自分にマッチするものを、かっこよくつけこなしたい「腕時計」。腕時計の製品選びにおいて、「手首が太い/細い」などの体型が影響するのも事実です。
そこで今回は2記事にわたり、手首が細い男性に特におすすめの腕時計をご紹介します。
物欲系ブロガー。理系出身で首都圏在住。「物欲紳士ブログ」にて、ミドル世代メンズの視点から「長く使える愛用品との出会い」をテーマに記事を執筆中。趣味は「良いモノ」集め、カメラと写真、クルマとドライブ、旅行、革細工などのモノ作り。
性別や体型などにとらわれない、ボーダーレス化が進む現代。腕時計の身につけ方も「定番の合わせ方」にこだわらない、自由なコーディネートが一般化してきています。レディースファッションの世界で「大径の腕時計を着用する」という着用法が流行したのも、記憶に新しいところです。
しかし、まずおすすめしたいのは腕のサイズに合わせて、控えめなサイズの製品を選ぶことです。手首の太さに対して腕時計のサイズが大きいと、視覚的に「腕の細さ」がさらに強調されます。逆に言えば、控えめなサイズのモデルを選ぶことで、標準的な腕のサイズに近く見える視覚的効果が得られるわけです。
また小径サイズの製品は、概してコンパクトで軽量。着用時に扱いやすいサイズ感であることは、実用的な面でメリットとなります。大型の文字盤を搭載したモデルと比べ、時刻の視認性の面ではやや劣りますが、それを上回る魅力を備えていると言えるでしょう。
以下では、男性向けの腕時計としては「控えめなサイズ」と言えるケース径が36mm以下の製品の中から、オンオフを問わずに着用できるおすすめモデルをセレクト。その魅力をご紹介します。
ティソ(Tissot)は、1853年に創業したスイスの老舗ウォッチブランド。現在は「オメガ」「ハミルトン」などを擁するスウォッチ・グループに属しています。
「T137.210.11.041.00」は、1978年に登場した同名のシリーズを復活させた「PRXシリーズ」からの1本です。本機は70年代のオリジナルモデルに準じた、ケース径35mmの仕様。扱いやすさと、伝統へのオマージュを両立させた点がポイントです。ケース上面の造形はフラット感が強調され、ブレスレットの意匠はケースと一体感があります。70年代らしい「フラット感とエッジ感」のある外観で、懐かしさと同時に新鮮さも感じられるデザインに仕上がっています。
駆動部には、スイス製のクオーツムーブメントを搭載。風防(文字盤前面のガラス体)の素材には傷防止加工が施されたサファイアガラスを使用するなど、日常的な使用にも配慮された仕様となっています。スイス製ながら「値頃感」のある価格もうれしく、幅広い場面で愛用できる常用機だと言えるでしょう。ケースとブレスレットはステンレス製で、10気圧防水です。
クラシカルな雰囲気の1本をお探しの方には、腕時計らしい「メカニカルな魅力」のあるクオーツモデルをご紹介します。
「RN-KA0003S」は、ケース径35mmの小ぶりなサイズ感が特徴の1本。インデックス(時指標)にローマ数字があしらわれ、盤面には型打ちが施された文字盤。本来はレディース向けモデルとなる本機ですが、トラッド感のあるデザインなことも相まってユニセックス感覚で愛用することが可能です。
文字盤内には、3つのインダイヤル(表示部)を備えます。日付と曜日のアナログ表示に加えて、6時位置の表示部からは、時間の進行に伴って太陽と月の姿を望むことができます。
風防にはサファイアガラスを、ベルトの尾錠にはDバックルを採用するなどの実用性の高い仕様を実現しつつ、実売価格で2万円台という高いコスパも魅力です。ムーブメントはクオーツ式で5気圧防水、ケースはステンレス製、バンドはレザー製です。別型番にて、本体がゴールド色のモデルも用意されています。
シンプル&シックな1本をお探しの方には、北欧発のスタイリッシュな1本をおすすめします。
「Iconic Link」は、ダニエルウェリントンらしいシンプルなデザインの本体に、金属ブレスレットを組み合わせたシリーズです。本機の特徴とも言える3連式のブレスレットは、ポリッシュ(艶あり)とサテン(艶消し)の組み合わせがスタイリッシュ。アクセサリーにも通じる「こだわりの仕上げ」が施される点が見どころです。
女性にも人気が高いブランドなだけあり、豊富なサイズから選べる点も魅力です。ケース径は28mmから40mmまで幅広くラインアップ。カラーバリエーションも展開されているので、パートナーの方とペアで選ぶのもおすすめです。ムーブメントはクオーツ式、ケースとブレスレットはステンレス製です。
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