防水性やグリップ力、耐久性に優れ、長時間歩いても疲れにくい「トレッキングシューズ」は、普段の生活でも活躍します。とはいえ、いかにも山に行くようなゴツいシューズはやや重さがあり、普段着にも合わせにくいです。
そこで今回は、「タウンユースしやすいトレッキングシューズ」を4モデル紹介します。
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
KEEN(キーン)の「ジャスパー」は、クライミングシューズの仕様を参考にして作られた定番モデル。ソールが厚めで、低山の獣道から街の舗装道路まで、幅広いフィールドで使うことができます。
天然皮革スエードの落ち着いた質感に、遊び心のあるカラーの靴ひもが合わさり、かわいらしい雰囲気に。ジーンズやスカートなどとも合わせやすく、男女ともに人気があります。
ジャスパーの最大の特徴は、つま先部分までシューホール(靴ひもを通す部分)があること。足の甲からつま先までを靴ひもで微調整できることで、靴が足になじみやすいのが魅力です。そのため、ジャスパーを使っている人からは「足を包み込んでくれる」との口コミが多数! 「一般的なスニーカーではなんとなく足に違和感がある」「ピッタリとフィットする靴に出会えていない」という人は、一度ジャスパーを試してみてはいかがでしょうか。
ザ・ノース・フェイスの「ベクティブ ファストパック フューチャーライト」は、ランニングシューズのような通気性の良いメッシュを使った一足。メッシュには同ブランドが独自に開発した防水透湿素材「フュチャーライト」を使用しているため、雨に降られたり、水たまりに入ってしまっても水を弾きます。ムレやすくなる夏場から雨や雪の多い季節まで、1年中使えるモデルです。
一般的なスニーカーが片足350〜400gなのに対し、こちらのモデルは約311g(9インチ)と軽いのもポイント。長時間履き続けても疲れにくいため、接客業や運送業、営業など、立ち仕事や動き回ることが多い人におすすめです。
黒を基調としているため、スラックスなどビジネスカジュアルのような装いにも合わせやすいです。
世界中から注目を集めるHOKA(ホカ、ホカオネオネ)の「アナカパ 2 ロー GTX」。アッパーとソール、靴ひもに至るまでオールブラックでまとめられたデザインが洗練された印象で、登山やトレイルランニング好きはもちろん、ファッションが好きな人からも支持されています。
アナカパ 2 ロー GTXを含めたホカのシューズの大きな特徴は、ソールの厚さとクッション性。履いてみるとソールの弾力に驚きます。他のブランドよりも分厚いソールが地面からの衝撃を吸収するため、足先や膝に負担がかかりにくく、たくさん歩いても疲れにくいというわけです。
このクッション性に病みつきになる人も多く、「ホカのシューズを履いたら違うブランドのものは履けない!」という人がいるほど。足が疲れやすい人や、痛みを感じやすい人は一度試してみてはいかがでしょうか。
トレイルランニングやトレッキングで愛用者の多いサロモンの「エックスエープロ 3D」。特にブラックは、シンプルなデザインでどんなコーディネートにも合わせやすく、人気の高いモデルです。
同モデルの魅力は靴ひも。蝶結びをするような一般的なものとは違い、サロモン独自の「クイックレース」を採用しています。細いひもをキュッと締め上げるだけで足にフィットさせることができ、着脱が簡単。
足が靴の中でブレたり、激しく動いて靴ひもが緩んだりすることもなく快適です。このシステムに慣れると、一般的な靴ひもが煩わしく感じるかもしれません。動くことが多く、フィット感の高い靴を探している人や、靴の脱ぎ履きが多い人にぴったりの一足です。
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