周りに一緒に登山を楽しめる人はいますか? 登山がしたいと思っても、一人では危険なこともあり、かといって一緒に登れる仲間もおらず、なかなか楽しめていない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、社会人になってから仲間を見つけてグループ登山を楽しむ筆者が、登山仲間の作り方や注意点を紹介します。
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
登山仲間を見つける方法はたくさんあります。ここでは、主流とされる3つの方法を紹介します。自分に合った方法で探してみてはいかがでしょうか。
社会人サークルや山岳会に入会すると、たくさんの登山仲間に出会うことができます。社会人サークルとは、同じ趣味の人が集まり、学生のサークルと同じような活動をするグループのこと。誰かが山行計画を立て、行きたい人が手を挙げて参加するシステムが一般的です。
山岳会は歴史が古く、仲間と登山を楽しむだけでなく、訓練や講習なども行われる組織。本格的な登山スキルが学べるのが強みですが、社会人サークルよりもルールや加入のための条件が多く、厳格なイメージです。
どちらもインターネットで検索をすれば見つけることができ、応募フォームに入力して説明を受けた後、メンバーとしてイベントなどに参加するといった方法が一般的です。ただし、山岳会は年会費が必要なところが多いので注意しましょう。
「スポーツやろうよ!」や「ジモティー」などのメンバー募集を利用するのもおすすめ。地域を絞ってグループ検索ができるので、住んでいる場所の近くのグループやサークルに参加しやすいです。また、小規模な団体の募集が多いため、人見知りの人や、なるべく少人数で活動したい人にもぴったりです。
またSNSで気になった人に連絡をして、思い切って登山に誘ってみるのもよいでしょう。ただし不快に思われないよう、丁寧に連絡し、慎重に距離をつめるように心がけてください。1対1で会わなくても、その人が参加しているグループに混ぜてもらえるかもしれません。
登山イベントに参加するのも、仲間を見つける良いきっかけになります。モンベルなどのアウトドアブランドやショップ、雑誌のコミュニティ主催など、さまざまなイベントが開かれているのでチェックしてみましょう。参加費はかかりますが、同じブランドや雑誌が好きな人が集まるので、気が合う人が見つけやすいのもメリットです。
気の合う仲間と出会うためには、いくつか確認すべきことがあります。「思っていたのと違う」とならないように、チェックしておきましょう。
グループに属している人の登山レベルをチェックしましょう。同じくらいか、やや上のレベルにいる人と一緒に登れば、自分の経験不足や劣等感を抱くことなく、かつレベルアップする機会にも恵まれます。一方であまりにレベルに差があると、登山中に置いていかれて悲しい思いをしたり、スキル不足で気を使われすぎて申し訳なさを感じることもあるので注意しましょう。
グループ参加者の男女比や年齢層もチェックしておきたいところ。同姓・同世代でなくても楽しい登山ができますが、おしゃべりの話題についていけなかったり、歩行のスピードが合わなかったりして思い切り楽しめないこともあります。男女半々くらいで、同世代の人が1人以上いるグループに属するとよいでしょう。
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