻き上げ残量を確認できる、パワーリザーブ表示機能付きです。

 機構とスタイルの双方から「オリエントらしさ」を味わえる1本です。日本製で、5気圧防水。ケースはステンレス製で、バンドの素材はレザー、風防の材質は低反射コーティング付きのサファイアガラスです。

シンプルさが特徴のフィールドウォッチ オリエントスター アウトドア RK-AU0207L

 "普段着向き”な製品を探している人には、"オリエント版のフィールドウォッチ”とも言うべきモデルを紹介します。

オリエント RK-AU0207L オリエント RK-AU0207L(出典:Amazon

 「RK-AU0207L」は、ブラックに処理されたステンレス製のケースが、引き締まった印象を与えてくれる1本です。深みのあるネイビーの文字盤に、引き通し仕様のナイロンストラップ。ストラップは標準色(ダークブルー)に加えて、ブラックの交換用ストラップも付属。ファッションに合わせてバンドを付け替えるという楽しみ方を提案しています。

オリエント RK-AU0207L オリエント RK-AU0207L(出典:Amazon

 クラシカルなモデルが多いオリエント製品の中ではアクティブな印象の本機ですが、奇をてらった要素が見られない文字盤面の意匠などからは、オリエントらしい実直さも感じられます。

 機構部には、オリエント伝統の46系ムーブメント(Cal. F6N43)を搭載。50時間の駆動時間に加え、パワーリザーブ表示機能を備えています。日本製で、10気圧防水。ケース径は約41mmです。風防の材質は低反射コーティング付きのサファイアガラスです。アース系の色調を中心に、カラーバリエーションも豊富にラインアップされています。

機械式時計の魅力を味わえる1本 オリエントスター メカニカルムーンフェイズ RK-AY0101S

 最後に紹介したいのは、オリエントらしいトラッド感を堪能できる"大人の1本”。ケース径41mmのサイズに、機械式腕時計の魅力が詰まったモデルです。

オリエント RK-AY0101S オリエント RK-AY0101S(出典:Amazon

 「RK-AY0101S」は、ブランドの伝統を感じさせるスタイルにムーンフェイズ機構付きの自動巻ムーブメントを搭載した1本。クラシカルな曲面を描くケースに、ドレッシーな青針とローマ数字のインデックス。6時位置の小窓には、日付(カレンダー)に加えて月齢が表示されます。以上は伝統的なムーンフェイズウォッチではよく見られる仕様ですが、本機ではシースルーバック仕様となる背面部だけでなく、9時位置の小窓からも、機構部の動作を確認できます。いわゆる「オープンハート」と呼ばれる仕様で、現代的な機械式時計の楽しみ方も押さえている点が特徴です。

背面部はシースルーバック仕様 背面部はシースルーバック仕様(出典:Amazon

 ストラップは本ワニ革で、フォールディングバックル仕様となるなど、細部まで吟味された仕上がり。「一生モノ」と呼ぶにふさわしく、永く一緒に時を刻んでくれそうな1本です。日本製で、5気圧防水。ケースの材質はステンレス、風防の素材はサファイアガラス(低反射コーティング付き)です。

「あなたのスタイル」から選びたい

 今回は、「オリエント」の機械式腕時計について、注目のモデルをピックアップして紹介しました。

 機械式ムーブメントにこだわりがあるブランドだけに、"クラシカルさ”が見どころの製品がそろうオリエント。一方で個々の製品を見れば、随所にモダンな感覚が織り込まれていることが分かります。モダンさの匙加減が、愛用の1本を選ぶ際のポイントとなりそうです。愛用機を選ぶ際に、ぜひ参考にしてください。

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