最近は、さまざまな高機能中綿を使用したアウターが登場しており、軽くて蒸れないのに暖かい――そんな夢のような使い心地のアイテムも増えてきています。
ここでは筆者が購入して非常に感動した高機能中綿「ソロナオーラ(sorona AURA)」を使用したジャケットについて紹介します。
Fav-Log編集部員。学生時代はモノ系ブログを運営し、大学卒業後はモノ系媒体の企画営業としてスマートフォンやオーディオ製品のプロモーションに携わる。その後もコンシューマー向け媒体で、企画・進行として6年の経験を積んだのちFav-Log編集部へ。趣味のモノはカメラやオーディオをはじめとした家電・ガジェットや、自転車、ファッションなどデジタルからアナログまで多岐にわたり、気になった製品ジャンルはとことん調べるデータ収集タイプのオタク。
ソロナ(ソロナオーラ)は、今や当たり前となった素材であるナイロンを開発した米デュポン社が作った高機能中綿です。同じ厚みのダウンや中綿に比べて優れた保温性を持っているほか、柔軟性や通気性もあり、快適な着心地のウェアを作ることができます。
植物性由来樹脂を37%使用しており、環境にやさしい素材であることも特徴となっています。
そんなソロナを使用したアイテムとして今回購入したのは、米国シカゴ発のワークウェアブランド「ユニバーサルオーバーオール」の「インサレーションジャケット」です。
着まわしやすいノーカラーなので、インナーの種類を選ばず、中にパーカーやシャツ、タートルネックと何を合わせてもおしゃれに着こなせます。
また薄手なので、寒暖差の大きい季節には、職場や車に置いておく“置きダウン”やカバンに入れておく予備の防寒着としても活躍。持ち運びに便利な収納袋も付属し、出先での体温調節にも使えます。
筆者が購入した時の価格は1万2320円(税込)。高機能中綿を使用しつつ、コスパも良好でした。
これまでスペックや価格について紹介してきましたが、気になるのは実際に外で着た時の防寒性でしょう。
執筆時の2月27日ごろは、筆者の住んでいる地域では風が強く、11度前後の気温でした。そんな中、半袖Tシャツ1枚の上にインサレーションジャケットだけを羽織って出かけたのですが、寒さを感じることはありませんでした。
筆者が暑がりというのを考慮しても、だいたいの人が長袖のインナーを着れば12度前後の気候なら、これ1枚で快適に過ごせそうです。
特に防風性の高さがしっかりしており、強い風が当たってもシャットアウトしてくれたのが印象的でした。前の閉じがジッパーではなくスナップボタンなので、角度によっては、まれに風の冷気が侵入することもありますが、ジャケット自体は風をほぼ通さないと言ってよさそうです。
ここからは細かい着心地について紹介していきますが、まず感動したのが袖を通した時にヒヤッとしなかったことです。化繊系のアウターだと半袖で袖を通した時にヒヤッとした嫌な感覚があることが多いのですが、このジャケットは裏地がトロッとした不思議な感触でじんわりとした暖かみを感じられました。袖通しの感覚が非常に良いので、化繊系の裏地はすべてこれにして欲しいと感じたぐらいです。
また、もう一つの推しポイントが、防寒性に対して非常に軽い着心地と蒸れないことです。ここら辺は「ソロナとは?」の項目で紹介した素材自体の良さがしっかり出ているということでしょう。寒い屋外から暖かい店内などに入っても蒸れずに快適な着心地をキープしてくれました。
暖かい店内でも着たままで不快にならずに過ごせたので、春まで長く使えそうなのもグッドです。軽くて持ち運びが苦にならないので、春は体温調節用に細かく着たり脱いだりするのもよさそうです。
筆者がアウターを選ぶ際に重視するポイントとして1枚でサマになること、下が薄手でも暖かい保温性・防風性、蒸れないことの3点があるのですが、ユニバーサルオーバーオールのインサレーションジャケットは、いずれの項目も非常に高いレベルでまとまっていました。
保温性や蒸れない点については、ここまでも紹介してきましたが、シルエットがきれいなので1枚でもサマになる点もお気に入りポイントです。
また合わせる服によってきれい目にもラフ目にも寄せることができ、着回しというでも万能性が高く、例えば中にシャツ、ボトムスにスラックスを合わせればきれい目に、中にTシャツ、ボトムスにクライミングパンツなどを着ればアウトドアテイストにも着こなせます。
機能性も着こなしやすさも抜群の1着なので、これから春までかなりヘビーローテーションしそうです。
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