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初めての1台におすすめの「ミニポータブル電源」3選 コスパ良好で軽い250Wh〜300Whのモデルをピックアップ 春のアウトドアに【2024年4月版】

» 2024年04月25日 18時30分 公開
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 キャンプやバーベキューなどアウトドアレジャーを楽しむ際、「ポータブル電源」があればスマートフォンなどの充電に加え、調理家電や照明器具も使用できて快適さがグッとアップするものです。さらに、レジャーだけでなく災害時の備えになるという面もあります。

Jackery ポータブル電源 240 Jackery ポータブル電源 240(出典:Amazon

 しかし、大型のポータブル電源には、10万円を超えるような価格のものも多く、重さゆえに携行する際の負担も大きくなりがち。カジュアルにアウトドアレジャーへの一歩を踏み出したいと思っている人にはややハードルが高く感じることもあるでしょう。

 一方、昨今の市場には、250Wh〜300Wh程度のコンパクトなポータブル電源も充実しており、こちらは3万円〜5万円台で入手可能で、持ち運びも比較的容易です。ここでは、こうしたミニポータブル電源の代表的な製品を3つピックアップして紹介します。

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway

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Jackery ポータブル電源 240

 1つ目に紹介するのは、米国ブランドのJackery(ジャクリ)が2019年に発売したロングセラー商品「Jackery ポータブル電源 240」。本体サイズ約230(幅)×133(奥行き)×167(高さ)mm、重さ3.1kgのコンパクトな形状で、ハンドルも備わっており、収納および携行のしやすさが際立ちます。動作温度および保管温度はマイナス10度〜40度。充電温度は0度〜40度です。

Jackery ポータブル電源 240 Jackery ポータブル電源 240(出典:Amazon

 バッテリーにはリチウムイオン電池が使われており、バッテリー容量は240Whで、スマートフォンなら14回程度、ノートパソコンなら3回程度の充電が可能。防災用とする場合に、4人家族で3日分のスマホのバッテリーを確保できるとされています。

 また、出力ポートにはUSB Type-A×2以外にも、コンセントが1つ、シガーソケットが1つ備わっています。そのため、200W以下の家電を動かすことが可能で、液晶テレビ(60Wで約3.4時間)や、電気毛布(55Wで約4時間)なども使用できます。

「Jackeryポータブル電源240」。2021年時点では1万9800円弱でしたが、執筆現在は2万9800円 「Jackeryポータブル電源240」。2021年時点では1万9800円弱でしたが、執筆現在は2万9800円

 保証期間は基本2年間備わっており、1年の自動延長保証を含めると最大3年間あることも安心できるポイントです。価格は2019年当時のそれよりは値上がりしているものの、2024年4月現在でも2万9800円(税込、以下同)で入手でき、無理なくポータブル電源デビューできる定番の1台です。

Anker 521 Portable Power Station(PowerHouse 256Wh)

 2つ目に紹介するのは、アンカー・ジャパンが2021年12月に発売した「Anker 521 Portable Power Station(PowerHouse 256Wh)」です。本記事執筆時点におけるAmazon.co.jpでの価格は2万9900円です。

Anker 521 Portable Power Station(PowerHouse 256Wh) Anker 521 Portable Power Station(PowerHouse 256Wh)

 同製品は、経年劣化の少ない「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用し、一般的なポータブル電源と比べて寿命が約6倍とうたっているのが特徴。具体的には、3000回使用した後でも初期容量の80%以上を維持できるとされています。また、製品保証期間が長いことも安心できるポイント。基本18カ月間に加え会員登録後にさらに42カ月間伸ばすことができ、計60カ月間(5年間)が備わります。

 サイズは約211(幅)×216(高さ)×144(奥行き)mmで、重さは約3.7kg。上部には持ち運び用のハンドルを備えます。バッテリー容量は256Wh(8万mAh)。バッテリー本体の充電は、付属のACアダプターを使うほか、USB Type-Cでも可能。さらにACアダプターとUSBの同時充電も行え、その場合は90分で80%までの充電が行えるとされています。出力端子はAC×2、USB Type-C、USB Type-A×2、シガーソケットの計6つを備えます。

Anker 521 Portable Power Station(PowerHouse 256Wh) Anker 521 Portable Power Station(PowerHouse 256Wh)(出典:Amazon

 なお、同社は2023年8月に同シリーズの後継モデルとなる「Anker 522 Portable Power Station(PowerHouse 320Wh)」も発売済み。こちらの販売価格は3万9990円ですが、本記事執筆現在において公式サイトおよびAmazon.co.jpでは売り切れ表示になっていました。

 サイズは約211(幅)×216(高さ)×144(奥行き)mm、重さは約3.9kg。前世代モデルの「Anker 521 Portable Power Station(PowerHouse 256Wh)」と同じサイズを維持しつつ、バッテリー容量が32Whまで増量していること、そしてUSB Type-Cポートが2つに増えていることなどが変更されたポイントです。もし在庫が確認できるタイミングがあれば、こちらも合わせて検討してみると良いでしょう。

Victor ポータブル電源 コンパクトモデル 256Wh BN-RF250

 最後に紹介するのは、JVCケンウッドが2023年10月に「Victor」ブランドから発売したコンパクトモデル「BN-RF250」です。本体サイズは約250(幅)×145(高さ)×178(奥行き)mmで、重さは約4kg。ハンドルは折りたたみ式を採用しています。価格は5万3900円で、保証期間は2年間となっています。

Victor ポータブル電源 コンパクトモデル 256Wh BN-RF250 Victor ポータブル電源 コンパクトモデル 256Wh BN-RF250

 同製品の特徴として、こちらもリン酸鉄系リチウムイオン充電池を採用していて、繰り返し充電能力が約4000回まで強化された点が重要。さらに、過充電や過放電を防ぐ機能が備わっており、充電完了後もコンセントに挿したままで利用できるのもポイントです。コンセントから同製品を中継して家電に給電することで、停電時の自動給電に対応できます。

 入力はAC、DCの2ポート。出力端子はAC、USB Type-A×2、USB Type-C、シガーソケットの計5つを備えます。

 なお、ここでは、各種ポートの仕様についての詳細な表記を割愛しています。製品検討時には、想定用途に関して、対応する出力などに問題がないか確認するようにしてください。

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