「ローカットのトレッキングシューズ」は、軽量で足首周りがゆったりとしているため、長時間歩いても疲れにくいのが特徴。通気性にも優れており、着脱のしやすさや、パッキングが簡単な点も魅力です。
一方で足首のサポートが弱いため、不安定な地形での使用や重い荷物を背負う場合には注意が必要。自分に合うシューズを選ぶことが重要です。今回は、初めての購入にもおすすめのローカットのトレッキングシューズを紹介します。
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
サロモンの「XA PRO 3D GORE-TEX(エックスエープロ 3D ゴアテックス)」は、同ブランドのトレイルランニングシューズの代表作であり、登山でも多くの人が愛用するモデルです。
このシューズは、ラグ(ソールの突起)パターンの最適化とAll Terrain Contagripの採用により、グリップと長時間の保護性能が向上しています。溝が深すぎないので足裏の感覚を損なわずに足の指を使って歩きやすく、滑りやすい岩の上やぬれた木道などでも地面をギュッと捉えやすいのが魅力です。
トレランシューズとして販売されているモデルにはつま先部分が柔らかいものもありますが、こちらは「補強トゥキャップ」と呼ばれる硬い素材を取り付けています。硬い岩につま先がぶつかっても指や爪を痛めにくく、安全に歩き続けられるのがポイント。サロモンならではの「クイックレースシステム」を搭載したモデルのため、靴ひもを緩めたり、締めたりといった調整がワンタッチでできるのも人気の理由です。
キーン(KEEN)の「ターギー フォー ウォータープルーフ」は、その名の通り防水性能を備えたトレッキングシューズです。このシューズの特徴は、優れたフィット感と安定性です。特にかかと部分のフィット感が抜群で、長時間の歩行でも足が疲れにくい設計になっています。
またつま先が広めになっているため足が痛くなりにくく、快適に歩き続けることが可能。アッパーはヌバックレザーを使用しているため、履いていくうちに柔らかくなり、自分の足型に合っていきます。足が幅広で、シューズを履くと指が痛くなりがちな人におすすめです。
防水性と通気性を兼ね備えた素材「KEEN.DRY」を採用しているのもポイント。これにより、雨天時でも足元をドライに保つことができます。また、滑りにくさにこだわったアウトソールや全方向対応型のラグパターンを使用。不安定な道でも安心して歩けます。自然になじむ、温かみのある可愛らしいデザインも魅力です。
ザ・ノース・フェイスの「ベクティブ ファストパック フューチャーライト」は、約311g(27cm/片足)と軽く、スニーカー感覚で履けるローカットトレッキングシューズ。同ブランド独自の防水透湿素材「フューチャーライト」を使用しているため、雨天時でも足元をドライに保つことができます。ムレにくいため、暖かい時期の登山にもぴったりです。
安定性とクッション性が高いため、足への負担を軽減し安全に歩き続けられます。また、ソールには高反発の3D TPUプレートを使用することで、地面からの衝撃を吸収し、着地時の横ブレも防ぎます。
ソール全体のカーブにより、前に進むための推進力もサポート。2〜3時間ほどの軽いハイキングはもちろん、慣れてきたら泊まりがけなど長時間の山行にも使えるでしょう。
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