スマートフォンなどで音楽や動画、ゲームを楽しむ際に欠かせないイヤフォン。現在はワイヤレス接続でき、さらに左右をつなぐケーブルもない「完全ワイヤレスイヤフォン」が主流です。
今回はワイヤレスイヤフォンの中でも、雑音を低減してくれる「ノイズキャンセリング」機能を搭載したモデルのうち、1万円台で買えるモデルからおすすめ製品をピックアップしました。
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
ノイズキャンセリング機能(通称ノイキャン)は、雑音(ノイズ)を打ち消してくれる機能です。周囲に騒音・雑音が多い場所や、音楽を集中して聴きたいときなどに便利です。
雑音を消す仕組みは「ANC(アクティブノイズキャンセリング)」といい、ノイズと逆位相の波形の音をぶつけて相殺することで、音楽や音声のみをクリアに聞きとれるようにしてくれます。
ノイズキャンセル機能搭載モデルは、周囲の音を打ち消すために音量を上げる必要が無くなるため、難聴のリスク回避につながるというメリットもあります。
「JBuds Air ANC」は、低価格帯の完全ワイヤレスイヤフォンで人気の「JLab Audio」によるANC機能搭載モデルです。4つのマイクが外音を的確に判断し、「スマートアクティブノイズキャンセルモード」「外部音取り込みモード」「オフ」の3パターンで、オーディオと外音のバランスをコントロールします。
本体をタップしたりホールドしたりするだけで音楽や通話を操作できる、タッチセンサーを搭載。耳から取り外すことなく、指先だけでさまざまな操作ができます。周囲の音の取り込みも操作可能で、レジでの会話や車内アナウンスなどにもすぐに対応できます。公式サイトでの価格は1万800円(税込、以下同)となっています。
「Creative Zen Air」は、パソコン用サウンドカード「Sound Blaster」シリーズやパソコン用スピーカーなどで人気のメーカー「Creative」によるスティック型の完全ワイヤレスイヤフォンです。
フィードフォワード方式のANCと、外音を取り込むアンビエントモードに対応。外部ノイズを低減して音楽に集中したり、周囲の音に注意を払いながらサウンドを楽しんだりできます。3サイズのイヤーピースが付属し、耳にフィットするものを選べるのもポイントです。IPX4相当の防滴性能を備え、トレーニングやフィットネスなど運動の際にも安心して使用できます。公式サイトでは2023年10月19日現在、プロモーション価格の3980円で購入できます。
パナソニックの「テクニクス EAH-AZ40M2」は、高級音響機器向けブランド「テクニクス(Technics)」の完全ワイヤレスイヤフォン。テクニクスで培ってきた音響技術に加え、ANCやLDACコーデック、音質劣化を抑えるダイレクトモードといった機能を備え、快適にクリアなサウンドを楽しめます。
「3台マルチポイント接続」に対応。パソコン、スマホ、タブレットなど最大3台までの機器と同時に接続可能で、切り替えの操作なく各デバイスに接続できます。パナソニックの公式通販サイト「Panasonic Store Plus」での価格は1万4850円となっています。
「Soundcore Liberty 4 NC」は、モバイルバッテリーや充電器などでおなじみのAnkerの完全ワイヤレスイヤフォンです。幅広い周波数帯の音を感知する高感度センサーと、ノイズを正確に打ち消す11mmの大口径ドライバーを採用。さらにチャンバーの遮音性を高めることにより、構造面のノイズキャンセリング性能を大幅に強化しています。
ソフトウェア面では、「ウルトラノイズキャンセリング3.0」を搭載。装着時にリアルタイムで周囲の騒音レベルと個人の耳の形を自動で測定し、パーソナライズされたベストなノイズキャンセリングを実現します。Ankerの公式サイトでの価格は1万2990円となっています。
「JBL Tune Beam」は、JBL独自開発のショートスティック型デザインを採用し、圧倒的な装着感を実現したモデルです。4つのマイクを使うANC機能を搭載し、気になる生活音を遮断。静かな環境で音楽を楽しめます。
必要な時だけ周囲の環境音を取り込める「アンビエントアウェア」や「トークスルー」機能にも対応。外出先や仕事中も聴きたい音を選んで聴くことが可能です。公式サイトでの価格は1万2100円となっています。
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