「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」は世界的なアウトドアメーカー。高機能なだけではなく、デザイン性の高い製品が多いのも特徴です。
その中でも、特に人気なのが「ヌプシジャケット」です。販売価格は3万8500円(税込)。エクスペディション向けウェアでありながら、比較的リーズナブルな価格帯であるのも人気の理由の1つです。
今回は、レディース向けの「ショートヌプシジャケット」を実際に着用してみたので、使用感などを紹介します。
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)は、1966年にアメリカで誕生したアウトドアメーカー。スキーやスノーボード、トレッキングなどのアウトドアシーンに合わせたウェアやシューズを多く取り扱っていますが、人気の秘密はおしゃれ度が高いことにあるのではないでしょうか。
ヌプシジャケットは1992年に登場以来、多くの人に支持され続けている、ノースフェイスを代表する冬のウェア。“ヌプシ”はチベット語で、ヒマラヤ山脈エベレスト南西に連なる山嶺を意味しています(出典:THE NORTH FACE)。防寒性やはっ水性などの機能性に優れ、高いデザイン性が多くの有名人にも支持されてきた歴史があります。
ヌプシジャケットよりも丈が短めの「ショートヌプシジャケット」は、スカートやパンツと合わせやすい、スタイリッシュなジャケット。2022年秋冬シーズンよりサイズ感が見直され、着丈を約2サイズ長くし、よりバランスの良いサイズ感になっています。筆者は2023年に購入しました。
またノースフェイスのウェアは、絶妙な色使いがおしゃれなのも特徴です。ショートヌプシジャケットには、メンズ用にはない「ケイブブルー×ダスティペリウィンクル」というカラーがあります。他にも定番のブラック、カプチーノ、オーキッドピンクも展開されているので、お気に入りの色合いが見つかりそうです。
表地には、強度のある50デニールの「リップストップリサイクルナイロン」が採用されており、さらにはっ水加工が施されています。また、バッグが干渉する肩部分がナイロン素材になっているのもうれしい点です。さらに、静電気の発生を抑える静電ケア設計なので、冬場の静電気問題も軽減するでしょう。
ポケットは両サイドに1つずつ、内側に1つと、計3つ備えています。また、袖口はマジックテープで調整可能です。
ダウンジャケットのシルエットは主に、体にフィットするスマートな印象のものと、ボリュームがあるふんわりとした印象のものがあります。ショートヌプシジャケットは後者のタイプで、全体的にボリューム感があります。
ショートヌプシジャケットには、CLEANDOWNが使用されています。これは、三重県明和町に本社工場を構える羽毛加エメーカー「河田フェザー」が、洗浄加工した原毛ダウンです。ダウンの羽根が開きやすくなる乾燥した気候に恵まれ、この地を流れる超軟水で洗浄することで、ダウンを傷つけずに汚れやほこりを徹底的に降去することを可能にしています。
このような良質なダウンが使用されているので、非常にふんわりとしており保温性が高いのが特徴です。
裾のアジャスターコードを絞ると、さらにふんわりとしたシルエットになります。これだけのボリューム感がありながら、重さは約590g(Lサイズ)と非常に軽量です。
一方で、ボリュームがあるので動きにくさはあります。散歩程度であれば問題ありませんが、スポーツには向かないと感じます。タウンユースで使いたいアウターといえます。
良質なダウンを使用しているジャケットなので、暖かさは格別です。裏地に何か加工などが施されているわけではないのですが、着用していると暖かくなってきて、少し小走りをしただけでも汗ばむほどです。
気温が11度ほどの12月中旬に着用して外出したら、汗をかいてしまいました。これからの寒さが厳しくなる季節に活躍するでしょう。
ショートヌプシジャケットは、2022年秋冬シーズンからサイズ感が見直されています。筆者が着用しているのは2023年モデルです。新モデルの丈感が気になるところだと思います。
身長160cmの女性がMサイズを着用すると、丈は腰辺りまでです(写真参照)。ショートヌプシジャケットのサイズは、S〜XLまでの展開です。
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