初めて「トレッキングシューズ」を購入するなら、ゴアテックス素材を使用したモデルを選ぶのがおすすめです。防水透湿性を備えており、シューズの中に雨が侵入するのを防ぎつつ、ムレをほどよく逃がしてくれます。
今回は、「ゴアテックス素材を使用したトレッキングシューズ」を3足紹介。耐久性や快適さ、価格を考慮に入れて、初心者から上級者まで満足できる一足を紹介します。どのシューズを選べばよいか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
キャラバンの「C1_02S」は、初心者から経験豊富な登山愛好家まで幅広く愛用されているモデル。その理由は、履きやすさを追求したデザインと、日本人の足に合わせた設計にあります。
足首周りには柔らかな素材を使用し、アキレス腱部分は浅くカットされているため、自然な歩行を妨げません。キャラバンは日本ブランドのため、日本人の足型に特化して設計されています。そのため長時間の使用でも疲れにくく、快適な歩行を実現します。また耐久性にも優れており、長期間使用することが可能です。
価格も手ごろで、初めてのトレッキングシューズに選ばれることが多いのも特徴。ただし、約590g(26.0cm片足標準)と少し重いことと、人気商品のため他の人と被りやすい点がデメリットとして挙げられます。
それでも、その性能とコストパフォーマンスから多くの人々に支持されています。初めてのトレッキングシューズ、または2足目として選ぶのがおすすめです。
スカルパ(SCARPA)の「ZGトレック」は、初心者から中級者までのトレッキング愛好家におすすめのシューズです。その魅力は、耐水スエードのアッパーと、クッション性の高いソールであるビブラム社のサリックストレック、そしてゴアテックスのライニングを備えた、汎用性が高く1年中使えるデザインにあります。
多くのアウトドアショップで取り扱われており、購入しやすいのも大きなメリット。また、サイズ表はEU表記がベースとなっており、日本で一般的な0.5cm刻みではなく、より細かい区切りになっています。そのため、日本ブランドのシューズがなんとなく合わないと感じている人も、合うサイズが見つかる可能性が高いです。
ただし足型はやや細めなので、サイズ選びは慎重に行うことをおすすめします。足の形によっては、足の小指がシューズの内側に当たって痛いと感じることがあるため、試着時に確認してみてください。
アディダスの「テレックス AX4 GORE-TEX」は、ランニングシューズやタウンシューズでおなじみの、アディダスが手がけるトレッキングシューズ。ランニングシューズなどで培ったノウハウが生かされており、軽く動きやすく、足入れ感が心地よく、サポート力が高いのが特徴です。耐久性もあるため、長時間のトレッキングでも信頼できるパートナーとなることでしょう。
あらゆるコンディションでグリップ力を発揮するContinentalラバーを搭載しており、ガレ場やぬれた木道、獣道なども安心して歩けます。シンプルなデザインのためスニーカー感覚で履きやすく、普段の散歩や買い物など、日常生活にも使えるモデルを選びたい人におすすめです。
ただし足幅はやや細いので、サイズ選びに注意が必要。足が幅広い人は、大きめのサイズを検討するとよいでしょう。
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